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七田式プリントBは難しい?4歳ができないときの教え方とつまずき対策

七田式プリントBを始めてみたものの、子どもが問題の意味を理解できなかったり、親に何度も確認したりすると、「4歳には難しかった?」「プリントAに戻ったほうがいい?」と心配になりますよね。

わが家では、娘が4歳6か月のときに七田式プリントBを始めました。取り組むなかで分かったのは、問題が解けない原因は、知識不足だけではないということです。

「もじ」ではイラストの名前、「かず」では問題文の読み取り、「ちえ」では初めて見る出題形式につまずくことがありました。答えそのものではなく、どこで迷っているのかを一緒に整理すると、自分で解ける問題も少なくありません。

この記事の結論

七田式プリントBが難しそうに見えても、すぐに「レベルが合っていない」と決める必要はありません。まずは、言葉・問題文・出題形式のどこで止まっているかを確認します。少しの手がかりで自分で考えられるなら、Bを続けながら支えてよいと感じています。

この記事では、七田式プリントBに取り組んだわが家の実例をもとに、「もじ・かず・ちえ」でつまずきやすかったポイントと、できないときの教え方を詳しく紹介します。

なお、七田式プリントB全体の内容や使って感じた効果・口コミは、以下の記事にまとめています。

七田式プリントBは4歳には難しい?

七田式公式通販では、七田式プリントBの対象年齢を「3歳6か月〜5歳」としています。また、始める目安として、ひらがなをすべて読めることと、10までの数の大きさが分かり書けることを挙げています。

ただし、公式サイトにも、年齢はあくまで目安であり、子どもの発達に合わせて選ぶよう案内があります。4歳だから簡単、5歳だから必ずできるというものではありません。

さらにBでは、ひらがなの読み書きだけでなく、文の読み取りや助詞、数の合成・分解、大小の比較、規則性や空間認識など、複数の力を使う問題が出てきます。ひらがなや数字を知っていても、問題の指示を理解して答える段階で難しさを感じることがあります。

教材編集者MEMO

幼児向けの問題は、扱っている知識だけで難易度が決まるわけではありません。「何を答えるのか」を読み取る力や、初めての形式を既知の考え方に結び付ける力も必要です。正答できなかったときは、答えではなく、子どもがどの段階で止まったかを見るとサポートしやすくなります。

七田式プリントBとCのどちらを選ぶか迷っている段階なら、難しい問題への対応とは分けて、開始目安を比較しておくと判断しやすくなります。

七田式プリントBを難しいと感じる4つの理由

実際に取り組む様子を見ていると、「できない」状態にもいくつかの種類がありました。まずは、次のどこで止まっているかを確認します。

  • 問題に出てくる言葉やイラストの名前が分からない
  • 問題文は読めても、何を聞かれているか整理できない
  • 答え方や問題形式を初めて見て戸惑っている
  • 文字・数・図形など、問題に必要な基礎理解がまだ定着していない

最初の3つは、考えるための入り口で止まっている状態です。問題を少し言い換えたり、図にしたり、まとまりを囲んだりすると、自力で答えにたどり着けることがあります。

一方、手がかりを加えても同じ分野で何度もつまずき、本人の負担も大きい場合は、基礎となる内容へ戻る選択肢も考えます。

4歳6か月で始めたわが家がつまずいた問題

わが家の娘は、4歳6か月から七田式プリントBに取り組みました。ひらがなはすべて読め、数字の理解も進んでいましたが、すべての問題を迷わず解けたわけではありません。

「もじ」は文字よりイラストの名前に迷った

「もじ」では、イラストを見て、その言葉の最初の文字を書く問題があります。娘はイラストを見ながら、「ら?」「ま?」などと確認してくることがありました。

あるときは、「ろうそく」を「どうそく」だと思っていたことも分かりました。ひらがなを書けないのではなく、イラストが何を表しているのか、言葉の最初の音は何かに自信がなかったのです。

わが家の実体験

確認されたときは、文字を先に教えるのではなく、「これは何の絵かな?」と、まず物の名前を声に出して確かめました。名前が分かると、最初の音を自分で拾って書けることがありました。

この経験から、「文字を書けない」と「言葉が分からない」は分けて考える必要があると感じました。イラストの見え方によって迷っている場合もあるため、1問の間違いだけで文字の理解度を判断しないようにしています。

「かず」は計算より問題文の問い方で混乱した

「かず」で迷いやすかったのは、「4は5より1小さい」「5は4より1大きい」のように、数の関係を日本語で表した問題です。

数の大小そのものが分からないというより、今はどの数について、何を答えるのかが途中で混乱するようでした。

数直線がある問題では、数を指で追いながら考えられます。数直線がない問題では、自分で数直線を書いて答えを探す姿も見られました。

わが家の実体験

トドさんすうなどのアプリは、慣れると画面や操作から「何をする問題か」をつかみやすい面があります。紙のプリントで問題文を読み、「何を聞かれているのか」を理解してから解く流れは、娘にとってよい練習になっていると感じています。

数直線を自分で書けたときは、その方法を止めずに使わせています。頭の中だけで答えることを求めるより、考えを目に見える形にするほうが、どこで迷ったのか親も把握しやすくなります。

「ちえ」は初めての問題形式や複雑な規則で迷った

娘は図形が得意ですが、見たことのない形式の問題には弱さがありました。得意な分野でも、答え方を理解するまでに時間がかかることがあります。

パターンの繰り返しでは、「○△□|○△□」程度なら解けても、「○△□□|○△□□」のように少し複雑になると、どこまでが一つのまとまりか分からなくなるようでした。

わが家の実体験

繰り返している一まとまりを鉛筆で囲んだり、区切り線を入れたりして考えるよう促すと、自分で規則を見つけて解けました。答えを教えるのではなく、「同じまとまりはどこかな?」と見る範囲を整理する声かけが役立ちました。

図形が得意でも規則性の問題で迷うことはあります。「図形が分からない」とまとめず、形の認識・規則の発見・問題形式の理解のどこが難しいかを分けて見ることが大切です。

七田式プリントBができないときの教え方4ステップ

子どもが手を止めたとき、わが家では次の順番でサポートしています。

1.問題文を一緒に読む

まずは問題文を一緒に読みます。ひらがなを読めても、文の意味まで正確につかめるとは限りません。

「何について聞かれている?」「どれとどれを比べるのかな?」と確認し、子どもが理解した内容を言葉にしてもらいます。親が最初から簡単な言葉に直してしまうのではなく、原文を読んだあとで必要な部分だけ整理します。

2.どこで分からなくなったかを確かめる

「分からない」と言われたら、すぐに解き方を説明せず、何が分からないかを確かめます。

  • イラストの名前が分からないのか
  • 問題文の言葉が分からないのか
  • 答え方が分からないのか
  • 考え方そのものがまだ難しいのか

迷っている場所が分かれば、親が手伝う範囲を最小限にできます。

3.考えるための手がかりを一つだけ加える

次に、数直線を書く、まとまりを囲む、イラストの名前を声に出すなど、考えるための手がかりを一つ加えます。

一度に詳しく説明すると、子どもが考える前に答えへ誘導してしまいます。最初は小さなヒントにとどめ、それでも難しい場合だけ次のヒントを出します。

4.自分で見つけた考え方を認める

自分で数直線を書いたり、印を付けたりしたときは、「その考え方、分かりやすいね」と過程を認めます。

公式サイトでも、保護者が答え合わせをし、取り組み後は褒めることが案内されています。正解した結果だけでなく、分からないときに工夫したことも言葉にすると、次の問題でも自分から方法を選びやすくなります。

もじ・かず・ちえ別のつまずき対策

分野つまずきの例最初に試すサポート
もじイラストの最初の文字が分からない物の名前を声に出して確認する
かず「○より△大きい・小さい」で混乱する比べる数に印を付け、数直線で表す
ちえ複雑な繰り返しのまとまりが見えない同じグループを囲み、区切りを入れる

もじ:答えの文字より先に言葉を確認する

イラスト問題では、文字の知識だけでなく、語彙や音への気付きも必要です。「最初の文字は『ろ』だよ」と教える前に、「これは、ろうそくだね」と名称を確認します。

名前が分かったあとは、ゆっくり発音して最初の音を聞かせ、どの文字かを本人に選んでもらいます。イラストを別の物だと捉えている場合は、間違いを責めずに名称を伝えます。

かず:問題文を図や数直線へ置き換える

「大きい」「小さい」の関係が文章で示される問題では、基準になる数と、そこからどちらへ動くのかを整理します。

  1. 比べる二つの数に丸を付ける
  2. どちらの数から考えるか確認する
  3. 数直線を書いて、右または左へ動く
  4. 問題で聞かれた数をもう一度確認する

足し算そのものの導入や教え方は、以下の記事で段階別に紹介しています。この記事では、七田式プリントBの問題文を読み取る場面に絞っています。

4歳の足し算の教え方|遊びながら『合わせる』から始める5ステップ

ちえ:見えないまとまりを線で見えるようにする

規則性の問題は、どこまでが一つのグループかを見つけられると考えやすくなります。最初のまとまりを囲み、次にも同じ並びがあるかを探します。

親がすべて囲むのではなく、一つ目だけを一緒に見つけ、続きは子どもに任せます。形式に慣れていないだけなら、見方が分かると一人で解けることがあります。

分からない問題は飛ばしてもいい?

わが家では、少し考えても難しく、本人が嫌になりそうな問題は、その場で完璧に理解させることを優先していません。

七田式プリントは、類題へ繰り返し取り組む「400%学習」を特徴としており、公式サイトでは、間違えた問題について保護者が別途復習計画を立てなくても、順番に進めることで似た問題に再び取り組めると説明しています。

そのため、一度で完璧に解かせようとして同じ問題を長時間続けるより、必要なヒントを出して区切り、次の類題で様子を見る方法も取れます。ただし、これは「何も説明せずに空欄のまま進めればよい」という意味ではありません。どこで迷ったかを確認し、次に同じ形式が出たときに変化を見ることが大切です。

無理に正解させることをゴールにしない

泣くほど嫌がる、親子ともにイライラする、手がかりを出しても考えられない状態なら、その日は切り上げてもよいと考えています。1問を完成させることより、次も机に向かえる状態を守るほうを優先します。

1日3枚の進め方や、毎日できない日の扱いについては別記事にまとめています。

七田式プリントBを続けるかAに戻るかの判断

一つの問題で迷っただけなら、すぐにプリントAへ戻る必要はないと考えています。Bを続けるか迷ったときは、次の様子を見ます。

Bを続けながら支えやすい状態

  • 問題文を一緒に読むと理解できる
  • 数直線や囲み線などのヒントがあれば自分で解ける
  • 得意な問題や一人で解ける問題もある
  • 本人がプリントを嫌がらず、続ける意欲がある
  • 類題が出たときに、少しずつ解き方を思い出せる

Aの内容を確認する選択肢がある状態

  • ひらがなの読みや10までの数の理解で繰り返し止まる
  • ほとんどの問題で親の詳しい説明が必要になる
  • ヒントを加えても考え方をつかめない状態が続く
  • 難しさからプリント自体を強く嫌がる

公式では、七田式プリントBは、プリントAが終わりそうな子・終わった子にもすすめられています。ただし、Aへ全面的に戻らなければならないわけではありません。苦手な内容だけ市販ワークや具体物を使って確認し、Bの得意な問題は続ける方法もあります。

「Aに戻る判断」は家庭での目安です

上記は、公式が示す合否基準ではなく、わが家の経験と教材編集の視点から整理した判断材料です。年齢だけで決めず、子どもの理解度と負担感を見ながら調整してください。

七田式プリントBの開始目安に合い、少しのヒントで考えられるなら、Bを続けながら理解を支えていく方法もあります。教材の詳しい内容や最新の価格は、購入前に公式ページで確認してください。

できないときに避けたい教え方

答えをすぐに教える

答えを伝えればプリントは早く終わりますが、子どもがどこで迷ったかは分からないままです。まずは、問題文・言葉・答え方のどこが難しいかを確認します。

一度に長く説明する

説明が長いほど、幼児は何を考えればよいか見失いやすくなります。「名前を確認する」「数直線を書く」「一まとまりを囲む」など、ヒントは一つずつ出します。

年齢やほかの子と比べる

対象年齢の範囲内でも、得意不得意や経験は異なります。「4歳なのにできない」と捉えず、前回より理解できたことや、自分で使えた方法を見ます。

その場で何度もやり直させる

七田式プリントには類題が再登場する設計があります。同じ問題を何度もやり直して気持ちが切れる場合は、次の類題で理解を確認する選択肢もあります。

七田式プリントBの難しさに関するよくある質問

七田式プリントBは何歳向けですか?

公式の対象年齢は3歳6か月〜5歳です。ただし年齢は目安で、ひらがなをすべて読めること、10までの数の大きさが分かり書けることが開始サインとして示されています。実年齢だけでなく、現在の理解度を確認して選びます。

4歳でできない問題があると、Bは早すぎますか?

数問できないだけで、早すぎるとは限りません。問題文を一緒に読む、言葉を確認する、図に表すといった小さなヒントで解けるかを見ます。ほとんどの問題で詳しい説明が必要な状態が続く場合は、Aの内容を確認することも検討します。

親はどこまで手伝っていいですか?

子どもが考えるための入り口を作るところまで手伝います。問題文を読む、イラストの名称を確認する、数直線や区切り線を提案するなどです。答えを先に示すのではなく、必要最小限のヒントから始めます。

間違えた問題はすぐ復習したほうがいいですか?

公式では、順番に進めることで類題に4回取り組む設計のため、間違えた問題について別の復習計画を立てる必要はないと案内されています。ただし、間違えた原因を簡単に確認し、次の類題で理解の変化を見ることは大切です。

毎日3枚できないと効果がありませんか?

公式が示す基本の取り組み方は1日3枚・15分からで、できるだけ毎日、決まったスケジュールで進める方法です。一方、毎日できない日の考え方や、わが家での実際のペースは、進め方の記事で詳しく紹介しています。

まとめ|「できない理由」を分けるとサポートしやすい

七田式プリントBは、ひらがなや数字を覚えているだけで、すべて解ける教材ではありません。言葉の意味、問題文の読み取り、初めての形式への対応など、複数の力が必要です。

  • もじは、文字を書く前にイラストの名前を確認する
  • かずは、問題文を数直線や図へ置き換える
  • ちえは、繰り返しのまとまりを囲んで見えるようにする
  • ヒントは一つずつ出し、子どもが考える余地を残す
  • 一問の間違いではなく、つまずきが続くかでレベルを判断する

わが家でも、「ろうそく」の名前を取り違えていたり、数の関係を表す文章で迷ったり、複雑なパターンの区切りが見えなかったりしました。しかし、迷っている場所に合った手がかりを加えると、自分で答えへたどり着けることがありました。

大切にしていること

「できなかった問題を正解させる」ことだけを目的にせず、分からないときに問題を読み、図を書き、規則を探す経験を積むことを大切にしています。小さなヒントで考えられるなら、その工夫も学びの一部です。

わが子の現在の理解度に合いそうだと感じた方は、七田式プリントBの収録内容や購入条件を公式ページで確認してみてください。

購入前にデメリットや親の負担も確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。

参考文献・参考資料

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