2歳の子がボタンを外すことはできるけれど、自分で留めるのは難しい。
大きなボタンならできても、小さいボタンになるとうまくいかないと、「2歳なのにボタンができないのは遅い?」「どのくらいできればいいの?」と気になりますよね。
うちの娘も2歳のころ、ボタンを外すことはでき、大きめのボタンなら自分で留められました。一方で、小さいボタンはまだ難しそうでした。
POINT
2歳でボタンを一人で留められなくても、それだけで「遅い」と判断することはできません。
この時期は、衣類の着脱そのものを大人に助けてもらいながら自分でやってみる段階です。「外せる」「大きいものならできる」など、今できているところにも目を向けてみましょう。
この記事では、2歳でボタンができないときの考え方と、大きいボタンならできる・外すことはできる場合の見方を、わが家の実体験も交えて紹介します。
2歳でボタンができないのは遅い?
結論からいうと、2歳でボタンを一人で留められないという一点だけで、「遅い」と考える必要はありません。
厚生労働省の「保育所保育指針」では、1歳以上3歳未満の時期について、つまむ・めくるといった指先の機能が発達し、衣類の着脱なども保育士等の援助のもとで自分で行うようになるとされています。
さらに、衣類の着脱については「保育士等の助けを借りながら、自分でしようとする」ことが内容として示されています。
つまり2歳は、ボタンまで含めてすべて一人で完璧に着替えられることより、「自分でやってみよう」とする経験を重ねている途中と考えるほうがよいでしょう。
教材編集者MEMO
「ボタンができる・できない」の二択ではなく、「外せる?」「大きいものなら留められる?」と難易度を分けて見ると、今できていることがわかりやすくなります。
2歳なら「外せる」「大きいボタンならできる」でもいい?
ひとことで「ボタンができる」といっても、実際にはいくつかの段階があります。
- ボタンを触る・つまむ
- ボタンを穴から外す
- 大きいボタンを穴へ入れる
- 反対側から引っ張る
- 一人で大きいボタンを留める
- 小さいボタンを留める
これらは、全部同じ難しさではありません。
ベネッセ教育情報サイトでは、ボタン掛けの練習は3〜4歳頃を目安として紹介する一方、2歳でも本人が興味を持っているなら挑戦してよいとしています。
練習するときも、まずは大きめのボタンと大きめのボタンホールから始める方法が紹介されています。
そのため、2歳で小さいボタンができないからといって、大きいボタンでできている経験まで「できない」と考える必要はありません。
小さいボタンが難しいのはなぜ?
ボタンは、小さくなるほど指先でつまんだり、穴の位置に合わせたりする操作が細かくなります。
ボタンを1つ留めるだけでも、
- 片手でボタンを持つ
- もう片方の手で布やボタンホールを持つ
- ボタンと穴の位置を合わせる
- ボタンの一部を穴へ通す
- 反対側からつまんで引き出す
と、左右の手で違う動きをする必要があります。
大きいボタンではできても、小さくなるとうまくいかないのは、単純に「ボタンという仕組みがわかっていない」という話ではありません。
ボタンの大きさやボタンホールのきつさによっても難易度が変わります。
わが家の2歳|外すのはできる・大きいボタンなら留められた
わが家の娘が2歳だったころは、ボタンを全部同じように扱えていたわけではありません。
わが家の実体験
- ボタンを外すことはできる
- 大きめのボタンなら自分で留められる
- 小さいボタンはまだ難しい
という状態でした。
大きいボタンでできていたので、「ボタンそのものがまったくできない」というより、ボタンが小さくなると難易度が一段上がるように見えました。
この経験からも、私は「何歳だから全部できるはず」と考えるより、今どの大きさならできるのかを見るようにしています。
もちろん、これはわが家の一例です。「2歳なら大きいボタンまでできなければいけない」という意味ではありません。
2歳でボタンができないときは無理に小さいボタンを練習しなくてOK
2歳でまだボタンに興味がない、留めるのが難しいという場合に、すぐ小さいボタンを繰り返し練習する必要はありません。
本人がやってみたそうなら、まずは扱いやすい大きさから。
- 大きいボタンを外してみる
- 大きいボタンを触ってみる
- 大人が途中まで通して、最後だけ引っ張ってもらう
- できそうなときだけ自分で留めてみる
くらいでも十分です。
ベネッセでも、最初は大人がボタンを半分ほどボタンホールへ入れ、子どもに反対側から引っ張ってもらう方法が紹介されています。
POINT
2歳では、「小さいボタンまでできるようにする」ことをゴールにしなくて大丈夫です。
本人が興味を持ったときに、大きく扱いやすいボタンから触れてみるくらいのスタートでも構いません。
ボタンをやりたがるなら「できるところだけ」任せよう
2歳ごろは「自分でやりたい」という気持ちが強くなる一方で、実際の操作はまだ難しいこともあります。
そんなときは、全部を一人でやらせるのではなく、今できる工程だけ任せてみましょう。
- 外すのは本人に任せる
- 大きいボタンだけ本人に任せる
- 途中まで大人が通す
- 最後に引っ張るところだけお願いする
など、手伝い方を変えられます。
厚生労働省の保育所保育指針でも、1歳以上3歳未満の基本的な生活習慣については、一人ひとりの状態に応じて援助し、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重することが示されています。
ボタンそのものを練習したいなら大きいものから
2歳でも本人がボタンをやりたがるなら、洋服の小さなボタンにこだわらなくても大丈夫です。
大きめのボタンがついた布や、扱いやすい衣類など、ボタンと穴が見えやすいものから触れてみましょう。
「外すことだけ」「半分通したものを引っ張るだけ」のように、ひとつの動作だけでもOKです。
なお、ボタンを使った手作りおもちゃなどは、ボタンが取れると誤飲につながるおそれがあります。使用する場合は、しっかり固定されていることを確認し、大人が見守れる環境で使いましょう。
3歳になってボタン練習を進めたいときは?
2歳では、「できるようにする」ことを急ぐより、興味を持ったときに大きなボタンを触ってみる程度でも構いません。
3歳ごろになり、もう少し本格的に練習を進めたい場合は、「外す→留める」「大きい→小さい」「置いた状態→着た状態」と段階を分けると取り組みやすくなります。
3歳・年少ごろの具体的な練習ステップや、入園前にできない場合の考え方はこちらの記事で詳しくまとめています。
3歳でボタンができないのは遅い?年少の目安とできるようになる練習法
ボタン以外の身支度も一度に全部できなくて大丈夫
2歳ごろは、ボタンだけでなく、靴下や服など身の回りのことを自分でやってみようとする機会が増えてきます。
ただ、身支度にはそれぞれ違った動作が必要です。
靴下の場合も、「つま先を入れる」「かかとを合わせる」「引き上げる」など、工程を分けると手伝いやすくなります。
靴も「全部一人でできるか」ではなく、どこまでなら自分でできるかを見るのがおすすめです。靴が履きにくいときの練習方法や手伝い方はこちらで紹介しています。
2歳のボタンについてよくある質問
2歳でボタンを留められないのは遅い?
2歳でボタンを一人で留められないという一点だけで、遅いとは判断できません。厚生労働省の保育所保育指針でも、1〜3歳未満は大人の助けを借りながら衣類の着脱を自分でしようとする時期とされています。
2歳でボタンを外せるだけでもいい?
ボタンを外すのもひとつの操作です。「留められない=何もできない」と考えず、今できている工程として見てあげましょう。
大きいボタンはできるのに、小さいボタンはできません
ボタンが小さくなると、つまむ・穴の位置を合わせる・通すといった操作が細かくなります。大きいボタンでできているなら、無理にすぐ小さいものへ進めなくてもよいでしょう。
ボタン練習は何歳から始める?
ベネッセ教育情報サイトでは3〜4歳頃を練習開始の目安としていますが、2歳でも本人が興味を示していれば挑戦してよいとしています。年齢だけで決めず、「やってみたい」という様子があるかを見るのがおすすめです。
2歳でまったくボタンに興味がなくても大丈夫?
2歳だから必ずボタン練習を始める必要はありません。日々の着替えの中で興味を持ち始めたときに、大きく扱いやすいものから触れてみる方法があります。
まとめ|2歳のボタンは「どこまでできる?」を見てみよう
2歳でボタンを留められなくても、それだけで遅いと考える必要はありません。
「ボタンができる」といっても、
- 外せる
- 大きいボタンなら留められる
- 途中までならできる
- 小さいボタンも留められる
など、いくつもの段階があります。
わが家の場合
娘は2歳のころ、ボタンを外すことはでき、大きめのボタンなら自分で留められました。一方で、小さいボタンはまだ難しそうでした。
「全部できるか」ではなく、「今なら何ができるか」を見ることで、必要以上に焦らず見守れたように思います。
本人がやってみたそうなら、大きなボタンから。まだ興味がなければ、無理に練習を始めなくても大丈夫です。
ボタンだけでなく、袖に腕を通す、ズボンを引き上げる、前後を確認するなど、2歳の着替え全体でつまずいている場合はこちらでまとめています。