4歳ごろになると、「2個と1個で3個!」と数を合わせたり、足し算に興味をもったりする子もいます。
そんなときに迷うのが、「足し算のワーク、どれを選べばいい?」ということ。
Z会、学研、くもん、うんこドリル、七田式プリントBは、どれも足し算につながる教材ですが、問題の作り方や得意なところはかなり違います。
この記事では、教材編集の仕事を10年以上してきた視点と、4歳の娘との家庭学習経験から、「どれが1位か」ではなく「どんな子に合うか」で比較します。
POINT
4歳の足し算ワークは、年齢だけでなく「今どこまで数を理解しているか」と「どんな問題なら取り組みやすいか」で選ぶのがおすすめです。
「そもそも4歳ならどこまで足し算ができればいい?」という場合はこちらへ。
まだ式より具体物から始めたい場合は、こちらで5ステップに分けて解説しています。
4歳の足し算ワークおすすめ5選|比較表
| 教材 | 向いている子 | 特徴 |
|---|---|---|
| Z会 かず・たしざん 4・5・6さい | 考える問題や変化のある問題が好き | 数の理解から和が10までの足し算へ |
| 学研 4歳 たしざん | 最初の1冊に迷っている | 合成・分解→足し算の場面→式の流れが素直 |
| くもん はじめてのたしざん | 反復が苦にならず、たくさん解きたい | 数字の読み書き→たす1→たす2 |
| うんこドリル たしざん 3・4さい | 楽しさ・とっつきやすさを優先したい | 遊び要素を交えながら数と足し算に触れる |
| 七田式プリントB | 足し算だけでなく家庭学習全体を組みたい | ちえ・もじ・かずを総合的に進める |

結論|4歳のタイプ別に選ぶなら
- 最初の1冊に迷う → 学研
- 考える問題やいろいろな形式を楽しみたい → Z会
- スモールステップでたくさん解きたい → くもん
- まず楽しく取り組んでほしい → うんこドリル
- 足し算だけでなく家庭学習全体を組みたい → 七田式プリントB
「どれが一番優秀か」ではなく、教材の得意なことと、子どもの今の理解度・性格が合っているかで選びます。
4歳の足し算ワークは「年齢」より今の理解度で選ぶ
同じ4歳でも、「3個」がまだ曖昧な子と、「2個と1個を合わせると3個」が分かる子では、ちょうどいいワークが違います。
教材編集者MEMO
対象年齢だけで判断せず、最初の数ページを見て「少し考えればできそう」くらいを選びます。難しすぎる場合は、対象年齢を下げても問題ありません。
Z会「かず・たしざん 4・5・6さい」は、公式では「10までの数字が書ける」「10以上の数を声に出して数えられるようになってきた」ことが学習目安です。七田式プリントBも、「10までの数の大きさが分かり、書ける」ことがスタート目安の一つです。
ワークを選ぶ前に、「4歳なら何までできればいい?」という足し算の目安を確認しておくと、難しすぎる教材を選びにくくなります。4歳の足し算はどこまでできればいい?で、5まで・10までの考え方や、足し算の前に見たい数の土台を整理しています。
Z会「かず・たしざん 4・5・6さい」|考える問題も楽しみたい子に
足し算だけでなく、数の理解や考える問題も一緒に楽しみたい子に向いています。
- 対象:4・5・6歳
- 価格:880円(税込)
- A4判・72ページ
- 数字の書き方、数の合成・分解、和が10までの足し算
12か月のストーリーをたどりながら、数の合成・分解・系列などを扱い、足し算へつなげる構成です。毎ページ同じ形式を解くより、問題に変化があるほうが楽しい子に合いやすいでしょう。
教材編集者MEMO
「答えを出す練習」だけでなく、違う切り口から考えさせる問題が入るのがZ会のよさ。後半が難しければ、無理に完走せず別の教材で戻ってもOKです。
通信教育のZ会幼児コース年中については、こちらで別に整理しています。
学研「4歳 たしざん」|最初の1冊に迷ったら選びやすい
初めて足し算ワークを買う家庭に、いちばん説明しやすいバランス型です。
- 対象:4歳
- 価格:726円(税込)
- A4判・64ページ
- 10までの数の構成→「あわせて」「ふえる」→式へ
いきなり計算式を大量に解くのではなく、10までの数の構成を扱ってから、足し算の場面へ進みます。「具体的な場面から式へ」つながる流れが分かりやすいのが特徴です。
教材編集者MEMO
迷ったらまず1冊試しやすい構成です。簡単なら演習型を足し、難しければ具体物やもっと簡単な数へ戻る、という使い方もしやすいです。
くもん「はじめてのたしざん」|反復が好きな子に
小さなステップで進みながら、しっかり問題を解きたい子に向いています。
- 価格:858円(税込)
- 数字の読み書きからスタート
- 「たす1」「たす2」を繰り返し学習
くもん公式では、まず30までの数字の読み書きを練習し、足し算に必要な数唱力・数書力を高めたあと、「たす1」「たす2」へ進む構成です。
同じ形式を繰り返すことが苦にならず、「もっと問題をやりたい」タイプとは相性がよいでしょう。変化のある問題が好きなら、Z会やうんこドリルのほうが入りやすいこともあります。
うんこドリル「たしざん 3・4さい」|楽しさ優先の子に
普通のワークでは乗り気にならなくても、楽しい題材なら開きたがる子に向いています。
わが家の実体験
娘はうんこドリルシリーズが大好きです。家庭学習で少し疲れている日でも「うんこドリルならやる!」となることがあり、わが家では息抜き的なポジションでも使っています。
価格だけで見ると割高に感じることもありますが、幼児ワークは買ったあと本人が開くかどうかも大事です。楽しさが継続につながる子には候補になります。
七田式プリントB|足し算だけでなく家庭学習全体を組みたい家庭に
七田式プリントBは、今回の市販ワーク4冊とは少し立ち位置が違います。足し算だけを練習する教材ではなく、「ちえ・もじ・かず」を総合的に進めるプリント教材です。
- 対象目安:3歳6か月〜5歳
- 価格:15,800円(税込)
- スタート目安:ひらがながすべて読める/10までの数の大きさが分かり書ける
わが家の実体験
娘は4歳6か月ごろから七田式プリントBを使っています。娘には合っていますが、毎日プリントを進める学習スタイルが合うかどうかは子どもによります。
足し算だけをやりたいなら、七田式プリントBを選ぶ必要はありません。一方、文字・数・思考力まで含めて家庭学習を組みたい場合には候補になります。
実際に4歳半から使った感想は、七田式プリントBの口コミ・レビューにまとめています。
1冊に決めなくてもOK|役割を分けて併用する
幼児ワークは「この1冊を必ず最後まで」と固定しなくても大丈夫です。
- 理解を深める:Z会・学研
- 演習量を増やす:くもん
- 楽しく取り組む:うんこドリル
- 家庭学習全体を組む:七田式プリントB

たとえばZ会が後半で難しくなったら学研やくもんで似た内容へ戻る、机に向かうのに疲れた日はうんこドリルを挟む、といった使い分けもできます。
足し算ワークが難しいときは?
「2+1=?」で止まるなら、式をそのまま繰り返すより、○の絵やお菓子・ブロックなどの具体物へ戻ります。
「数は言えるのに個数が分からない」「3個ちょうだいが難しい」場合は、足し算より前の数量理解を確認します。
具体物から式へつなげる進め方はこちらです。
4歳で足し算ワークをやらなくても遅くない
4歳だから足し算ワークをやらなければならないわけではありません。遊びや生活の中で物を数えたり、合わせたりする経験も数の学びです。
「4歳で足し算はどこまで必要?」という到達目安は、4歳の足し算はどこまで?で確認できます。
4歳の足し算ワークについてよくある質問
初めてならどれがおすすめ?
迷ったら、数の構成から足し算の場面、式へと進む学研が選びやすいです。ただし、考える問題が好きならZ会、反復が好きならくもんなど、タイプによって変わります。
毎日やったほうがいい?
毎日必須ではありません。4歳では「またやりたい」と思えるところで終える方法もあります。
2冊以上を併用してもいい?
問題ありません。理解用・演習用・楽しむ用など役割を分けると使いやすくなります。子どもの負担にならない量に調整します。
まとめ|4歳の足し算ワークは「その子に合う1冊」を選ぶ
- 迷ったら学研
- 考える問題や変化を楽しむならZ会
- スモールステップ+演習ならくもん
- とっつきやすさならうんこドリル
- 家庭学習全体を組むなら七田式プリントB
まとめ
「4歳用だから」ではなく、今の数理解と本人の取り組みやすさに合う教材を選ぶのがいちばん大切です。難しければ戻る、もっとやりたければ少し先へ進むくらいで十分です。
4歳・年中の家庭学習全体は、4歳の勉強はどこまで?にまとめています。
参考文献・公式情報
※価格・教材内容は2026年10月5日時点で公式情報を確認しています。商品情報は変更される場合があるため、購入前に最新情報をご確認ください。