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年少のワークは何冊必要?3・4歳は1冊ずつ?複数冊を並行する選び方

「年少さんのワークって、何冊くらい用意すればいい?」

「ひらがな・数字・迷路……全部買ったほうがいいの?」

「1冊終わってから次のワークに進むべき?」

本屋さんの幼児教材コーナーへ行くと、年少向けのワークだけでもたくさんありますよね。

わが家でも、親が選んだワークだけでなく、娘が本屋さんで「これがいい!」と選んだものを取り入れていました。

先に結論からいうと、年少さんに「ワークは○冊必要」という決まりはありません。

初めてなら1冊からでもOK。反対に、ひらがな・数・迷路など、目的の違うワークを複数冊用意して、その日の気分で選ぶ方法もあります。

大切なのは、「何冊やらせる?」ではなく、「このワークでどんな経験をしてほしい?」と考えることです。

この記事では、教材編集に10年以上携わってきた経験と、わが家での実体験をもとに、年少のワークは何冊必要なのか、1冊ずつ終わらせるべきか、複数冊ならどう組み合わせるのかをわかりやすく紹介します。

年少のワークは何冊必要?

まず知っておきたいのは、「年少ならワークを○冊やる」という公的な基準はないということです。

文部科学省の幼稚園教育要領では、幼児期には遊びや生活の中で、数量や図形、文字などに興味や関心をもつことが大切にされています。

幼稚園教育要領解説でも、幼児自身の必要感や興味・関心から始まる体験を大切にする考え方が示されています。

つまり、「年少だからひらがなワークを1冊」「数字も1冊」「ちえも1冊」と、決められた冊数をこなすことが幼児教育の目標ではありません。

家庭用ワークについても、私は冊数そのものを目標にしなくていいと考えています。

POINT

年少ワークは「何冊やるか」より「今の子どもに合っているか」を大切に。

最初は1冊でもOK。興味や得意・苦手が見えてきたら、必要に応じて違うタイプのワークを追加する方法もあります。

初めての年少ワークなら、まず1冊からでもOK

これから初めて家庭学習をするなら、いきなり何冊もそろえる必要はありません。

  • 迷路が好き
  • シールが好き
  • 数字に興味がある
  • 文字を読み始めた
  • お絵描きが好き

など、その子が興味をもちそうなものから1冊選んでみる方法があります。

最初の目的は、「ワークって楽しい!」と思えること。

1冊取り組んでいるうちに、「迷路はどんどんやる」「ひらがなになると止まる」「数字が好きみたい」など、その子の好みも見えてきます。

そこから次のワークを考えても遅くありません。

1冊ずつ終わらせる?複数冊を並行する?

ここは悩みやすいところですよね。

結論としては、どちらの方法でも構いません。それぞれに使いやすさがあります。

1冊ずつ取り組むメリット

  • 管理しやすい
  • 教材が増えすぎにくい
  • 子どもも選択に迷いにくい
  • 「1冊できた!」という達成感につながりやすい

初めてワークをする家庭にも取り入れやすい方法です。

1冊ずつ取り組むときに気をつけたいこと

一方で、「この本を終わらせないと次へ行けない」と考えすぎる必要はありません。

たとえば、前半の迷路は楽しくできたのに、後半で急に難しくなった。そんなときまで「あと20ページ残っているから全部やろう」と進めると、教材を終わらせること自体が目的になってしまうことがあります。

一度休んだり、別の教材へ移ったりするのも選択肢です。

複数冊を並行するメリット

複数冊あると、その日の興味に合わせやすくなります。

たとえば、「今日は迷路!」「今日は数字!」と子ども自身が選ぶこともできます。

また、ひらがなで少し疲れたら簡単な運筆へ、というように、難易度の違う教材を組み合わせることもできます。

複数冊を並行するときに気をつけたいこと

一方で、冊数が増えるほど「せっかく買ったんだから全部やらせなきゃ」と親が焦ってしまうこともあります。

複数冊を用意するなら、「全部を毎日やるため」ではなく「選択肢を増やすため」くらいに考えておくと使いやすいです。

【教材編集者の視点】複数冊なら「冊数」より役割を分ける

もし複数冊を用意するなら、私は冊数より中身のバランスを見ます。

たとえば3冊用意するとして、ひらがなワークを3冊そろえる方法もありますが、

  • サクサクできるもの
  • 少し考えるもの
  • 今興味があるもの

のように、役割を変える方法もあります。

1.「できた!」を作りやすいワーク

迷路や運筆、シールなど、その子が比較的取り組みやすいもの。

全部を簡単な教材にするという意味ではありません。家庭学習の中に、「これならできる!」と思えるものがあると取り組みやすくなります。

2.少し考えるワーク

数、仲間分け、間違い探し、規則性など、少し考えて答えるタイプの問題です。

すぐ答えられるものだけでなく、「どっちかな?」と考える経験も取り入れます。

3.今、興味があるワーク

そして大切にしたいのが、そのとき本人が興味をもっているもの。

文字に興味が出てきたなら、ひらがな。数字が好きなら、数。迷路ばかりやりたがるなら、迷路。

大人が決めた順番どおりでなくても構いません。

教材編集者MEMO|3種類そろえる必要はありません

ここで紹介した3つは、ワーク選びを考えやすくするための分類です。

「年少なら3種類・3冊必要」という意味ではありません。

1冊の中に運筆・数・ことば・ちえなど複数の内容が入っている教材もあります。今持っているワークで十分なら、無理に買い足さなくて大丈夫です。

わが家では複数のワークを使っていました

わが家の場合、年少ごろは1冊だけを順番に進めるというより、複数のワークを使っていました。

ワークに取り組む頻度は週3〜4回ほど。普段は1回5〜6ページくらいでしたが、娘はもともと「もっとやりたい!」タイプ。

簡単な運筆ワークやサクサク進められる「うんこドリル」などは、気に入るとそのまま1冊やってしまうこともありました。

ところが、ひらがなが入ってくると少し変化がありました。

それまで遊び感覚で進めていたワークに急に「お勉強感」が出て、ペースが落ちたんです。

そこで、「このひらがなワークを買ったんだから、まず全部終わらせよう」とはしませんでした。

代わりに、運筆をたくさん取り入れました。

線を引く。迷路をする。なぞる。手を動かす経験を増やしてから、少しずつ文字へ。

この経験からも、教材に子どもを合わせるより、そのときの子どもに教材を合わせるほうが、わが家には合っていました。

実体験|「終わらせる」より今できるものを選びました

ひらがなでペースが落ちたとき、ひらがなのページを何枚も追加するのではなく、運筆を多めにしました。

複数のワークがあると、「今日はこれならできそう」と内容を変えやすかったのもよかったところです。

わが家では、1冊を完璧に終えることより、そのとき楽しく取り組めるものを選ぶことを大切にしていました。

親が選ぶワーク+子どもが選ぶワークも取り入れました

わが家では、ワークをすべて私が選んでいたわけではありません。

私が「今ならこのくらいかな」と選んだものに加えて、本屋さんで娘自身に好きなワークを選んでもらうこともありました。

親は「今の発達に合っているかな?」「運筆をやってほしいな」「次はひらがなかな」と考えて選びます。

一方、子どもは「このキャラクターがいい!」「シールがいっぱい!」「これ楽しそう!」と、まったく違う目線で選ぶことがあります。

でも、本人が選んだワークだからこそ、「これやりたい!」と自分から持ってくることも。

親目線と子ども目線、どちらもあっていい

もちろん、子どもが選んだものなら何でも買う必要はありません。

難易度や内容、似た教材をすでに持っていないかなどは大人が確認します。

そのうえで、親が選ぶ1冊+本人が選ぶ1冊という選び方もできます。

家庭学習を「やらされるもの」だけにしないためにも、本人が選ぶ機会を作るのは、わが家では取り入れてよかった方法でした。

何冊も買ったのにやらない…全部終わらせなくてもいい?

ワークが増えてくると出てくるのが、「途中のワークが何冊もある……」という問題。

もったいなく感じますよね。

でも私は、「買ったワークは必ず最初から最後までやらなければ」と考えすぎなくてもいいと思っています。

これは公的な「正しいワークの使い方」が決められているという話ではなく、家庭で教材を使うときのひとつの考え方です。

  • いったん休む
  • 好きなページを選ぶ
  • 簡単なページだけ使う
  • 数か月後にもう一度出してみる

という使い方もできます。

3歳のときには難しかった問題が、数か月後にはあっさりできることもあります。

注意・補足|「全部終わらせない=適当に使う」ではありません

ワークを最後までやり切る経験に達成感を感じる子もいます。

一方、難しいページでずっと止まってしまう子もいます。

「必ず完走」「途中でやめてOK」のどちらかに決めるのではなく、その子が今どんな状態かを見て判断するのがおすすめです。

同じジャンルのワークを何冊も買ってもいい?

「うちの子、迷路しかやりたがらない」ということもありますよね。

好きで楽しんでいるなら、同じジャンルのワークを複数冊使う方法もあります。

「好き」を入口にするのは悪いことではありません。

ただし、3歳向け迷路を3冊終えた→次は4歳向け→すぐ5歳向けのように、冊数を終えたことだけを理由に難易度まで急いで上げる必要はありません。

たくさんできることと、より難しい問題が適していることは別です。

好きなレベルを繰り返したり、少しだけ難しい問題を混ぜたりしながら様子を見ます。

3歳ごろに迷路が難しかったわが家では、いったん対象年齢の低い迷路に戻したことで、また楽しめるようになりました。

3歳で迷路ができないのは大丈夫?うまく進めない理由と練習のコツ

ワークを買いすぎてしまうときの3つのチェック

幼児ワークって、つい買いたくなるんですよね。

「これもよさそう」「こっちもやらせたい」と増えてきたら、買う前に3つチェックしてみます。

1.似た内容のワークをすでに持っていない?

まず本棚をチェック。

ひらがなの練習帳がすでに何冊もあるなら、新しく買うより、今ある教材を使えるかもしれません。

2.子どもが選べる量になっている?

選択肢があることはメリットですが、たくさんありすぎて選びにくくなることもあります。

全部を机に並べるのではなく、「今日はこの3冊から選ぶ?」と絞る方法もあります。

3.「買ったからやらせなきゃ」になっていない?

これが一番気をつけたいところです。

ワークが増えるほど、「せっかく買ったのに!」という気持ちも出てきます。

でも、そのプレッシャーが家庭学習の時間に出てしまったらもったいないですよね。

買う前に、「今、本当にこの1冊が必要?」と一度考えてみます。

年少ワークはどんなジャンルを用意する?

具体的にワークを追加するときは、子どもの興味に合わせてジャンルを考えてみます。

運筆・迷路

線を引いたり、鉛筆を動かしたりするタイプ。

文字を書く前の時期にも取り入れやすいジャンルです。

わが家でも、ひらがなでペースが落ちたときに運筆を多めに取り入れました。

ひらがな

文字に興味が出てきたら選択肢に。

ただし、年少だから「書けるようにしなきゃ」と焦る必要はありません。

文部科学省の幼稚園教育要領解説でも、幼児期の文字については、正確に読み書きできるよう習熟させることそのものではなく、生活や遊びの中で興味・関心を広げることが重視されています。

まずは「これ、○○ちゃんの『○』だ!」と文字に気づくところからでも十分です。

年少でひらがなが読めないのは遅い?3・4歳の目安と家庭でできること

4歳でひらがなが書けないのは大丈夫?読めるけど書けない理由と練習法を教材編集者が解説

数・数字

数字を書く練習だけではなく、数える、多い・少ない、同じ数を見つける、順番を考えるなど、いろいろなタイプがあります。

数字を書くことだけに偏らず、生活や遊びの中で数に触れることも大切です。

ちえ・思考系

仲間分け、間違い探し、順番、規則性など。

「お勉強」というより、クイズ感覚で取り組めるものもあります。

シール・工作系

まだ鉛筆ワークにあまり興味がない子なら、シールや工作から始める方法もあります。

「机に座って鉛筆を持つ」ことだけが家庭学習ではありません。

教材編集者MEMO|年齢表示だけで選ばなくてもOK

「3歳用」「年少用」は教材選びの参考になりますが、同じ年少さんでも興味や経験には違いがあります。

年齢表示に加えて、実際の問題を見て「今、楽しめそうか」も確認して選びましょう。

年少ワークを何冊持つか迷ったら、この順番で考えよう

STEP1|まず興味のある1冊から

初めてなら、まず1冊。好きなキャラクターや迷路、シールなど、入口は何でもOKです。

STEP2|好き・苦手を見つける

取り組んでみると、「これは好き」「これはまだ難しそう」が見えてきます。

STEP3|必要なら違う役割のワークを追加

運筆が好きなら次は数、数が好きならちえ、というように、違う経験を加えてもいいでしょう。

STEP4|本人にも選んでもらう

本屋さんで一緒に選ぶのもおすすめです。

「自分で選んだ」ということが、やる気につながる場合もあります。

STEP5|合わなければ休む・戻る・変える

買った教材に合わせて子どもを進ませる必要はありません。

難しければ簡単なものへ。興味がなくなったら休む。またやりたくなったら戻る。

そのくらい柔軟に使って大丈夫です。

年少ワークは1日何枚やればいい?

冊数を決めると、次に気になるのが「じゃあ1日何枚やればいい?」ですよね。

でも、持っているワークの冊数と、1日に取り組む量は別に考えます。

5冊持っているからといって、毎日5冊全部をやる必要はありません。

わが家でも複数のワークを使っていましたが、毎日すべてに取り組んでいたわけではありませんでした。

その日の気分や内容によって進む量も違います。

1日に取り組む量については、こちらの記事で詳しくまとめています。

年少のワークは1日何枚?3・4歳の無理のない量と毎日続けるコツ

よくある質問

年少のワークは何冊くらい必要ですか?

「○冊必要」という決まりはありません。

初めてなら1冊から始めてもOKです。慣れてきたら、子どもの興味や目的に合わせて違うタイプのワークを追加する方法もあります。

ワークを3冊、4冊並行しても大丈夫?

冊数だけで「多すぎる」とは判断できません。

複数冊を用意して、その日の気分で選ぶ方法もあります。ただし、「4冊あるから毎日4冊全部やる」と考える必要はありません。

1冊終わってから次のワークを買うべき?

必ずしも1冊を終えてからでなくても構いません。

違うジャンルを並行して使う方法もあります。一方、教材が増えすぎるのが気になるなら、1冊ずつ進める方法もわかりやすいです。

途中までしかやっていないワークがあっても大丈夫?

家庭用ワークについて、必ず全ページを完了しなければならないという公的な基準があるわけではありません。

難しくなったらいったん休んだり、好きなページを使ったり、しばらくしてから再開したりする方法もあります。

3歳と4歳でワークの冊数は変えたほうがいい?

年齢だけで冊数を決める必要はありません。

興味・経験・難易度などを見ながら、その子に合った教材を選びましょう。

同じ種類のワークを何冊もやってもいい?

好きで楽しんでいるなら、同じジャンルを複数使う方法もあります。

ただし、何冊も終わったからといって、難易度まで急いで上げる必要はありません。

まとめ|年少ワークは「何冊?」より使い分けを考えよう

年少さんのワークを探していると、「何冊やらせればいいんだろう?」と気になります。

でも、年少なら○冊という正解はありません。

  • 最初は1冊からでもOK
  • 複数冊を並行する方法もある
  • 全部を毎日やらなくていい
  • 冊数よりワークの役割を見る
  • 親が選ぶ+本人が選ぶ方法もある
  • 「全部終わらせる」だけを目的にしない

わが家でも、複数のワークを使いながら、本人の様子に合わせて内容を変えていました。

ひらがなでペースが落ちたら、運筆へ。親が選んだ教材だけでなく、本人が本屋さんで選んだワークも取り入れる。

そうやって、そのときの娘に合わせて使ってきました。

年少さんの家庭学習では、「何冊終わった?」より「これ楽しい!」と思える1冊に出会うこと。そこから始めてもいいと思います。

そして、「具体的にどのワークを選べばいい?」と迷ったら、次は年少さん向けの市販ワークを比較してみましょう。

参考文献・参考資料

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