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4歳でしりとりができないのは大丈夫?教材編集者が教える原因と楽しい教え方

「4歳なのに、しりとりが全然続かない」

「“りんご”の次なのに、“ご”から始まる言葉を言えない」

「幼稚園のお友達はできているみたい。うちの子、大丈夫かな?」

そんなふうに気になっているママ・パパもいるのではないでしょうか。

しりとりは、大人にとってはとても簡単な遊びです。

「りんご」
なら、最後の「ご」から始まる言葉を考えるだけ。

でも、実際に4歳の子どもとやってみると、
「りんご!」
「……バナナ!」
なんてことが普通に起こります。

私も幼児向けを含む教材の編集に携わっていますが、自分の子どもが4歳になって改めて感じました。

しりとりって、実はかなり頭を使う遊びです

わが家の子どもが、しりとりの仕組みをちゃんと理解し始めたのは4歳半くらいでした。

それまでも言葉はたくさん知っているし、ひらがなにも興味がありました。

ところが、
「りんごの最後は“ご”だよ。“ご”から始まるものは?」
と聞いても、なかなか出てこない。

大人は、
「最後の文字から次を考えるだけなのに」
と思いますよね。

でも子どもの頭の中では、

「りんご」という言葉を音に分ける

最後の音が「ご」だと気づく

その「ご」を覚えておく

知っている言葉の中から「ご」で始まるものを探す

言葉として答える

という複数の作業が行われています。

実際、2024年に発表された3〜6歳児を対象とした研究では、しりとりを3往復できる割合の50%通過年齢は56.2か月、75%は64.4か月、90%は71.8か月でした。研究では「しりとりは5歳頃にできるようになる」と推定されています。(J-STAGE)

つまり、

4歳でしりとりがまだうまくできなくても、それだけで「遅い」と考える必要はありません。

この記事では、教材編集者であり、実際に4歳児を育てている母として、

・4歳でしりとりができなくても大丈夫なのか
・なぜしりとりは意外と難しいのか
・4歳半で理解し始めたわが家の体験
・七田式プリントBがきっかけになった話
・「ようかいしりとり」の歌や絵本
・紙に書くと理解しやすかった理由
・しりとりにおすすめの絵本・教材
・家庭でできる楽しい教え方

まで詳しく紹介します。

contents

4歳でしりとりができないのは大丈夫?

結論から言うと、

4歳でしりとりができなくても、それだけで心配する必要はありません。

「4歳ならしりとりができる」という一律の到達基準があるわけでもありません。

むしろ研究を見ると、4歳は「もう当然できる時期」というより、しりとりができるようになっていく途中の時期と考えた方が自然です。

2024年の研究では、3〜6歳の幼児にしりとりを行い、3往復できれば「できる」と判定しています。

その結果、50%の子が通過する年齢が56.2か月。

およそ4歳8か月です。

さらに75%になるのは64.4か月、およそ5歳4か月でした。(J-STAGE)

この結果を知ったとき、私はかなり納得しました。

わが家も、「しりとりっぽくなってきたな」と感じたのは4歳半を過ぎたくらい。

それ以前は、

最後の音は教えれば分かる。
でも次の言葉は出ない。
好きな言葉を突然言う。

そんな状態でした。

今振り返ると、それは「できない」というより、
しりとりに必要な力が、少しずつつながっている途中だったのだと思います。

そもそもしりとりって、何がそんなに難しいの?

「りんご→ごりら」

大人なら一瞬ですよね。

でも、しりとりには複数の力が必要です。

1997年の研究では、一人でしりとりをするためには、

・単語の語尾の音を取り出す
・その音から始まる単語を探す

といった音韻意識が必要であり、単に語彙が豊富ならできるというものではないことが示されています。(CiNii)

 

また、3〜5歳児を対象にした研究では、特に4〜5歳ごろに、日本語の音を「モーラ」という単位で捉える力が育っていくことが報告されています。(J-STAGE)

つまり、

「りんご」というひとかたまりの言葉から、

り・ん・ご

と音を分け、

最後の「ご」だけを意識する。

これは、大人には当たり前でも4歳には新しい考え方なのです。

4歳でしりとりができない5つの理由

1.言葉の「最後の音」を取り出せない

まず最初の壁がここです。

「りんごの最後は?」
と聞いても、
「りんご!」
と答える。

これはルールを聞いていないのではなく、
「最後の音」という考え方そのものがまだ分かりにくい
可能性があります。

子どもにとって「りんご」は、最初から一つの言葉です。

そこから「ご」だけ切り出すためには、言葉を音の単位で意識する必要があります。

2.最後の音は分かっても、次の言葉を探せない

「りんごの最後は?」
「ご!」
ここまではできる。

でも、
「じゃあ“ご”から始まる言葉は?」
と聞くと、
「……?」
となることがあります。

ここでは、今度は頭の中にある言葉を、

動物
食べ物
乗り物

という「意味」ではなく、

“ご”から始まる言葉

という「音」で探さなくてはいけません。

先ほどの研究でも、音を手掛かりに単語を探すことは、単に語彙量が多いこととは異なる力だとされています。(CiNii)

なので、「いっぱいしゃべれるのに、しりとりだけできない」こともあります。

3.頭の中だけで考えると情報が消えてしまう

わが家では、これがかなり大きかったと思います。

例えば、

「りんご→ごりら→らっぱ」

と口だけで言うと、最初の「りんご」はどんどん過去の情報になります。

その状態で、

「次は“ぱ”だよ」

と言われても、子どもは、

今どの言葉だった?
最後は何だった?
次は何を探すの?

と、頭の中だけで整理しなくてはいけません。

大人にとっては簡単ですが、4歳には意外と忙しい作業です。

そこで試してみたのが、

紙に書くこと

りんご

ごりら

らっぱ

と書いて、

「りん“ご”のここ」

「“ご”りらのここ」

と指さすと、音のつながりを目で確認できます。

わが家では、口で説明するよりも分かりやすそうでした。

4.しりとりのルールが多すぎる

普通のしりとりには、

・最後の音から始める
・一度使った言葉は使わない
・「ん」で終わると負け

など複数のルールがあります。

これを初めから全部理解させようとすると、難易度が上がります。

4歳なら最初は、「前の言葉の最後と、次の言葉の最初を同じ音にする」だけで十分。

「ん」で負けるルールは、あとからでも構いません。

5.しりとりそのものに興味がない

もう一つ忘れたくないのが、単純に、まだ面白いと思っていないケースです。

わが家も最初に私から、
「しりとりしよう!」
と誘った頃は、そこまで食いつきませんでした。

ところが、
プリント教材のしりとり問題。
「ようかいしりとり」の歌。
など、別の入り口からしりとりに触れることで、少しずつ興味が出てきました。

親が説明するより、

子どもの好きな世界の中にしりとりが登場する

方が入りやすいことがあります。

わが家でしりとりが分かり始めたのは4歳半〜くらい

わが家の子どもは、4歳になったばかりのころには、普通のしりとりは成立していませんでした。

私:「ねこ。最後は“こ”だよ」

子:「……りんご!」

私:「“こ”から始まるものだよ」

子:「くるま!」

そんな感じです。

でも本人はふざけているわけではなく、
「言葉を答えるゲーム」
としてはちゃんと参加しているんですよね。

その様子を見ながら、
「ルールを知らない」というより、頭の中だけでは音をつなげにくいのかも
と思うようになりました。

そこから、

最後の音だけ一緒に言う。
紙に書く。
選択肢を出す。
教材の問題を使う。
歌で遊ぶ。

と、やり方を少しずつ変えていきました。

すると4歳半くらいになったころから、
「あ、最後の音から次を言うのね」
という理解が急につながってきた感じがありました。

幼児教育では、「教えたから次の日できる」とは限りません

いろいろな経験が溜まって、ある日つながる。

しりとりも、まさにそうでした。

七田式プリントBがしりとりへの興味のきっかけに

わが家で印象的だったのが、七田式プリントBです。


「七田式プリントB」は3歳6か月〜5歳が対象の目安で、「ちえ・もじ・かず」を総合的に扱うプリント教材です。公式では、スタートの目安として「ひらがながすべて読める」「10までの数の大きさが分かり、書ける」ことも示されています。(七田式オフィシャルストア)

もじの学習内容には、イラストの名前をしりとり形式で書いていく課題が含まれています。(七田式オフィシャルストア)

わが家では、このしりとりを扱った問題が興味のきっかけになりました。

口頭だけだと、「何をどうつなぐの?」という感じだったのに、
プリントだと絵や文字があります。
考えている間も情報が目の前に残っています。

そのため、「これの最後と、こっちの最初が一緒なんだ」と理解しやすかったのだと思います。

できない原因が、知識不足とは限らない。提示方法が変わるだけで、理解できることがある。

ただし七田式プリントBは、公式のスタート目安もある総合教材です。

「しりとり練習のためだけに買う」というより、すでに七田式プリントを進めている家庭や、内容・スタート目安が合う子の選択肢と考えるのがよいと思います。

「ようかいしりとり」の歌も興味を持つきっかけに

もう一つ、わが家で効果が大きかったのが「ようかいしりとり」です。

子どもは「ようかいはかせ」が登場するこの歌が好きで、そこからしりとりそのものに興味を持つようになりました。

NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で親しまれた歌で、絵本作家のおくはらゆめさんが歌詞とアニメーション原画を担当。その後、同じ作品世界が絵本『ようかいしりとり』になっています。(こぐま社)

しりとりを、「今日は練習するよ」と始めるより、

歌を聴きながら、「次、何かな?」と遊ぶ。

その方がわが家には合っていました。

ここでも感じたのは、

ルールを理解させてから楽しむ必要はない

ということです。

先に歌が面白い。
妖怪が面白い。

そのあと、「あれ? 名前がつながってる!」でも十分です。

しりとりの練習におすすめの絵本・教材

しりとりをまだ口頭だけで続けるのが難しい4歳には、

・絵で見る
・文字で見る
・選択肢から選ぶ
・歌で楽しむ

といった別の入り口を作ってあげるのがおすすめです◎

1.『ようかいしりとり』|歌が好きな4歳に


おくはらゆめさん作、こぐま社の『ようかいしりとり』。

「ようかいはかせ」のところに、ろくろっくびやざしきわらしがやってきて、妖怪の名前でしりとり対決をする内容です。

この絵本のいいところは、

「しりとりを学ぶ絵本」っぽくないこと。

妖怪を見る。

物語を楽しむ。

歌う。

その中にしりとりの仕組みが入っています。

こぐま社公式には、「まだしりとりが分かっていなかった4歳児が、この本で分かってきた」という読者の声も掲載されています。これは個人の感想であり効果を保証するものではありませんが、4歳ごろの導入に使われていることが分かります。(こぐま社)

わが家のように、歌から入った子には特におすすめです。

2.『ぶたたぬききつねねこ』|まず「つながる」を見せたい子に


馬場のぼるさん作、こぐま社のロングセラーです。

タイトルだけでも、

ぶた

たぬき

きつね

ねこ

としりとりになっています。

この本のよさは、仕組みがシンプルなこと。

「語尾を取り出して……」

と説明するのではなく、

絵と言葉を順番に見るだけで、音がつながっていく

構成になっています。

4歳に読んであげるなら、

「ぶ“た”」

「“た”ぬき」

と、つながる音だけ少し強調して読むのもおすすめです。

しりとりを全く理解していない段階なら、私はまずこういう絵本から入ります。

3.学研の幼児ワーク『4歳 ひらがな ことば』|しりとり+語彙+ひらがな


学研の幼児ワーク『4歳 ひらがな ことば』には、しりとりを含む言葉遊びが収録されています。

身近な言葉を、

・しりとり
・クロスワード
・逆さことば

などの言葉遊びを通して学ぶ構成で、語彙やひらがなの書きにもつなげています。(学研)

「しりとりだけの練習」にするのではなく、言葉遊びの一つとして取り入れられるのがいいところです。

すでにひらがなに興味がある4歳なら相性がよいでしょう。

4.くもん『ひらがなしりとりあそび』|しりとり+ひらがなの習得


くもんの幼児ドリル『ひらがなしりとりあそび』は、ひらがなの読みはできる子で、ひらがなを書くのをしっかり定着させたいときにすごくおすすめ。
4歳、5歳、6歳が対象年齢です。

1.まずは、「あ」~「ぽ」のつくことばの練習
2.つぎに、練習したことばでしりとりあそび
3.さいごに、絵のなかのことばでしりとりあそび

という構成で、しりとりの練習をしながら読み書きを確実にしたい子にはぴったりの内容。

5.学研の幼児ワーク『4歳 めいろ』|言葉をゼロから探すのが難しい子に


学研の幼児ワーク『4歳 めいろ』には、しりとりで進む迷路が収録されています。

このタイプの問題がいい理由は、

普通のしりとり
→ 頭の中から次の言葉をゼロから探す

しりとり迷路
→ 目の前の候補からつながるものを選ぶ

と、難易度を下げられること。

「最後の音は分かるけれど、次の言葉が思いつかない」という子には特に使いやすいと思います。

迷路好きなら、「しりとりの練習」と意識せず取り組めるのもメリットです。

6.七田式プリントB|プリント学習に慣れている子に


わが家おすすめの七田式プリントBも候補としてあげておきます。

先ほど紹介した通り、公式では「もじ」の内容として、イラストの名前をしりとり形式で書いていく問題が確認できます。(七田式オフィシャルストア)

ただし、対象年齢だけを見て選ばないように注意したいところ。

公式の対象目安は3歳6か月〜5歳ですが、スタート目安として「ひらがながすべて読める」「10までの数の大きさが分かり、書ける」が示されています。(七田式オフィシャルストア)

わが家ではすでに取り組んでいたので、しりとりへの興味が広がるきっかけになりました。

でも、「4歳でしりとりができないから七田式プリントBを始めよう」という教材ではありません。

すでにプリント学習をしている子が、さまざまな問題の中でしりとりにも触れるという使い方が自然です。

教材編集者ならこう選ぶ|タイプ別おすすめ

しりとり教材は、子どもの好きなことに合わせた方が使いやすいです。

歌・妖怪が好き
→ 『ようかいしりとり』

絵本が好き
→ 『ぶたたぬききつねねこ』

ひらがなや言葉遊びが好き
→ 『4歳 ひらがな ことば』

ひらがなを確実にしたい
→ 『ひらがなしりとりあそび』

迷路が好き
→ 『4歳 めいろ』

すでに七田式プリントを進めている
→ 七田式プリントBのしりとり問題

そして、まだ普通のしりとりが難しいなら、

歌で聞く

絵で見る

選択肢から選ぶ

紙に書いてつなぐ

最後に口頭だけでやる

くらいの順番で取り組ませるのがいいと思っています。

これは「正式なしりとり習得順序」という意味ではありません。
家庭で負担を下げるための、私なりのおすすめの進め方です。

4歳にしりとりを教えるなら「紙に書く」がかなりおすすめ

教材を買わなくても、紙とペンがあればできます。

例えば、

ねこ

こあら

と書きます。

次に、

あら

と、つながるところを丸で囲みます。

すると、

「最後と最初が同じ」

ことが目で見えます。

まだひらがなを全部読めないなら、

猫の絵 + 「こ」

コアラの絵 + 「こ」

でもOKです。

大切なのは文字を勉強することではなく、

音のつながりを見えるようにすること。

ひらがなの読みが未習得の子どもに対する研究でも、絵カードを使い、音の分解・抽出から段階的にしりとりへ進む方法が用いられています。対象や条件が異なるため一般化はできませんが、「文字だけに頼らず絵を使って段階化する」という考え方の参考になります。(J-STAGE)

教材編集者おすすめ|4歳のしりとり7ステップ

STEP1 最初の音を探す

いきなり最後の音は使いません。

「りんごの最初は?」

「り!」

まずは分かりやすい語頭から遊びます。

STEP2 最後の音を探す

次に、

「りんごの最後は?」

と聞きます。

難しければ、

「り・ん・ご。“ご”だね」

と親が答えてOKです。

テストではありません。

STEP3 同じ音から始まる言葉を探す

「“ご”から始まるもの、あるかな?」

と聞きます。

出なければ、

「ごりら?」

「ごはん?」

「ごま?」

と候補を出します。

STEP4 2語だけしりとりする

りんご

ごりら

これで終了。

最初は2語つながれば十分です。

STEP5 絵カードから選ぶ

例えば、

ごりら
ねこ
ばなな

の3枚を並べて、

「りんごの次はどれ?」

と選ばせます。

ゼロから答えを思い出す必要がないので、難易度を下げられます。

STEP6 紙に書いてつなげる

絵カードで分かってきたら、文字でも見せます。

りん

りら

のように、同じ音を同じ色で囲むとさらに分かりやすいです。

STEP7 普通のしりとりへ

最後に口頭だけで挑戦します。

答えられなければ、いくらでもヒントを出します。

「“か”だよ。食べ物で何かあったかな?」

くらいでOKです。

目標は、

親に勝つことではなく、言葉の音を楽しむこと。

 

しりとりが続かないときに避けたいこと

「違う!」とすぐ否定する

りんごの次に「バナナ」と言っても、

「違うでしょ!」

と否定するのではなく、

「バナナもいいね。しりとりでは、“ご”から探すんだよ」

くらいの余裕を持った声かけができるといいですね。

長く続けようとする

大人同士なら何十語と続けられますよね。

でも、4歳は3語でもOKです。

できたところで終わり、「またやろう」を残します。

語彙不足だと決めつける

言葉をたくさん知っていても、音から言葉を検索することは別の力です。

しりとり研究でも、語彙の豊富さだけでは説明できないことが示されています。(CiNii)

「4歳ならできる」と比較する

ここは特に注意したいところです。

先ほどの2024年の研究では、3往復のしりとりの50%通過年齢は56.2か月でした。(J-STAGE)

4歳前半でまだ難しい子がいても不思議ではありません。
ママやパパが過度に焦りすぎないように気をつけましょう。

しりとりはひらがなの読みにつながる?

しりとりと文字の学習には関係があります。

ただし、
「しりとりをすればひらがなが読めるようになる」
と単純に言い切るのは正確ではありません。

幼児期の研究では、かな読みと音韻意識に関連があることが報告されています。(J-STAGE)

しりとりでは、

「ねこ」の「こ」。

「こあら」の「こ」。

というように、言葉の中の音へ意識を向けます。

その経験は、
「この“こ”という音は、文字では『こ』と書くんだ」
という気づきにつながる可能性があります。

なので私は、

ひらがなのためにしりとりをする

というより、

しりとりで音を楽しむ

文字にも興味が出る

くらいの関係で考えるといいと思います。

しりとりが苦手な子におすすめの言葉遊び

最初の音当て

「かめの最初は?」

「か!」

しりとりより簡単です。

最後の音当て

「ねこの最後は?」

「こ!」

この遊びがしりとりにつながります。

同じ音から始まる言葉集め

「“か”から始まるものを探そう」

かさ。

かに。

かめ。

カテゴリーを限定してもOKです。

手拍子で言葉を区切る

「り・ん・ご」

と音に合わせて手を叩きます。

言葉がいくつかの音からできていることに気づく遊びです。

絵カードしりとり

普通のしりとりより簡単です。

最初は選択肢を3枚くらいにします。

歌や絵本で楽しむ

わが家はまさにこれでした。

しりとりそのものに興味がないなら、まず『ようかいしりとり』のような作品を楽しむ。

それで十分です。

4歳でしりとりができないとき、相談した方がいい?

しりとりができないことだけで、何かの問題を判断することはできません。

2024年の研究結果を見ても、4歳の段階ではできる子・まだ難しい子が混在することが分かります。(J-STAGE)

ただし、

・日常会話そのものが成立しにくいと感じる
・言葉の理解についてほかにも気になることがある
・発音などで本人自身が強く困っている
・園からも言葉について気になる様子を伝えられている

など、しりとり以外にも気になる点が重なるなら、まず園の先生など、普段のお子さんを見ている人に相談する方法があります。

「しりとりができません」ではなく、
「園で言葉遊びをするときは、どんな様子ですか?」と聞いてみるだけでも参考になります。

よくある質問

4歳でしりとりができないのは遅い?

一律に遅いとは言えません。

2024年の研究では、3往復のしりとりができる50%通過年齢は56.2か月で、研究者は5歳頃にしりとりができるようになると推定しています。(J-STAGE)

そのため、4歳でまだ難しい子がいるのは不自然ではありません。

何歳くらいからしりとりができる?

個人差があります。

一つの研究では5歳頃が目安として示されていますが、「5歳になった日にできる」という意味ではありません。(J-STAGE)

ヒントがあればできる。

最後の音だけ分かる。

2語ならつながる。

という途中の段階もあります。

「ん」で終わる言葉を言ってしまいます

最初は問題ありません。

まずは、

「最後の音から次の言葉を始める」

という基本の理解を優先します。

「ん」で負けるルールはあとから加えてもいいでしょう。

最後の音は分かるのに言葉が出ません

珍しくありません。

音を手掛かりに言葉を検索することには、単純な語彙量とは別の難しさがあります。(CiNii)

親が候補を出したり、絵カードから選ばせたりして構いません。

ひらがなが読めなくても、しりとりできる?

文字が読めなくても、音だけでしりとりはできます。

ひらがなの読みが未習得でも、絵カードなどを使ってしりとりを段階的に学ぶ研究例もあります。(J-STAGE)

紙に書く方法を使う場合も、絵と必要な1文字だけにするなど調整できます。

紙に書いて教えるのはあり?

私はかなりおすすめです。

特に、口頭だけだとすぐ分からなくなる子には、

りん

りら

と見せるだけで仕組みが分かりやすくなります。

文字が難しければ絵カードでもOKです。


まとめ|4歳でしりとりができなくても焦らなくて大丈夫

4歳でしりとりができないと、

「言葉の発達が遅いのかな」

「周りの子はできているのに」

と気になるかもしれません。

でもしりとりには、

言葉の最後の音を取り出す。
その音を覚えておく。
その音から始まる言葉を探す。
ルールを理解する。

といった複数の力が必要です。

研究でも、しりとりは5歳頃にできるようになると推定され、4歳ではまだ発達途中の子が多くいることが分かっています。(J-STAGE)

わが家も、本格的に理解し始めたのは4歳半くらいでした。
いろいろな経験が、少しずつつながっていったように感じます。

だから、今まだできないなら、
「しりとりしなさい」
と何度も練習する必要はありません。

絵本や歌など、その子の好きなことに合わせて

いろいろな入り口から言葉の音を楽しむくらいで十分です。

「ねこと“こあら”って“こ”でつながってる!」
と気づく。

「ことばって面白い」
と思う。

その小さな発見こそ、幼児期の言葉遊びでは大切にしたいものだと思っています。

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