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4歳で数えられるのに個数がわからない?教材編集者が教える「数の概念」の育て方

「1、2、3、4、5……とは言えるのに、『全部で何個?』と聞くと分からない」

「『3個ちょうだい』と言っても、2個だったり5個だったりする」

「数字の“4”は読めるのに、積み木4個とは結びついていない気がする」

こんな姿を見ると、
「数の意味をちゃんと分かっていないのかな?」
「4歳なのに大丈夫?」
と心配になりますよね。

4歳ごろになると、
「10まで数えられる」
「20まで言える」
「100まで言える」
といった話を耳にすることも増えてきます。

でも、ここで一つ知っておきたいことがあります。

「1、2、3……と数を言えること」と、「3個が本当に3個だと分かること」は同じではありません。

私は幼児向けを含む教材の編集に携わっていますが、数の教材を考えるときも、

・数を順番に言える
・物を一つずつ数えられる
・数え終わったあと「全部で○個」と分かる
・数字の記号と実際の量を結びつけられる
・多い・少ないを比べられる

といった力を分けて考えます。

発達心理学では、数えることには、物一つにつき数詞一つを対応させる「1対1対応」や、数えた最後の数詞が集合全体の数を表す「基数性」など、複数の原理が関係すると整理されています。

つまり、
20まで言えるのに「3個ちょうだい」が難しいということがあっても、矛盾ではありません

文部科学省も幼児期の数量について、知識を単純に教え込むのではなく、日常生活の中で人数や物を数えたり、量を比べたりしながら数量に親しむ経験を重視しています。(文部科学省)

この記事では、

・4歳で数えられるのに個数が分からなくても大丈夫?
・「数唱」と「数量理解」の違い
・数の概念が育つ流れ
・家庭でできる数遊び
・ワークを使うタイミング

まで、教材編集者の視点から分かりやすく解説します。

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contents

4歳で数えられるのに個数がわからなくても大丈夫?

まず結論から。

4歳で数を順番に言えるのに、個数の理解がまだ曖昧だからといって、それだけで「遅れている」とは判断できません。

幼稚園教育要領には、
「4歳なら10個まで理解する」
「4歳なら○まで数えられる」
といった一律の到達基準はありません。

むしろ、日常生活の中で数量や図形に関心を持つことが内容として示されています。文部科学省の解説では、実際に人数や物を数えたり、量を比べたり、遊びや生活の中で数や量を使ったりする経験が大切だと説明されています。(文部科学省)

だから、

「20まで言えるのに5個が分からない」

ときに、

「20まで言えるんだから5個くらい分かるはず」

と考えなくても大丈夫です。

数の並びを覚える力と、実際の個数を理解する力は、少し違います。

大切なのは、

「何個まで言える?」ではなく、「今どんな数の使い方ができている?」

と見ることです。

「10まで言える」と「10個がわかる」は別の力

数の学習を理解しやすくするために、3つに分けて考えてみます。

数を順番に言える「数唱」

「いち、に、さん、し、ご……」

と、数詞を順番に唱えることです。

歌のようなリズムで覚えている子もいます。

数唱ができること自体は、とても大切な数の経験です。

ただし、数詞の順番を言えることだけで、それぞれの数が表す量まで理解しているとは限りません。

実物を「3個」と理解する数量理解

今度は、

りんごを3個取る。

積み木を3個並べる。

「2個と5個なら、5個の方が多い」と感じる。

といった、実際の量に関する理解です。

数字の「3」と3個を結びつける

さらに、

「3」

という数字を見て、

●●●

という量と結びつける力があります。

幼児を対象とした小規模研究では、1対1対応や基数性といった数概念の獲得が、数字の読み書きより先行する可能性も示唆されています。ただし、この研究は参加者数などに限界があり、研究者自身も追加検討が必要としています。

つまり、

数字が読めるから、数量も必ず分かる

とも、

数字が書けないから、数が分かっていない

とも言えません。

「全部で何個?」に答えられないのはなぜ?

こんな場面を想像してください。

積み木が4個あります。

子どもは、

「1、2、3、4」

と正しく数えました。

そこで、

「全部で何個?」

と聞くと、

「2個!」

……え?

今「4」って言ったよね?

大人はそう思います。

でも、ここにも一つ段階があります。

数えるときには、最後に言った数詞が、その集合全体の個数を表すという理解が必要です。

(これを「基数性」または「基数の原理」と呼びます。発達研究では、計数の重要な原理の一つとして整理されています。

もちろん、家庭で「基数性」という言葉を教える必要はありません。)

子どもには、

「1、2、3、4。全部で4個だね」と一緒に言ってあげれば十分です。

ポイントは、

1、2、3、4!で終わらず、「だから4個」と結びつけること。

「数える力」はいくつかの力が重なってできている

「数える力」をわかりやすく5つの段階に分けてみます。

これは「必ずこの5段階をこの順番で通る」という意味ではありません。

数についての発達研究をもとに、保護者が子どもの様子を見やすいよう簡略化したものです。1対1対応や安定した数詞系列、基数性などは、計数を支える重要な考え方として研究されています。

1.数を順番に言える

「1、2、3、4、5」と数詞を一定の順番で言う。

これが数唱です。

2.一つの物に一つの数字を対応させられる

いちごを指さしながら、

1個目「1」

2個目「2」

3個目「3」

と数えます。

このとき、

同じ物を2回数える。

一つ飛ばす。

指より言葉が先に進む。

といったこともあります。

物一つにつき一つの数詞を対応させる考え方は「1対1対応の原理」と呼ばれます。

3.最後の数字が全部の個数だと分かる

1、2、3。

だから、

全部で3個。

ここまでつながります。

4.数字の記号と量を結びつける

「4」

というカードを見て、積み木を4個置く。

または、

積み木4個を見て、「4」のカードを選ぶ。

こうして、

記号としての数字と実際の量がつながっていきます。

5.量を比べられる

2個と5個を見て、

「5個の方が多い」

と分かる。

最初に「多い・少ない」で遊ぶなら、

4個と5個

よりも、

1個と5個

くらい差をつけると、遊びやすいでしょう。

4歳で個数がわからない5つの理由

1.数の並びを「フレーズ」として覚えている

「いちにさんしごろくしちはち……」

と、とても速く言える。

でも実際に物を数えるとずれる。

そんなことがあります。

数唱ができることは立派な成長です。

ただ、数唱から実際の計数へは、「物一つにつき数詞一つ」という対応も必要になります。

2.指と数字がずれてしまう

物を数えている途中で、

同じ物を2回触る。

一つ飛ばす。

言葉だけ先へ進む。

こうした状態です。

そんなときは、散らばった物をいきなり数えるより、

一列に並べる

のがおすすめです。

それでも難しければ、

数えたものを左から右へ一つずつ移動する。

箱へ一つずつ入れる。

と、「もう数えたもの」が目で分かるようにします

3.「最後に言った数=全部の個数」がまだつながっていない

1〜5までは正しく数えた。

でも、

「何個?」

と聞かれると分からない。

この場合は、数えることと基数性の理解がまだ十分につながっていない可能性があります。

発達研究でも、数唱しながら最後に言った数詞を答えることと、その数詞が集合全体を表す意味を理解していることは必ずしも同一ではないと論じられています。

だから、

「今5って言ったでしょう?」

と何度も問い直すより、

「1、2、3、4、5。全部で5個だね」

と見せてあげる方がいいです◎

4.数字の形と量がまだ結びついていない

「5」という数字は読める。

でも、

「5個ちょうだい」

は難しい。

これもあり得ます。

数字は量を表す記号です。

実物の数量理解と数字の読み書きは関連しますが、同一の能力ではありません。

5.紙より実物の方が理解しやすい

ワークでは、

「りんごはいくつありますか?」

と絵を数えます。

もちろん、こうした問題にも意味があります。

でも今まだ数の概念を作っている途中なら、

本物の積み木。
ミニカー。
お菓子。
お皿。
の方が理解しやすいこともあります。

文部科学省の解説でも、数量の知識だけを単に教えるのではなく、生活の中で必要感を感じて数えたり、量を比べたりする多様な経験を積み重ねることが大切だとされています。(文部科学省)

だからワークでうまくいかないときに、

ワークを増やすより実物へ戻るのがおすすめです。

 

教材編集者として感じる|「数の勉強」を作らなくても生活に数はいっぱいある

数の力を伸ばしたいと思うと、
「数字の勉強をしよう」
「これ何個?」
と、つい問題を出したくなります。

私も、家で教材的なやり取りをしたくなることがあります。

でも、幼児期の数に関しては、
生活そのものがかなり優秀な教材だと思っています。

例えば、おやつ。

「これ何個?」
と問題にする代わりに、
「ママにも2個ちょうだい」
とお願いする。

食事なら、
「みんなのスプーンを持ってきてくれる?」
と言う。

人形遊びなら、
「3人いるから、お皿も3枚お願い」
でもいい。

ここでは、「正解を答えるために数える」のではありません。

必要だから数を使います。

文部科学省の幼稚園教育要領解説にも、おやつを人数に合わせて配ったり、空いている椅子を数えたりといった、日常生活の中で数量を使う具体例が紹介されています。(文部科学省)

これは家庭でもそのまま使えます。

最初は「3個ちょうだい」くらいからでOK

個数理解がまだ曖昧な場合、私は最初から10個を扱わなくてもいいと思っています。

例えば、積み木をたくさん置いて、

「2個ちょうだい」

と言ってみる。

取れたら、

「1、2。2個だね」

と一緒に確認します。

次は3個。

このくらいの小さな数からで十分です。

発達研究でも、幼児の整数理解は小さい数の処理を土台にしながら範囲を広げていくという見方があります。ある研究では、5までの数の構造を十分に理解しないまま数範囲だけを広げても効果は限られる、と論じられています。これは一つの研究上の見解であり、家庭で「必ず5までに限定すべき」という意味ではありません。

つまり、20まで言えるから20個で練習する必要はないということ。

今よく分かる数から始めればOKです。

数の概念を育てる家庭遊び7選

1.「○個ちょうだい」ゲーム

家にある物を使います。

「積み木2個ちょうだい」

「いちご3個ください」

これだけです。

できなければ一緒に数えます。

2.一人に1個ずつ配る

人形を3体並べて、

「みんなにクッキーを1個ずつあげよう」

と遊びます。

一人につき一つ。

これは生活の中でも使いやすい1対1対応です。

研究でも、皿といちごのように意味のある対応関係がある場面は、幼児が数量関係を捉える際に役立つ可能性が論じられています。

3.「同じ数」を作る

親が積み木を3個置き、

「ママと同じにしてみて」と言います。

数字を一切使わなくてもOK。

量を見比べる遊びになります。

4.数字カードと物を合わせる

数字の「3」の下に、

積み木を3個。

「4」なら4個。

数の量が分かってきてから、数字との対応を楽しみます。

5.多い・少ないゲーム

お皿Aに1個。

お皿Bに5個。

「どっちが多いかな?」

と聞きます。

慣れたら差を小さくします。

6.お店屋さんごっこ

「りんごを2個ください」

「ドーナツを3個ください」

など。

大人が店員でも子どもが店員でもOKです。

数を使う目的があるので、取り入れやすい遊びです。

7.すごろく

サイコロの目を数え、

その数だけコマを動かします。

ただし、最初から一人で全部できなくても大丈夫。

サイコロの点を一緒に数う。

親がコマを一緒に動かす。

そんなところから始めます。


教材編集者がおすすめする「数の概念」5ステップ

家庭で進めるなら、私はこんな順番をおすすめします。

STEP1 小さい数を使う

最初は1〜3個程度。

「1個」

「2個」

「3個」

を生活の中で使います。

STEP2 一つずつ触りながら数える

「1」

「2」

「3」

と言うたびに、一つずつ触る。

または一つずつ移動します。

言葉と物を一つずつ対応させる

ことがポイントです。

STEP3 「全部で○個」まで言う

「1、2、3」

で終わらず、

「全部で3個」

までセットにします。

基数性の理解につながる経験です。

STEP4 数字と実物をつなぐ

3個が分かってきたら、

「これが数字の3だね」

とカードなどを見せます。

量が先でも、数字が先でも、興味のある方からで構いません。

STEP5 少しずつ範囲を広げる

3個がかなり分かるなら4個。

4個が分かれば5個。

「今日は10まで!」

と急いで広げません。

「100まで数えられる」をゴールにしなくていい

幼児教育の話をしていると、

「100まで数えられる」という能力は目立ちます。

数字が大きいので、「すごい!」と分かりやすいんですよね。

でも、

100まで数唱できることと

数量理解が深いことは同義ではありません

20までしか言わなくても、

「3個ちょうだい」で正確に3個取れる。

お菓子5個を二人で分けようとして考える。

2個より5個の方が多いと分かる。

こうしたことも、立派な数の力です。

「いくつまで言える?」だけを物差しにしない。

私はここをかなり大切にしたいと思っています。

数字ワークはいつから使えばいい?

ワークを使うこと自体はもちろんOKです。

ただし、

「4歳だから4歳ワーク」

だけで決めるより、今の理解に合わせると◎

まだ「3個」が曖昧なら

まずは実物を使った遊びがおすすめです。

積み木。

お菓子。

ミニカー。

人形。

家にあるもので十分です。

数と量が少しずつ結びついてきたら

数と数字を対応させる問題を取り入れます。



例えば学研の幼児ワーク『4歳 かず』は、公式には「10までの数がかぞえられるお子さん向け」とされ、「数と数字の対応」「順序数」などを中心に扱っています。定価726円(税込)、A4判72ページです。(学研本社)

ここは大事です。

4歳用だから、数の概念がまだ曖昧な4歳にも必ずちょうどいいわけではありません。

公式にもスタート段階の目安があります。

今まだ「2個ちょうだい」が難しいなら、先に実物遊びを楽しむのも立派な選択です。

数字を書くことに興味が出てきたら

「3」をなぞる。

「4」を書く。

という書字へ進んでもよいでしょう。

ただし、

数字を書くことと数量を理解することは別テーマ。

「数字は読めるけれど書けない」と悩んでいる場合は、書字の練習と数量理解を切り分けて考えると整理しやすくなります。

教材選びは「対象年齢」だけで決めない

これは教材編集者としてかなり伝えたい部分です。

市販ワークには、

「3歳」

「4歳」

「5歳」

と大きく書いてあります。

でも、同じ4歳でも、

1〜3個の理解を深めている子。

10まで数えられる子。

10の数量もかなり分かる子。

数字を書くのが好きな子。

それぞれ違います。

実際、学研の『3歳 かず』は公式に「5までの数がかぞえられるお子さん向け」とされ、数と数字の対応や大小比較などを扱っています。一方、『4歳 かず』は「10までの数がかぞえられるお子さん向け」です。(学研本社)



つまり出版社側も、

年齢だけではなく、今できること

をスタート目安にしています。

だから、4歳で3歳向け教材を選んでも問題ありません。

むしろ、「自分でできる!」「簡単!」というページが多い教材の方が、家庭では使いやすいこともあります。

「数えられるのに個数がわからない」ときに避けたいこと

何度もテストする

「これは何個?」

「じゃあこれは?」

「さっきやったでしょう?」

と繰り返すと、数遊びがテストになってしまいます。

答えられなければ、

「一緒に数えよう」

でOKです。

いきなり大きな数へ進む

20まで言えるから20個。

100まで言えるから100個。

と数量まで同じ範囲にする必要はありません。

今よく分かる小さな数を使います。

数字を書く練習だけ増やす

「3」を何回書いても、3個という数量の理解がそのまま育つとは限りません。

他の子と「いくつまで」で比べる

「○○ちゃんは100まで数えられる」

という情報だけでは、その子の数量理解がどこまで育っているかは分かりません。

見るなら、わが子自身の変化。

昨日は2個が分からなかった。

今日は2個取れた。

それで十分です。

よくある質問

4歳で10まで数えられないのは遅いですか?

「4歳なら必ず10まで数えられる」という文部科学省の到達基準はありません。

幼稚園教育要領では、日常生活の中で数量や図形などに関心を持つことが示され、解説でも生活の中で数えたり比べたりする経験が重視されています。(文部科学省)

数唱だけでなく、日常の中でどのように数を使っているかも見てみましょう。

20まで言えるのに5個取れません。大丈夫?

数唱と、指定された個数を取り出すことは同じではありません。

まず、

「1個ちょうだい」

「2個お願い」

など、小さい数から遊んでみてください。

数えられるのに「全部で何個?」がわかりません

数えた最後の数詞が集合全体の個数を示すという理解を「基数性」といいます。

家庭では、

「1、2、3。全部で3個だね」

と親が言葉を添えるだけでOKです。

数字は読めるのに個数が分かりません

数字の読みと数量理解は関連しますが、同一ではありません。

数概念と数字表記の理解・産出との関連を示す幼児研究もありますが、発達の進み方には個人差があります。

まずは実物を動かしながら、小さい数を楽しんでみてください。

4歳なら何個まで理解できればいい?

一律の公的基準はありません。

「10個までできること」を目標にするより、

2個。

3個。

4個。

と、今分かる範囲を生活の中で使う方がおすすめです。

指で数えると数が飛びます

一列に並べる。

数えた物を一つずつ移動する。

一つずつ箱へ入れる。

など、「一つに一つ」を分かりやすくしてみてください。

数字ワークをやらせた方がいい?

本人が楽しめるなら使って構いません。

ただし、数量理解がまだ曖昧なら、実物遊びも大切にしてください。

文部科学省も、幼児期には生活の中で必要感をもって数量に触れることを重視しています。(文部科学省)

足し算はもう教えた方がいい?

4歳だから足し算を始めなければならない、という公的基準はありません。

まず、

3個ある。

1個増えた。

1個減った。

といった具体的な量の変化を遊びや生活で経験するところからで十分です。

学研の『4歳 かず』でも、数量・順序数などを扱いながら、5の分解を足し算・引き算の基礎として位置付けています。(学研本社)

教材編集者として伝えたい|「いくつまで言える?」だけで数の力を見ない

数字は、成長が分かりやすい分野です。

10まで言えた。

20まで言えた。

100まで言えた。

数字そのものが記録になるので、先へ進むと成長した感じがします。

でも、数の力はそれだけではありません。

「100まで言えるようにしよう」

より、

「3個って、本当に3個だと分かっているかな?」

と小さな数を丁寧に使う。

私は、その方が幼児期の算数の土台として大切だと考えています。

まとめ|「数えられるのにわからない」は数の理解がつながっている途中

4歳で、

「1、2、3……」とは言えるのに、「全部で何個?」には答えられない。

そんな姿を見ると、

「意味を分かっていないの?」

と心配になるかもしれません。

でも、数を扱うためには、

数詞を順番に言う。

物と数詞を一つずつ対応させる。

最後に言った数詞が全部の個数だと理解する。

数字の記号と量を結びつける。

多い・少ないを比べる。

といった複数の力が関わります。

だから、

「20まで言えるのに分かっていない」

ではなく、

「数唱は育っていて、数量理解が少しずつつながっている途中」

と見てみてください。

今日からできることは簡単です。

おやつのとき、「3個ちょうだい」と言ってみる。

一緒に、「1、2、3。全部で3個だね」と数える。

それだけでOKです。

数は、ワークの中だけにあるものではありません。

料理。買い物。おやつ。積み木。お店屋さんごっこ。家族の人数。

毎日の生活の中には、数を使う場面がたくさんあります。

「数字を覚えさせる」より、「数を使ってみる」。

そこから少しずつ、

「3」という言葉と、「3」という数字と、

本当の「3個」が、子どもの中でつながっていけば十分です。

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