2027年4月から、ベネッセの新しい学習スタイル「ノングレード チャレンジ」が始まります。年少・年中・年長も対象で、小学生の学習内容を自分のペースで先取りできるのが特徴です。
「まだ幼児なのに、小学校の勉強をするの?」「普通のこどもちゃれんじとは何が違う?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、公式情報をもとに学習内容や料金、必要なタブレットを整理し、教材編集者の視点から、どんな子に向いているのかを考えます。
POINT
ノングレード チャレンジは、文字や数への興味が強く、理解度に合わせて学習を進めたい子にとって、新しい選択肢になる講座です。
2027年度の年少〜年長も受講でき、小学1〜6年生の学習範囲を先取り・復習できます。ただし、対象年齢だからといって、すべての子に先取り学習が必要なわけではありません。
幼児期の幅広い学びを楽しみたいなら通常のこどもちゃれんじも候補に。学習内容の相性だけでなく、タブレットの対応条件や保護者のサポートも確認して選びましょう。
小学校の学習内容に興味があり、先取りできる教材を探している方は、ノングレード チャレンジの幼児向け公式案内で、学習画面や対象年度、最新の申込条件を確認できます。
ノングレード チャレンジとは?年少から学年を超えて学べる新講座
ノングレード チャレンジは、ベネッセが2027年度4月号から開講する、学年にとらわれず学べる新しい学習スタイルです。
決められた学年の内容を一律に進めるのではなく、子どもの理解度に合わせて学習する単元を選び、先取りや復習をしながら進められます。
対象は2027年度の年少・年中・年長から小学6年生まで
対象となるのは、2027年度に年少・年中・年長、または小学1〜6年生になる子どもです。
幼児の場合も小学1〜6年生の学習範囲に取り組める設計ですが、年少で入会したら、すぐに小学校の難しい問題を解かなければならないわけではありません。
大切なのは、学年よりも今の理解度。ひらがなや数への興味、問題の説明を理解する力などを見ながら、無理のない学習を選ぶことです。
先取りだけでなく、前の単元に戻って復習もできる
ノングレード チャレンジでは、理解度に応じた学習内容が提案されます。単元テストで十分に理解できていない場合には、復習問題が提示される仕組みです。
また、保護者や子どもが過去の単元を選び直し、復習することもできます。
どんどん先へ進めることだけが目的ではなく、必要なところに戻れる点も特徴です。
教材編集者 MEMO
無学年式教材で注目したいのは、何学年先まで進めるかだけではありません。前の学習が理解できていなければ、先の問題が解けても知識が十分につながっていないことがあります。
特に幼児期は、文字を読めることと文章の意味を理解できること、数字を数えられることと数量を理解できることを分けて見るのが大切です。
幼児は何を学ぶ?ひらがな・数の基礎から小学生の内容まで
幼児向けの学習では、国語と算数が中心になります。公式サイトでは、読む・書く力や、計算につながる力を育てるための教材設計が紹介されています。
国語|読む・書く力を基礎から育てる
国語では、音読や文章の読み取り、文字を書く学習などが用意されています。
公式サイトでは、お手本を聞いて音読する学習や、書き順・とめ・はねなどを意識した書字学習が紹介されています。
ひらがなを覚えたばかりの子と、すでに短い文章を読める子では、必要な学習が違います。文字を読めるようになった後も、言葉の意味や文章の内容を理解する経験を重ねたいところです。
算数|数の理解から計算・図形・文章題へ
算数では、計算・図形・文章題などの小学校範囲を学べます。公式案内では、動画による説明や、自動採点を取り入れた学習が紹介されています。
幼児が取り組む場合は、計算の速さよりも、数が何を表しているかを理解できているかが大切です。
例えば、数字の「5」を読めても、物を5個取り出すことや、「3個に2個を足すと5個」という関係はまだ難しいかもしれません。
そうした段階では、タブレット学習と並行して、おはじきや積み木など実物を使った遊びを取り入れるのもおすすめです。
理科・社会・英語の先取りにも取り組める
ノングレード チャレンジでは、小学1〜6年生に対応する5教科の学習範囲が用意されています。
幼児でもレッスンボードから理科・社会・英語などのレッスンを選んで取り組むことができます。ただし、学習をおすすめするレッスンマップや、テスト結果に応じた復習提案には、教科や実学年による違いがあります。
「5教科が学べる」と「幼児に5教科すべてが自動で提案される」は同じではないので、ここは区別しておきましょう。
赤ペン先生による見守りと添削指導
公式案内では、アバターの「赤ペン先生」が日々の学習を褒めたり励ましたりする仕組みが紹介されています。
また、個別の添削指導は年長以降が対象です。年長では入学準備に関する添削が年1回、小学生では月1回と案内されています。
年少・年中も毎月添削を受けられるわけではないので、申し込み前に確認しておきたいポイントです。
年少・年中・年長でも難しくない?学習の始め方と進め方
ノングレード チャレンジは、幼児でも始められるように設計されています。ただし、実際にどの程度一人で取り組めるかは、子どもの発達や学習経験によって違います。
特に年少・年中では、「対象年齢に入っているから一人でできる」と考えず、最初は保護者が一緒に様子を見るのがよさそうです。
最初から小学生の難しい問題を解く必要はない
公式では、子どもの理解度に合わせた学習開始地点や、初めての単元を小さなステップで進める仕組みが紹介されています。
とはいえ、幼児が実際にどの単元から始まり、どのような問題を解くかは、教材画面や開始時の設定を確認することが大切です。
開講前のため、すべての年齢・理解度に対して適切な難易度になるかは、まだ実際の使用結果から判断できません。
1日の学習時間は約10分が目安
幼児向け公式ページでは、国語と算数の学習を合わせて1日約10分が目安と紹介されています。
学習ペースは「ゆっくり」「ふつう」「どんどん」の3段階から選べ、後から変更することも可能です。
ただし、約10分はあくまで教材側が示す目安です。年少の子なら短時間で終わる日があってもよいですし、慣れないうちは保護者と一緒に取り組む時間も必要になるかもしれません。
毎日決められた量を終えることよりも、無理なく取り組めているかを優先したいですね。
理解できないところは戻って学び直せる
学習内容が難しいと感じた場合は、学習する単元を変更したり、過去の単元に戻ったりできます。
ただし、機能として復習できることと、子ども自身がつまずきに気づけることは別です。
特に幼児期は、正解していても偶然選んでいる場合や、説明を十分に理解しないまま進めている場合があります。ときどき「どうしてそう思ったの?」と話してみると、理解の様子が見えやすくなります。
ノングレード チャレンジ幼児講座の料金はいくら?
2027年度の幼児向け受講費は、年少・年中・年長で同額です。
| 対象 | 12か月分一括払い | 毎月払い |
|---|---|---|
| 年少 | 43,560円 月あたり3,630円 | 月4,630円 |
| 年中 | 43,560円 月あたり3,630円 | 月4,630円 |
| 年長 | 43,560円 月あたり3,630円 | 月4,630円 |
12か月分の受講費だけを比較すると、毎月払いを12回続けた場合は55,560円、一括払いは43,560円です。差額は12,000円になります。
ただし、実際の支払額は入会月やキャンペーン、受講期間などによって変わる場合があります。
タブレット代は別途必要になる場合がある
ノングレード チャレンジはタブレットで学習する講座です。対応端末が家庭にない場合は、端末の準備費用も考えておく必要があります。
公式では、対応する市販タブレットやチャレンジパッドを使用できると案内されています。ただし、すべての端末が利用できるわけではありません。
受講費だけでなく、端末の購入が必要かどうかも含めて比較しましょう。
途中退会するときは受講月数に応じて再計算される
12か月分一括払いで入会し、支払期間中に途中退会する場合は、実際の受講月数に応じて受講費が再計算されます。計算結果に応じて請求または返金される仕組みです。
そのため、一括払いで申し込んでも、必ず12か月間続けなければならないという意味ではありません。一方で、残りの月数に3,630円を掛けた金額が、そのまま返金されるとは限らない点に注意しましょう。
最新の受講費や退会条件は、ノングレード チャレンジ公式ページの受講費・FAQで確認できます。
使えるタブレットは?iPad・Android・チャレンジパッドの条件
受講には、対応するタブレットとWi-Fi環境が必要です。
ベネッセでは、次の端末について利用条件を案内しています。
- チャレンジパッド第6世代
- チャレンジパッドNext(利用者や端末に条件あり)
- 対応するiPad
- 対応するAndroidタブレット
市販のタブレットは、対応するOSだけでなく機種も確認する必要があります。公式ページでも、対応OSであっても正常に動作しない場合があると案内されています。
また、チャレンジパッドNextは再利用できる人やきょうだいとの共用に制限があります。以前使っていた端末がある場合も、受講者本人が利用できるか確認しましょう。
スマートフォンは動作保証の対象外で、スマートフォンだけでの受講はできません。
注意・補足
対応OS・機種・チャレンジパッドの利用条件は変更される可能性があります。端末を新しく購入する前に、必ず公式ページの最新の動作環境を確認してください。
また、端末の対応条件と、きょうだいで共用できる条件は別です。
こどもちゃれんじとの違いは?
ノングレード チャレンジと通常のこどもちゃれんじは、どちらも幼児が受講できる学習サービスですが、重視する学び方が異なります。
ノングレードは理解度に合わせた先取り・復習が中心。
通常のこどもちゃれんじは、年齢に合わせて文字・数・生活習慣・考える力などを幅広く学ぶスタイルです。
文字や数の学習を学年にとらわれず進めたいならノングレード、幼児期のさまざまな学びを取り入れたいなら通常のこどもちゃれんじも候補になります。通常のこどもちゃれんじは、学年や選ぶスタイルによって教材構成が異なるため、こどもちゃれんじの総合レビュー・教材案内で確認してみてください。
なお、公式FAQではノングレード チャレンジとほかの学習スタイルの同時受講はできないと案内されています。どちらにするか迷う場合は、学習範囲と教材の使い方を比べて選びましょう。
ノングレード チャレンジと通常のこどもちゃれんじで迷っている方は、ノングレード チャレンジとこどもちゃれんじの違いを比較した記事も参考にしてください。2027年度の学習内容・料金・教材スタイルの違いを整理し、どちらが子どもに合うかを具体的に解説しています。
ノングレード チャレンジが向いている子・慎重に選びたい子
ノングレード チャレンジが合うかどうかは、何歳から始めるかだけでは決まりません。
今の学習への興味や理解度、家庭でどのように取り組みたいかを考えると、選びやすくなります。
向いている可能性がある子
- 文字や数に強い関心があり、自分から学びたがる
- 年齢相当の教材が簡単に感じられることが増えてきた
- 少しずつステップアップする学習が好き
- タブレットで学ぶことに抵抗が少ない
- 家庭で理解の様子を見ながら学習を支えられる
例えば、年中でも短い文章を楽しんで読み、数の関係を考える遊びが好きな子なら、年齢相当の教材に加えて、もう少し先の内容に興味を示すことがあるかもしれません。
ただし、これは受講に向く子の公式な判定基準ではありません。教材の学習設計から考えた、選び方の目安です。
慎重に選びたい子
- 文字や数の学習を始めたばかり
- 机に向かう学習より、遊びや体験を楽しんでいる
- 問題が難しいと強い負担を感じやすい
- 画面操作より実物を動かす活動のほうが取り組みやすい
- 保護者が最初の操作や理解の確認を支える時間を取りにくい
これらに当てはまるからといって、受講できないわけではありません。ただ、今は先取りを急がず、年齢に合わせた教材や遊びを充実させる選択肢もあります。
教材編集者 MEMO
幼児期の先取り学習では、正解できるかだけでなく、どう考えて答えたかを見たいところです。
例えば、「3+2=5」と答えられても、3個と2個の物を合わせる意味がわかっているかは別の話。数字や計算式の操作だけが先行していないか、実物を使った遊びや親子の会話でも確認するとよいでしょう。
迷ったら、3つのポイントで考えてみよう
- 今の学習は簡単すぎる?
年齢相当の教材を十分に理解し、さらに学びたがっているか。 - 先の学習そのものを楽しめそう?
早く進むことより、問題を考えることに興味があるか。 - 家庭で無理なく続けられそう?
端末操作や難しい問題を一緒に確認できるか。
3つとも前向きに考えられるなら、候補に入れてみる価値はありそうです。
年中の家庭学習について幅広く比較したい方は、4歳・年中向けの家庭学習教材の選び方も参考にしてみてください。市販ワークや家庭で取り組める教材も含めて考えられます。
申し込み前に確認したい注意点とデメリット
学年を超えて学べるのは魅力ですが、申し込み前に知っておきたい点もあります。
先取り学習がすべての幼児に必要なわけではない
学習範囲が広いことは、子どもにとって必ずしも最優先のメリットになるとは限りません。
幼児期は、数を使った遊び、読み聞かせ、工作、会話などを通して、学習の土台になる経験を積むことも大切です。
先の内容へ進むことが目標になりすぎないようにしたいですね。
タブレット中心の学習が合わない場合もある
ノングレード チャレンジはタブレットを使うため、紙に鉛筆で書くことや、具体物を動かす活動とは学習の感覚が異なります。
書く学習も用意されていますが、実際の書き心地や操作性については、使用して確認する必要があります。
タブレットだけに学びを限定せず、普段の遊びや紙のワークなども取り入れると、さまざまな方法で理解を深められます。
開講前のため、継続しやすさや実際の使用感は未確認
2026年10月31日時点では、2027年4月開講前の講座です。
公式の教材設計や紹介画面は確認できますが、実際に幼児がどの程度一人で取り組めるか、長く続けやすいか、どのようなところでつまずくかについては、開講後の情報も見て判断する必要があります。
この記事でも、公式に確認できる機能と、教材編集者としての見方を分けて紹介しています。
ノングレード チャレンジのよくある質問
いつから受講できますか?
2027年度4月号から開講予定です。幼児向け公式案内では、2027年3月25日から学習開始と案内されています。2026年10月31日時点ですでに2027年度向けの申し込み・予約案内が掲載されています。
年少でも受講できますか?
はい。2027年度の年少も対象です。ただし、対象年齢と学習の難易度が合うかは別なので、子どもの興味や理解度に合わせて検討しましょう。
年少でも理科・社会・英語を学べますか?
公式案内では、レッスンボードから5教科の小学校範囲に取り組めるとされています。ただし、レッスンマップによるおすすめ表示や復習提案は、教科や学年によって対象が異なります。
こどもちゃれんじと同時受講できますか?
公式FAQでは、ほかの学習スタイルとの同時受講はできないとされています。年度途中での学習スタイル変更は可能ですが、変更の締切日や受講費の精算条件があります。
小学生になっても続けられますか?
小学6年生までが対象です。ただし、受講費は学年によって変わり、小学生向けの料金は幼児向けとは異なります。
長く続ける予定なら、小学校入学後の受講費や学習内容も確認しておくと安心です。
学習ペースは途中で変更できますか?
はい。「ゆっくり」「ふつう」「どんどん」から選べ、利用開始後も変更できると公式FAQに記載されています。
まとめ|先取りできるかより、今の理解度に合うかで選ぼう
ノングレード チャレンジは、2027年4月から始まる、学年にとらわれず学べる新しい学習スタイルです。
幼児でも小学生の学習範囲に取り組め、理解度に合わせて先取りや復習ができるのが特徴です。
文字や数に興味が強く、今の教材では物足りないと感じている子なら、候補に入れてみてもよさそう。一方、年齢相当の学びや遊びを幅広く楽しみたい子には、通常のこどもちゃれんじなども選択肢になります。
大切なのは、何学年先へ進めるかではなく、子ども自身が理解しながら楽しめるかどうか。
ノングレード チャレンジが気になっている方は、幼児向け公式ページで教材画面・料金・対応端末・申込条件を確認してみてください。実際の学習内容が、今の子どもの興味や理解度に合うかを考える材料になります。
参考資料・公式情報
- ベネッセ|ノングレード チャレンジ幼児向け公式案内
- ベネッセ|ノングレード チャレンジ総合公式案内・受講費・FAQ
- ベネッセ公式FAQ|ノングレード チャレンジとは何ですか?
- ベネッセ公式FAQ|受講費や動作環境について
- ベネッセ公式FAQ|学習スタイル変更時の受講費と返金
- ベネッセ公式FAQ|2027年度ノングレード チャレンジについて
※本記事は2026年10月31日時点の公式情報をもとに作成しています。料金・対応端末・教材内容・キャンペーン・申込条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。