「5歳になったら、どんな習い事がいい?」
「年長になるし、小学校に向けて何か始めたほうがいい?」
小学校入学が近づいてくる5歳・年長ごろは、習い事の選び方も少し変わってきます。
本人の「やってみたい」がはっきりしてくる一方で、これから始めるなら、小学校に入ったあとも無理なく続けられるかまで考えておきたい時期です。
わが家は現在、年中後半。これまでヤマハ・学研プレイルーム・体操教室を経験し、スイミングも検討してきました。
年長以降の習い事を考える今は、「新しく何を増やす?」だけでなく、家庭学習や自由遊び、小学校入学後の生活まで含めて考えたいと思っています。
POINT
5歳・年長ごろの習い事は、人気だけで選ぶのではなく、本人の興味、小学校入学後の時間、家庭学習や自由遊びとのバランスまで含めて考えるのがおすすめです。
この記事では、5歳ごろに候補にしやすい習い事7つと、小学校前だからこそ確認しておきたい選び方をまとめます。
5歳・年長ごろの習い事は何がいい?小学校後まで見て選ぶ
5歳ごろの習い事選びでは、「何を習えば一番いい?」だけでなく、半年後・1年後も続けやすいかまで考えておくと選びやすくなります。
年少・年中のころと比べると、小学校入学がぐっと近づく時期です。
そのため、わが家なら次のような点を見ます。
- 本人が「やりたい」と思っているか
- 小学校入学後も通いやすい曜日・時間帯か
- 家庭学習の時間を圧迫しすぎないか
- 自由遊びや休む時間も残るか
- 親が送迎・費用を無理なく続けられるか
今通いやすいかだけでなく、生活が変わったあとも続けられるかを見るのが、5歳ごろならではのポイントです。
5歳から習い事を始めても遅くない?
「5歳まで何も習っていないと遅い?」と心配になる方もいるかもしれません。
でも、5歳から始められる習い事はたくさんあります。
ベネッセ教育情報が2024年に実施した保護者947人への回顧調査では、最初の習い事を始めた年齢は、4歳が22.0%で最多、3歳19.4%、5歳19.3%でした。
3〜5歳で始めた家庭が約6割を占めています。
MEMO
この調査は、現在小学生〜高校生の子どもを持つ保護者に「最初の習い事を何歳で始めたか」を聞いたものです。現在の5歳児の習い事率を示すデータではありません。
5歳から始めること自体が珍しいわけではありません。
一方で、「小学校前だから急いで何か始めなければ」と考える必要もないと思っています。
5歳ごろになると習い事の選び方はどう変わる?
5〜6歳ごろは、年少・年中とはまた違った姿が見られる時期です。
文部科学省「幼児期運動指針」では、5〜6歳ごろについて、友達と共通のイメージを持って遊んだり、目的に向かって集団で行動したり、役割を分担したりする姿が見られるとしています。
運動面でも、走る・跳ぶなど一つひとつの動きだけでなく、複数の基本的な動きを組み合わせた遊びに取り組む時期とされています。
ただし、文科省も幼児の発達は一様ではないとしています。
「5歳ならこれができるはず」と習い事を選ぶのではなく、本人の今の様子を見ることが大切です。
5歳ごろに候補にしやすい習い事7選
学研教育総合研究所の「幼児白書2025」では、4〜6歳全体で多かった習い事は、水泳、英語塾・英会話教室、体操教室などでした。
ただし、人気が高い=その子に一番合う、という意味ではありません。
ここではランキングではなく、5歳ごろの選択肢として7つ紹介します。

1.スイミング
水が好きな子なら、スイミングは候補の一つです。
5歳ごろなら、レッスン内容だけでなく、小学校入学後も同じ曜日・時間帯で続けられるかまで確認しておきたいところです。
スクールバスの有無や、自分で着替える場面がどの程度あるかも教室によって異なります。
2.体操教室
走る・跳ぶ・ぶら下がる・マット運動など、さまざまな動きを経験できる体操教室。
文科省の幼児期運動指針でも、幼児期は特定の動きだけでなく、多様な動きを経験することが大切とされています。
ただし、習い事でなければ運動経験ができないわけではありません。
公園遊びや外遊びでもさまざまな動きを経験できます。
わが家では体操教室を経験しましたが、その後本人がだんだん行きたがらなくなり、最終的には退会しています。
「運動だから続けたほうがいい」ではなく、本人との相性も見たいところです。
3.ピアノ・音楽教室
音楽や歌、楽器が好きなら、ピアノ・音楽教室も候補です。
5歳ごろになると、教室によっては家庭での練習が必要になることもあります。
レッスン時間だけでなく、家庭でどの程度練習するのかも確認しておくと、小学校後の生活を想像しやすくなります。
わが家では年少からヤマハを経験しました。
4.英語・英会話
英語に興味があるなら、英語教室・英会話教室も選択肢です。
一方で、英語は家庭で絵本・動画・アプリなどを取り入れる方法もあります。
わが家ではトド英語を家庭で使っています。
「小学校で英語があるから教室へ行かないと」と決めるのではなく、本人が楽しめる方法や家庭で続けやすい形を選びたいと思っています。
5.学習教室・そろばん
年長ごろになると、小学校入学を意識して学習系の習い事を検討する家庭もあると思います。
ただ、「入学前にどこまで先取りできるか」だけで選ぶ必要はありません。
文部科学省の幼稚園教育要領解説では、幼児期の教育は小学校以降の生活や学習の基盤につながるものとされ、幼児期にふさわしい生活を通して基礎を培うことが重視されています。
家庭学習で十分取り組めることなら、教室へ通う以外の方法も比較してみるとよいでしょう。
6.ダンス
音楽に合わせて体を動かすのが好きな子なら、ダンスも候補です。
5歳ごろなら、振り付けを覚えることだけでなく、本人がグループで踊ることを楽しんでいるかも見たいところです。
発表会がある教室では、練習回数や費用も確認しておきます。
7.サッカーなどの集団スポーツ
友達と一緒に体を動かすことが好きなら、サッカーなどの集団スポーツも選択肢です。
文科省の幼児期運動指針では、5〜6歳ごろは、友達と力を合わせたり役割を分担したりして遊ぶ姿が見られる時期とされています。
ただし、競技としての上達を急ぐ必要はありません。
体験では、ルールの理解度だけでなく、本人が集団で動くことを楽しんでいるかも見たいところです。
年長で習い事を選ぶ5つのポイント
5歳・年長ごろに新しく習い事を選ぶなら、わが家では次の5つを確認します。

- 本人が本当にやりたいか
- 小学校入学後も通える曜日・時間帯か
- 家庭学習との両立ができるか
- 自由遊びや休む時間が残るか
- 送迎・費用を家庭が無理なく続けられるか
特に5歳ごろは、「今できるか」だけでなく入学後も続けるならどうなるかを一度考えておくと安心です。
小学校入学後も続けやすい曜日・時間か確認する
年長で習い事を始めると、数か月〜1年ほどで小学校生活が始まります。
小学校に入ると、園生活とは時間の使い方が変わります。
そのため、入会前に確認したいのが、
- 小学生クラスになると曜日・時間が変わるか
- 学校から直接通えるか
- いったん帰宅してから通うか
- 学童を利用する場合でも続けられるか
- 帰宅が遅くなりすぎないか
といった点です。
POINT
「年長の今なら通える」だけで決めず、小学生クラスの時間まで体験時に確認しておくと、入学後に続けるか判断しやすくなります。
習い事と入学準備・家庭学習はどう両立する?
年長になると、習い事に加えて「ひらがなは?」「数は?」「入学準備は?」と家庭学習も気になってきます。
でも、わが家では習い事も家庭学習も、数を増やせば増やすほどよいとは考えていません。
家庭学習をする時間、自由に遊ぶ時間、何もしない時間も含めて1週間を見たいと思っています。
小学校入学前にどこまで勉強しておくかについてはこちらで詳しくまとめています。
年長の勉強はどこまで?小学校入学前にやっておきたい家庭学習を教材編集者が解説
入学準備全体を確認したい方はこちらも参考にしてください。
年長の入学準備は何をする?小学校までに身につけたいことを優先度別に解説
わが家は「年長だから習い事を増やす」とは考えていません
わが家は現在、年中後半です。
これまで、ヤマハ・学研プレイルーム・体操教室を経験し、スイミングも検討してきました。
4歳後半の現在は、新しい習い事を増やすより、七田式プリント、トドさんすう、トド英語、市販ワークなどの家庭学習と、自由遊びの時間を重視しています。
実体験
年長になるから新しい習い事を増やそう、とは今のところ考えていません。本人が「やりたい」と思うものが出てきたら、小学校入学後の生活まで想像しながら改めて検討したいと思っています。
年長になったら状況が変わる可能性もあるため、この記事も実際の経験に合わせて今後更新していく予定です。
年長で新しく始めるなら体験で確認したいこと
気になる習い事が見つかったら、できれば入会前に体験しておきたいところです。
- 本人が「またやりたい」と思っているか
- 先生や教室の雰囲気が合っているか
- レッスン時間は無理がないか
- 小学生クラスの曜日・時間
- 家庭練習がどのくらい必要か
- 月謝以外の費用
- 曜日変更・振替・退会ルール
年長では、今のクラスだけでなく小学生になったあとの条件まで聞いておくのがおすすめです。
5歳・年長ごろに習い事をしていなくても大丈夫?
習い事は、幼児期の経験を増やす方法の一つです。
でも、習い事をしていなければ何も経験できないわけではありません。
- 外遊び
- 友達との遊び
- お絵描き・工作
- ごっこ遊び
- ブロック・パズル
- 絵本
- 家庭学習
など、園や家庭でもさまざまな経験があります。
文科省の幼稚園教育要領解説でも、幼児期にふさわしい生活を通して、小学校以降の生活や学習につながる基盤を育てることが重視されています。
「入学前だから何か習わせなきゃ」と焦らなくても大丈夫だと、わが家では考えています。
5歳・年長ごろの習い事でよくある質問
5歳から習い事を始めるのは遅い?
5歳だから遅いとは一概に言えません。
2024年のベネッセの回顧調査では、最初の習い事を5歳で始めた家庭は19.3%でした。
本人が興味を持ったタイミングで、対象年齢やクラスを確認して始める方法があります。
年長で習い事は何個くらいがいい?
「年長なら○個まで」という一律の基準はありません。
小学校入学後の生活、本人の体力、家庭学習、自由時間、送迎まで含めて考えるのがおすすめです。
小学校前に学習系の習い事を始めたほうがいい?
必ず学習系の習い事が必要というわけではありません。
家庭で取り組めることもあるため、本人や家庭に合った方法を選びます。
「入学前にどこまでできればいい?」は、習い事とは分けて考えるほうが整理しやすいです。
年長の勉強はどこまで?小学校入学前にやっておきたい家庭学習を教材編集者が解説
5歳で人気の習い事は?
学研教育総合研究所の2025年調査では、4〜6歳全体では水泳、英語塾・英会話教室、体操教室が上位でした。
ただし、人気順位だけでその子に合う習い事は決まりません。
本人の興味や生活との相性を優先して選ぶのがおすすめです。
年長で始めた習い事は小学校でも続けたほうがいい?
必ず続ける必要はありません。
小学校生活が始まって負担が大きければ、曜日変更・休会・退会を含めて見直すこともできます。
入会前に小学生クラスの曜日や制度まで確認しておくと、判断しやすくなります。
まとめ|5歳の習い事は小学校入学後まで見て選ぼう
5歳・年長ごろは、習い事の選択肢も広がる時期です。
スイミング、体操、音楽、英語、学習系、ダンス、集団スポーツなど、さまざまな候補があります。
でも、小学校入学が近いからこそ、今だけでなく入学後の生活まで想像して選ぶことが大切です。
- 本人がやりたいか
- 小学生になっても通えるか
- 家庭学習と両立できるか
- 自由遊びや休む時間が残るか
- 家庭の負担が大きすぎないか
を確認しながら考えてみてください。
わが家も、年長になるからと急いで習い事を増やすのではなく、本人が「やりたい」と思うものが出てきたときに、小学校生活まで含めて検討していきたいと思っています。
参考文献・参考情報
- 学研教育総合研究所「幼児白書2025|習い事ランキング」
- ベネッセ教育情報「習い事、何歳から始めてる?初めての習い事やきっかけは?」
- 文部科学省「幼児期運動指針」
- 文部科学省「幼稚園教育要領解説」