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ホステスの確定申告「つかえる経費・仕訳まとめ」

10年以上クラブでホステスとして働いてきた私ですが、
確定申告初心者のころは経費をどのように分けたらいいのかわからず、
税務署の方や確定申告をしている先輩によく相談していました。

今回はホステスの「経費」についてお話します。

私の仕訳方法をご紹介しますが、勘定科目などは人によって違うものですので、ご参考まで。

\確定申告はマネーフォワードを使っています/

ホステスが経費にできるもの

ホステスさんが経費として計上できるのは
ホステス業のために使ったお金。

水商売の方がよく使用される経費の分類分け(勘定科目)をご紹介します。

  • 旅費交通費
  • 通信費
  • 広告宣伝費
  • 接待交際費
  • 会議費
  • 衣装代
  • 化粧品代
  • 美容費
  • 新聞図書費
  • 消耗品費
  • 修繕費
  • 雑費

このあたりですかね。

ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

ホステスの経費の詳しい内容

旅費交通費

  • お店に出勤するときの交通費
  • 同伴やアフターの交通費

電車代やバス代、タクシー代はもちろん、
車通勤の方は駐車場代、ガソリン代、代行代なども含まれます。

ただ、車の場合、お店への通勤だけに使用しているならまるっと経費にできますが、プライベートでも使用されている場合はガソリン代を家事按分しないといけません。
使用頻度などを考えて、お店のために使用している分のみ計上するようにしましょう。

また、出勤日に限らず、
お客さんとの休日の付き合いの際の現地までの交通費なども含めます。

通信費

お店とのやり取り、お客さんとのやり取りに欠かせないケータイ。
ケータイ代は通信費で落としましょう。

こちらでも注意点は、プライベートでも同じケータイを使用している場合です。

厳密には計算できませんが、プライベートで使用する分は差し引いて計上するようにしましょう。

また、自宅のWi-Fiを使用してお客さんとメールやLINEのやり取りをしている場合、インターネット代も一部経費にできます。

広告宣伝費

バレンタインチョコプレ

お客さんへの誕生日プレゼント、バレンタインのチョコなど。

また、お客さんのタバコを買っておいてあげたり、
個人的な旅行したときにお客さんへお土産を買って渡したり、
これらはすべて、お客さんへ自分を売り込む「宣伝費」と考えています。

プレゼントも接待交際費に入れる方もいるようですが、
私は、
お客さんへプレゼントした物→広告宣伝費
お客さんとの飲食代を自分が出した場合→接待交際費
のように分けています。

接待交際費

お客さんとの同伴やアフター、休日のお付き合いにおいて、自分が出した飲食費などを計上しています。

また、お店のママや他のホステスさんやスタッフへの誕生日プレゼントやお土産などについても接待交際費で処理しています。

お客さんとの同伴・アフターは基本的にお客さんがお金を出してくれると思いますが、
私はよく食事前にお客さんとちょっとだけカフェでお茶をしたとき、カラオケに言ったとき、「せめてここは私が!」とお財布を出すことはよくありました。

会議費

仕事前のカフェ、仕事後のバーや居酒屋などで、お店の内輪の人間と仕事の話をしたとき、自分が払った分は会議費で計上していました。

割り勘のときなど、お金を出したけど領収書がない場合は、
忘れないうちに出金伝票
日付や払った金額、どこで誰とどんなことを話し合ったか、ということを記しておきましょう。
領収書はあったほうがいいですが、伝票処理をして支払いの証拠とします。

衣装代

お店用のドレス、スーツ、靴、アクセサリー、着物類、コスプレ衣装などなど。
ドレスのインナー(ヌーブラや見せブラなど)やストッキングもここに含めます。

私はカラコンも衣装代に入れていました。
(カラコンは美容費か消耗品費でもいいかもしれません。)

また、お店のときにしか使用しないバッグや同伴・アフター用の私服も含めていいと思います。
ですが、プライベートでも使っている・着ているものについては除外するか、これも頻度を考えて一部のみ計上するのがいいと思います。

衣装代がそこまでの金額でなければ、科目を分けずに、まるごと消耗品費に入れてもいいかもしれません。

化粧品代

コスメポーチ

ホステスは綺麗な自分を演出するのも仕事。

化粧品は美容費や消耗品費に入れてもいいと思いますが、
わたしは金額が多かったので、独立して科目を作りました。

美容費

美容院でのヘアセット代、カットカラーなどの美容院代、ネイル、まつエク、エステなど。

化粧品代同様、ホステスさんならではの仕訳ですね。

ヘアセット代でけっこうまとまった金額になるようでしたら、
「美容院代」と「美容費」の2項目に分けてもいいかもしれないです。

新聞図書費

新聞、話題作りのための書籍などは新聞図書費。

お客さんに勧められた本を買ったときはもちろん、
会話術や心理学の本、ビジネス本なども仕事をする上で必要ですし、
さまざまな情報にアンテナを張るために雑誌などもよく買っていました。

消耗品費

消耗品費は、10万円未満、もしくは耐用年数が1年未満のものを購入する際の費用で、
PC、スマホ、封筒や便箋、文房具、名刺などなど。

ドレス用の洗濯洗剤や柔軟剤、お化粧のための鏡、腕時計、お店用の衣装のための収納ケースやラック、ハンガーなどもこちら。

ほかにも色々あると思いますが、消耗品や備品については消耗品費で処理しましょう。
それなりの金額を占めるものは別途科目を作ってもいいかもしれません。
(事務用品費など)

修繕費

お店への通勤に車を使用している方は、自動車のメンテナンス代や車検代を入れられるのかなと思います。
もちろんプライベートとの使用割合を考えて、です。

また、お店で履くヒールの修理はこちらに入れていました。

確定申告やその他お店関係で使用しているPCの修理代もこちらに入れられると思います。

雑費

これまでの勘定科目に分類されない細かな出費はこちらですかね。

私はドレスや着物のクリーニング代をこちらに入れていました。

【まとめ】自分でルールを決めて毎年の確定申告を

pc neil

経費の分類分けは特別なきまりがあるわけではないので、自分の仕事内容に合った勘定科目を用いて仕訳をすればOKです。

線引きが曖昧な部分もあると思いますが、
勘定科目は、どこかの金額だけがすごく飛び抜けているのは避けたほうがよさそうです。

なので、自分の経費の使い方に合わせて勘定科目を設定し、
設定したら、そのルールで毎年続けていくのがベストかと思います。

ちなみに私は
(MFクラウド確定申告 ※マネーフォワードクラウド確定申告へのリンクです)
こちらの確定申告ソフトを使用しています。

簡単に仕訳入力ができるので、おすすめです!

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