「4歳になったし、そろそろ英語を習わせたほうがいい?」
「周りに英会話を始めた子が増えてきて、ちょっと焦る……」
「小学校でも英語があるし、おうち英語だけでは足りない?」
4歳ごろになると、スイミングやピアノ、英語など、習い事の選択肢がぐっと増えてきます。
わが家でも英語については早くから意識していて、0〜1歳ごろから英語の歌やかけ流し、動画、DVD、英語絵本などを取り入れてきました。
現在はトド英語なども使っています。
それでも、4歳になったからといって「英会話教室に通わせなければ」とは考えていません。
教材編集者としてさまざまな学習教材に関わってきた経験と、実際に家庭でおうち英語を続けてきた経験から感じるのは、4歳の英語で大切なのは「習い事をしているか」だけではないということです。
この記事では、4歳に英語の習い事は必要なのか、英会話教室に通うメリット、おうち英語との違い、わが家が今のところ英語教室を必須と考えていない理由まで詳しくまとめます。
4歳だから英語の習い事が必要、というわけではありません。英語教室には「人と英語でやりとりする」という大きなメリットがありますが、家庭でも英語に触れる環境は作れます。「4歳だから」ではなく、何のために英語を取り入れたいのか・わが子がどんな方法なら楽しめるのかで考えるのがおすすめです。
結論|4歳だから英語の習い事が必要とは限らない
まず、「4歳になったら英語を習わせないと遅い?」と心配しているなら、必要以上に焦らなくても大丈夫です。
現在の幼稚園教育要領は、「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5領域を中心に構成されています。幼児期に英語教室へ通うことが必須とされているわけではありません。
一方、小学校では現在、3・4年生で「外国語活動」が年間35単位時間、5・6年生では教科としての「外国語」が年間70単位時間設定されています。
つまり、これから英語に触れる機会が増えていくのは確かです。
ただし、だからといって「4歳のうちに英会話教室へ行かなければ小学校で困る」とまではいえません。
私なら4歳では、
- 英語の音を聞く
- 歌を楽しむ
- 英語の動画を見る
- 絵本を楽しむ
- 簡単な英語をまねして言ってみる
- 英語を使ったやりとりを楽しむ
など、まずは「英語って楽しい」と感じられる経験を大切にしたいと考えています。
4歳で英語の習い事を始める4つのメリット
では、英語教室に通う意味がないのかというと、もちろんそんなことはありません。
おうち英語をしているからこそ、英語教室ならではのよさも感じます。
1.英語を「人と使う」経験ができる
私が英語教室の大きなメリットだと思うのが、英語を使って誰かとやりとりする経験ができることです。
動画やアプリなら、英語をたくさん「聞く」ことはできます。
でも、先生から「What's your name?」と聞かれて答えたり、自分が言った英語に相手が反応してくれたりする経験は、人とのやりとりだからこそ生まれます。
文部科学省の小学校外国語活動でも、実際に英語を使った言語活動を通して、コミュニケーションを図る楽しさや大切さを知ることなどが示されています。
幼児期から同じような学習を先取りする必要はありませんが、「英語が通じた!」という経験は、教室型の英語ならではの魅力です。
2.英語の音やリズムに触れられる
幼児向けの英語教室では、歌やゲーム、体を動かす活動などを取り入れているところも多くあります。
4歳なら、机に座って単語を暗記するよりも、歌ったり、まねしたり、遊んだりしながら英語の音に触れられる環境は取り入れやすいでしょう。
3.英語に触れる時間を定期的に作れる
おうち英語の難しいところは、「いつでもできるから、逆にやらなくなる」こと。
今日は忙しいからなし。
明日も忘れた。
気づけば1週間やっていなかった……ということもあります。
英語教室なら「毎週○曜日は英語」と予定に組み込めるため、家庭だけでは続けにくい場合にはメリットがあります。
4.親が英語を教えなくてもいい
「私、英語が苦手だから教えられない」というママ・パパもいると思います。
教室ならレッスンそのものは先生に任せられます。
もちろん家庭でのフォローがあると取り組みを広げやすいですが、「親が英語を教えなければならない」という負担は減らしやすいでしょう。

英会話教室に週1回通えば英語が話せるようになる?
ここは、英語の習い事を検討するときに一度考えておきたいポイントです。
「週1回の英会話は意味がない」と言い切る必要はありません。
先生とのやりとりを楽しむ、英語を話してみる、歌やゲームを楽しむなど、教室で得られる経験はあります。
一方で、週1回だけ教室へ行けば、それだけで自然に十分な英語力が身につくと考えるのも少し違います。
たとえば週1回50分なら、年間50回通ったとしても約42時間です。
だから私は、英語教室を選ぶ場合でも、
- 家で英語の歌を流す
- 英語動画を見る
- 英語絵本を読む
- アプリで遊ぶ
- 教室で覚えた歌を家でも歌う
など、家庭で英語に触れる機会を組み合わせるのがよいと思っています。
英語教室の価値は、英語に触れた「時間」だけでは測れません。先生とのやりとりや、「自分の英語が通じた」という経験にも意味があります。ただ、英語に触れる量を増やしたいなら、教室だけですべてを完結させず、家庭でも無理のない範囲で英語に触れる方法を組み合わせると考えやすいです。
わが家が4歳で英語教室を「必須」と考えていない理由
わが家では、娘が0〜1歳ごろから少しずつおうち英語を取り入れてきました。
やってきたのは、
- 英語の歌・かけ流し
- 英語の動画やDVD
- 英語絵本
- 幼児向け英語教材
- トド英語などの英語アプリ
などです。
毎日きっちり英語学習をしてきたわけではありません。
むしろ、「英語の勉強をする」というより、日常の遊びや動画の選択肢の中に英語がある、くらいの感覚です。
トド英語は2歳ごろにも試しましたが、そのころはまだ自力で進めるのが難しそうでした。本格的に使い始めたのは3歳後半ごろから。動画や絵本が好きで、現在はゲーム感覚で自分から進めたがることもあります。
一方で、毎日必ず取り組んでいるわけではありません。英語を「やらなければならない勉強」にしすぎず、本人が楽しめる形で続けています。
ミライコイングリッシュも2歳ごろにサンプルを試したことがあります。
一部は食いつきがよく、歌に合わせて体を動かす場面もありましたが、当時は反応が微妙な部分や怖がる場面もあり、購入は見送りました。
ただ、DVDを流すだけで取り入れやすく、おもちゃや絵本が増えない点は魅力的だと感じました。
▶ ミライコイングリッシュを実際に試したわが家の口コミはこちら
こうして家庭で英語に触れる方法をいくつか試してきたため、今のわが家では「4歳になった=英語教室に行かなければ」とは考えていません。
ただし、今後娘が「英語で人と話してみたい」「英語教室に行きたい」と言ったり、おうち英語だけでは作りにくいアウトプットの機会を増やしたくなったりすれば、英語の習い事を検討する可能性はあります。
幼児教材を選ぶとき、私は「何歳ならこれをやるべき」と年齢だけで決めるより、今の子どもにどんな経験を増やしたいのかを見ることを大切にしています。英語も同じです。聞く機会を増やしたいのか、人と話す経験がほしいのか、まず英語を好きになってほしいのか。目的によって、教室・教材・アプリのどれが合うかは変わります。
英語に限らず「4歳になったら学習系の習い事を始めるべき?」と迷っている方は、わが家が公文に行かせなかった理由も参考にしてみてください。
4歳なら英語教室とおうち英語、どっちがいい?
英語教室とおうち英語は、「どちらが上」というものではありません。
| 比較 | 英語教室 | おうち英語 |
|---|---|---|
| 人との英語のやりとり | ◎ | 工夫が必要 |
| 英語に触れる量 | レッスン回数による | 増やしやすい |
| 費用 | 月謝などが必要 | 方法によって調整しやすい |
| 送迎 | 必要な場合あり | 基本不要 |
| 親の負担 | 送迎・宿題など | 教材選び・環境づくりなど |
| 子どもに合わせやすさ | 教室・クラスによる | 調整しやすい |
| 向いている目的 | 人と英語を使う経験 | 日常的に英語に触れること |
たとえば、おうち英語で英語をたくさん聞いている子が、アウトプットの場所として英会話教室を使う方法もあります。
反対に、英語教室には通わず、家庭で動画・絵本・アプリなどを組み合わせる家庭もあるでしょう。
「英語教室か、おうち英語か」の二択にしなくていいと考えると、選びやすくなります。

こんな4歳なら英語の習い事を検討してもいい
- 本人が英語教室に行きたがっている
- 人と話したり集団活動をしたりするのが好き
- 英語を実際に使う機会を作りたい
- 家では英語に触れる時間を作りにくい
- 先生と一緒に取り組むほうが集中できる
- おうち英語をしていてアウトプットを増やしたい
特に、本人が体験レッスンを楽しんで「また行きたい!」と言っているなら、大きな判断材料になります。
4歳なら、カリキュラムの立派さだけでなく、「先生が好き」「楽しかった」「またやりたい」も大切にしたいところです。
逆に、4歳で英語の習い事を急がなくてもいい家庭
- 家で楽しく英語に触れられている
- 本人が英語教室を嫌がっている
- ほかに本人がやりたい習い事がある
- 送迎や費用の負担が大きい
- 予定を増やすと親子ともに余裕がなくなる
- 「周りが始めたから」という理由だけで焦っている
特に最後は、一度考えてみてほしいポイントです。
4歳になると、「○○ちゃんは英語」「△△くんは公文」「□□ちゃんはピアノ」と、周りの習い事が急に目に入ってきます。
でも、全部やることはできません。
習い事に使う時間が増えれば、家で遊ぶ時間や外遊び、家族で出かける時間が減ることもあります。
だから私は、英語だけを切り取って「やったほうが得?」と考えるのではなく、4歳の生活全体の中で考えたいと思っています。

「英会話教室に通うほどではないけれど、家で英語に触れる時間は作りたい」という場合は、アプリや映像教材、通信教材から始める方法もあります。
4歳向けの英語教材について、実際に使っているトド英語や試したことのあるミライコイングリッシュを含め、タイプ別に比較しました。
4歳で英語を始めるなら、習い事じゃなくてもOK
「英語はやってみたい。でも、いきなり教室へ通うほどではないかな」という家庭なら、まず家で始めてみる方法もあります。
英語の歌・かけ流し
最も取り入れやすい方法の一つです。
遊んでいる時間や移動中などに英語の歌を流せば、机に向かわなくても英語の音に触れられます。
英語動画
動画が好きな子なら、いつもの動画時間の一部を英語にしてみる方法もあります。
最初から全部英語に変える必要はありません。「この歌だけ好き」「この動画なら見る」というものが一つ見つかれば十分なスタートです。
英語絵本
英語絵本も選択肢です。
親が発音に自信がなければ、音声付きの絵本や読み上げ機能がある教材を利用する方法もあります。
英語アプリ
ゲームやタブレットが好きな4歳なら、英語アプリは入り口にしやすいです。
わが家ではトド英語を使っていますが、娘は「英語の勉強」というより、ゲームや動画を見る感覚で進めています。
幼児向け英語教材
「毎回親が動画や絵本を探すのは大変」という場合は、幼児向け英語教材を使う方法もあります。
教材によって、DVD中心、アプリ中心、絵本や玩具を組み合わせるものなどスタイルが違うので、子どもの好みと親の続けやすさの両方を見て選ぶのがおすすめです。
英語だけでなく、文字・数・自然・生活なども含めて年中の家庭学習をまとめて用意したい場合は、通信教育という選択肢もあります。
▶ こどもちゃれんじは年中からだと遅い?4歳・途中入会を検討した記事はこちら
4歳の英語の習い事についてよくある質問
4歳から英語を始めるのは遅い?
「4歳だからもう遅い」と考える必要はありません。
小学校の現行学習指導要領では、外国語活動は3年生から始まります。4歳で英語経験がないからといって、それだけで「遅れている」と判断する必要はありません。
始める年齢だけを気にするより、本人が楽しめる方法で継続して英語に触れられるかを見ていきたいところです。
英会話は週1回でも意味がある?
週1回だから意味がない、とは言い切れません。
英語で人とやりとりする、先生の英語を聞く、歌やゲームを楽しむなど、教室だからできる経験があります。
ただし英語に触れる量も増やしたい場合は、家庭で歌・動画・絵本などを組み合わせる方法も検討するとよいでしょう。
親が英語を話せなくてもおうち英語はできる?
できます。
親が英語だけで話しかけ続けなくても、英語音源、動画、絵本、アプリ、DVDなどを使えば英語に触れる環境は作れます。
「親が英語を教える」のではなく、英語に触れられるものを用意すると考えると始めやすいです。
英語教室とオンライン英会話ならどっち?
対面の教室は先生や友達と同じ空間で活動できること、オンライン英会話は送迎せず自宅から受講しやすいことなど、それぞれ特徴があります。
4歳では、レッスン形式だけでなく「画面越しでも集中できるか」「先生との活動を楽しめるか」など、子どもとの相性を見て選ぶのがおすすめです。
4歳なら英検を目標にしたほうがいい?
4歳だから英検を目標にしなければならないわけではありません。
資格取得を目標にする家庭もありますが、わが家なら今の段階では、英語の音や動画、絵本などを楽しみ、「英語って嫌じゃない」「もっと聞いてみたい」という気持ちを育てることを優先します。
まとめ|「4歳だから英語を習う」より、わが子に合う英語環境を
4歳になると、周りの習い事が気になり始めます。
小学校では英語もある。
「今からやらないと遅いのかな」と焦る気持ちも、とてもよくわかります。
でも、4歳だから英語教室へ通わなければならないわけではありません。
- 英語教室
- オンライン英会話
- 英語動画
- 英語絵本
- 英語アプリ
- 幼児向け英語教材
英語との出会い方はいろいろあります。
わが家では今のところ、おうち英語を中心に、本人が楽しめる範囲で続けています。
これから娘が英語を誰かと話したくなったら、そのときは英語教室やオンライン英会話が新しい選択肢になるかもしれません。
「4歳だから何をやらせるべき?」ではなく、「今のわが子なら、どんな方法なら英語を楽しめそう?」から考えてみてください。習い事を始めることだけが、英語のスタートではありません。