「2歳の子と家で何をして遊ぼう?」
「いつも同じ遊びになってしまう。ほかに何かないかな?」
2歳ごろは、貼る・描く・組み立てる・まねをするなど、遊び方が少しずつ広がります。でも、遊びのレパートリーが思いつかない日もありますよね。
わが家では、シール・はさみ・粘土・お絵描き・パズル・ピタゴラス・おままごと・音楽遊びなど、その日の興味に合わせて遊んでいました。
この記事では、わが家で遊んだものを中心に、家でできる2歳の知育遊び15選を紹介します。遊び方と広げ方も書いたので、今日の「何して遊ぶ?」に合わせて選んでみてください。
この記事の結論
15種類を全部試す必要はありません。「貼るのが好き」「体を動かしたい」など、今の興味から1つ選び、子どもの反応に合わせて遊び方を変えてみましょう。
遊びを選ぶ前に|2歳の「今の好き」を見てみよう
同じ2歳でも、シールを貼りたい日もあれば、座らずに音楽に合わせて動きたい日もあります。遊びを選ぶときは、今何に手を伸ばすかを見てみましょう。
好きなことが見えたら、まずはいつもの遊びをそのまま楽しみます。シールなら大きさを変える、積み木なら並べて道にするなど、変えるのは一つだけでも十分です。
保育所保育指針でも、1歳以上3歳未満は発達の個人差を踏まえ、一人ひとりの姿に応じて関わることが示されています。「2歳向け」と書かれた遊びでも、本人には難しい日や、まだ興味がない時期があります。
この記事の15選は、達成するためのリストではなく、遊びを探すためのリストです。気になるものから拾ってください。
教材編集者MEMO
完成した作品だけでなく、「いつもと違う貼り方をした」「今日は自分から取り出した」など、遊んでいる途中の様子も見てみましょう。
ワークや学習アプリも含めて何を取り入れたか知りたい方は、2歳の家庭学習でわが家がやったことにまとめています。
2歳におすすめの知育遊び15選
ここからは、2歳ごろに家で取り入れやすい知育遊びを、7つの分野に分けて紹介します。
発達には個人差があるため、15種類すべてに取り組む必要はありません。本人が興味を示したものや、家にあるものでできるものから選んでみてください。

指先を使う遊び
1.シール貼り
シール貼りは、指先で台紙からはがし、狙った場所へ貼る遊びです。鉛筆を上手に持てなくても始めやすく、2歳の最初の机上遊びにも向いています。
最初は大きくて厚みのあるシールを用意し、自由に貼るだけでOK。慣れてきたら、丸の中へ貼る、同じ色の場所へ貼る、絵を完成させるといった遊びへ広げられます。
2.クレヨン・お絵描き
大きな紙に自由な線を描く、ぐるぐる描く、親が描いた道をなぞるなど、2歳のお絵描きは自由に手を動かすところから始められます。
わが家でも2歳ごろは、最初からきれいな丸や形を描けたわけではありません。自由な線やぐるぐるを楽しみ、運筆ワークにも触れる中で、3歳に近づくころに少しずつ丸らしい形が出てきました。
「2歳なのに丸が描けない」と気になる方は、2歳のお絵描きと丸の描き方についての記事で詳しく紹介しています。
3.粘土遊び
粘土は、握る、押す、ちぎる、丸める、伸ばすと、1つの素材でさまざまな手の動きを楽しめます。
2歳なら、何か立派な作品を作らなくても大丈夫。親が作った丸をつぶす、細長くした粘土を切る、型で抜くといった簡単な遊びでも十分楽しめます。
4.はさみ・ちぎり遊び
紙をちぎって箱に入れる、ちぎった紙を貼る、親と一緒にはさみで1回切りをする遊びです。
はさみを使う場合は、幼児用を選び、必ず大人がそばにつきます。最初から線に沿って切らせるのではなく、細く切った紙を「パチン」と1回で切るところから始めると取り組みやすいです。
注意・補足
シールや粘土の小さな部品、はさみなどを使う遊びは、誤飲やけがを防ぐため必ず大人の見守りのもとで行ってください。遊び終わったら手の届かない場所へ片付けましょう。
考える・組み立てる遊び
5.型はめ・パズル
型はめやパズルは、形や向きを見ながら「どこに入るかな」と試せる遊びです。
わが家では1歳後半から簡単な型はめやパズルに触れ、2歳になったばかりのころは20ピース前後、2歳の終わりごろには55ピースほどにも取り組みました。ただし、一直線に進んだわけではなく、あまり遊ばない時期もありました。
ピース数よりも、持ち手付きの板パズル、大きなピース、好きな絵柄など、今の子どもが扱いやすいものを選ぶのがおすすめです。
パズルの選び方や始め方は、2歳のパズルについての記事で詳しく紹介しています。
6.積み木・ブロック・ピタゴラス
積み木やブロックでは、積む、並べる、囲む、見立てるなど、発達や興味に応じた遊び方ができます。
娘も積み木で遊びましたが、2歳ごろは積み木以上に磁石でつながるピタゴラスを好んでいました。平面に並べるだけの日もあれば、親が組み立てた形を崩したり、簡単な形を一緒に作ったりする日もありました。
お手本どおりに作ることにこだわらず、並べるだけ、色を分けるだけでも遊びになります。
ことばを楽しむ遊び
7.絵本の読み聞かせ
絵本は、ことばを覚えさせるためだけでなく、絵を見て発見したことを伝えたり、親子で同じものに注目したりできる遊びです。
最初から最後まで静かに聞かなくても問題ありません。好きなページだけ開く、知っているものを指さす、「ワンワンいたね」と会話するなど、その子なりの楽しみ方を大切にします。
8.カード・まねっこ遊び
動物や身近なもののカードを見ながら、名前を言う、鳴き声や動きをまねする遊びです。
「これは何?」と答えを求め続けるより、「ぞうさん、大きいね」「うさぎみたいに跳んでみよう」と会話や身体の動きへ広げると、クイズになりすぎず楽しめます。
想像してやり取りする遊び
9.おままごと・見立て遊び
2歳ごろは、大人の行動をまねして、食べ物を切るふりをしたり、人形へ食べさせたりする遊びが増えてきます。
専用のキッチンがなくても、空き箱をお皿にする、布を布団にする、ブロックを食べ物に見立てるなど、家にあるものから始められます。
わが家でも1歳ごろの簡単なまね遊びから始まり、2歳ごろには料理をするような遊びへ広がりました。その後、年齢とともに役になりきったり、物語を作ったりする姿につながっています。
年齢ごとの変化は、おままごとの遊び方についての記事にまとめています。
10.人形・ぬいぐるみのお世話遊び
人形やぬいぐるみに食べ物をあげる、寝かせる、着替えさせる遊びです。
難しい設定を大人が用意する必要はありません。「眠そうだね」「ごはんにする?」と短く声をかけ、子どもの遊びに合わせます。自分の日常を再現する姿が見られることもあります。
音楽・リズムを楽しむ遊び
11.手遊び歌・まねっこダンス
大人の動きをまねする手遊び歌や、音楽に合わせて自由に踊る遊びです。
手をたたく、両手を上げる、しゃがむなど、簡単な動きを一緒に楽しみます。正しくまねできなくても、音楽を聞いて身体を揺らしていれば十分です。
12.ストップ遊び・楽器遊び
音楽が鳴ったら動き、止まったら一緒に止まるストップ遊びや、タンバリン・すず・マラカスを鳴らす遊びです。
娘はストップ遊びを特に喜び、大人の動きをまねしたり、自分で踊ったりしていました。楽器を何度も鳴らす日がある一方で、気分によって参加しない日もありました。
家でできる具体例は、1〜2歳のおうちリトミックについての記事で詳しく紹介しています。
身体を動かす遊び
13.ボール・まねっこ運動
ボールを転がす、箱へ入れる、親子で渡し合うほか、動物のように歩く、親のポーズをまねするといった遊びです。
室内では周囲の安全を確認し、投げるより転がす遊びから始めると安心です。タオルをまたぐ、クッションを避けて歩くなど、身近なものを使った動きも楽しめます。
14.公園・散歩で見つける遊び
散歩中に赤いものを探す、葉の大きさを比べる、車の色を言う、階段を数えるなど、外出先にも遊びのきっかけがあります。
何かを覚えさせようとしなくても、「風が強いね」「大きな石だね」と一緒に気づくだけで十分。室内遊びとは違う音・感触・動きに触れられます。
すべり台やブランコを怖がる日は、遊具に乗らず、歩いたり周りを眺めたりするだけでも大丈夫です。遊具との距離の取り方に迷ったら、公園の遊具を怖がる子への関わり方も参考にしてみてください。
生活の中でできる遊び
15.数える・分ける・お手伝い
おやつを1つずつ並べる、靴下を組にする、洗濯物を家族ごとに分ける、野菜を袋へ入れるなど、生活の中でも数や分類に触れられます。
2歳の数遊びでは、数字を読ませることだけにこだわる必要はありません。「1個どうぞ」「どっちが多い?」「もう1つ入れよう」といったやり取りも、量や比較に触れる経験になります。
数の理解については、2歳の数字についての記事で詳しく紹介しています。
わが家の実体験
2歳ごろは、ひとつの遊びを計画どおり進めるより、その日に本人が選んだものへ付き合うことが多くありました。シールを何枚も続ける日もあれば、パズルを出してもすぐ終わる日もあります。毎日同じように取り組まなくても、しばらくすると以前できなかった遊びへ戻り、自分から試すこともありました。
何をするか迷ったら「今の好き」から選ぼう
遊びの候補が多いと、今度は「どれを優先すればいい?」と迷うかもしれません。
- 貼ることが好き → シール
- 描くことが好き → クレヨン・大きな紙
- 手を動かし続けたい → 粘土・積み木・ピタゴラス
- 考えて試すのが好き → 型はめ・パズル
- 話す・まねするのが好き → 絵本・カード・おままごと
- 音楽が好き → 手遊び歌・ストップ遊び・楽器
- じっとしていられない → ボール・散歩・まねっこ運動
苦手を練習させることから始めなくても構いません。まずは好きな遊びで「自分からやってみる」時間を作り、そこから少しだけ別の動きや素材を加えていくと自然に広げやすくなります。

2歳の知育遊びを楽しむ5つのコツ
1.短い時間で終わっても気にしない
準備した遊びに数分しか取り組まないこともあります。2歳では興味が次々に移ることも珍しくありません。長時間集中させることを目標にせず、「少し触れたら今日は終わり」でも大丈夫です。
2.大人が正解を先に見せすぎない
パズルや積み木では、すぐに正しい場所や作り方を教えたくなります。安全に関わらない範囲なら、まずは子どもが向きを変えたり、別の場所を試したりする時間を待ってみます。
3.「できた?」より遊んでいる過程を見る
完成できたか、何個積めたか、何ピースできたかだけでなく、手に取った、比べた、やり直した、助けを求めたといった過程にも目を向けます。
4.難しければ簡単な遊びへ戻る
対象年齢が2歳でも、子どもによって難しく感じることがあります。パズルのピースを減らす、線の太い運筆に戻る、はさみをちぎり遊びへ変えるなど、今楽しめる段階へ戻して構いません。
5.毎日すべてを用意しない
知育遊びを毎日のノルマにすると、親も子どもも負担になります。出しやすい場所に数種類だけ置く、雨の日だけ工作をするなど、続けやすい形で十分です。
道具がないときは、家にあるものから始めよう
遊びのための道具を買い足す前に、家にあるものを使えるか探してみましょう。
- 空き箱をおままごとの食器にする
- 広告や包装紙をちぎって紙に貼る
- 丸めた紙を転がして箱に入れる
- タオルを人形の布団にする
- おやつや果物を一緒に数える
- タオルをまたぐ・上を歩く
遊びに使うものは、安全と扱いやすさを確認してから渡します。紙をちぎるときは誤飲しそうな小片を残さず、箱の留め具やテープなども確認してください。
市販のワークや教材を取り入れるかどうかも含めて考えたい方は、2歳の家庭学習でわが家がやったことをご覧ください。
2歳の知育遊びでよくある質問
15種類を全部試したほうがいいですか?
全部試す必要はありません。まずは今好きなことに近い遊びを一つ選びます。しばらく同じ遊びばかり続いても、本人が楽しんでいるなら次々に変えなくて大丈夫です。
遊びを出してもすぐにやめるときは?
難しすぎないか、準備や片付けに時間がかかっていないかを見直してみます。シールなら一枚だけ、パズルなら数ピースだけ出すなど、すぐ始められる形にするのも一案です。
知育玩具は何個くらい必要ですか?
必要な個数に決まりはありません。今よく遊ぶものを取り出しやすく置き、使わないものを一度しまって入れ替える方法もあります。空き箱や紙などで始められる遊びもあります。
外へ行けない日は何をして遊ぶ?
部屋で体を動かしたいなら音楽に合わせたストップ遊びや、柔らかいボールを転がす遊びがあります。座って遊びたい日ならシールや粘土、絵本などから選んでみてください。
遊びに誘っても「やらない」と言われたら?
無理に参加させず、大人が少し遊んで見せる、別の日に出す、本人が選べるように2種類だけ提示する方法があります。興味がない遊びを完成させることより、安心して「やらない」と言えることも大切です。
まとめ|2歳の知育は好きな遊びを少し広げよう
2歳と遊ぶときは、今好きなことやその日の気分を出発点にすると選びやすくなります。
- シール・お絵描き・粘土で指先を使う
- パズル・積み木・ピタゴラスで試して考える
- 絵本・カード・ごっこ遊びでことばややり取りを楽しむ
- 音楽・ボール・散歩で身体を動かす
- お手伝いや数える遊びを生活に取り入れる
わが家でも、毎日計画的にすべてを行っていたわけではありません。本人がその日に選んだ遊びを一緒に楽しみ、難しければ戻り、飽きたら別のものへ変えていました。
まずは「今、何に興味があるかな」と様子を見て、好きな遊びを少しだけ広げるところから始めてみてください。