「習い事の日になると、4歳の子どもが『行きたくない』と言う」
「行けば楽しそうなのに、毎回行く前に嫌がる。続けさせていいの?」
「もうやめたいと言われたけれど、本当にやめてしまっていい?」
4歳の習い事では、こんな悩みが出てくることがあります。
わが家の娘も、これまで経験したヤマハ音楽教室・学研プレイルーム・体操教室のすべてで「行きたくない」「やりたくない」と言ったことがあります。
しかも、「行く前は嫌がっていたのに、行ってみると楽しい」ということもよくありました。
一方で、体操教室は嫌がり方が強く、しばらく様子を見たうえで退会。学研プレイルームも本人のやる気が下がってきたことと、家庭全体で習い事と家庭学習を見直したかったタイミングが重なり、やめることにしました。
POINT
わが家では「行きたくない」と言っただけですぐやめるのではなく、理由を聞く・休ませる・行くだけ行ってみる・先生に様子を聞く・しばらく見る、という段階を踏んで考えました。
この記事では、4歳が習い事を嫌がるときにわが家が実際にしたことと、「もう少し続ける」「いったん休む」「やめる」をどう見極めたかをまとめます。
4歳が習い事を嫌がるとき、すぐやめる必要はある?
わが家では、4歳の娘が「行きたくない」と言ったからといって、その1回だけですぐに退会を決めることはしませんでした。
理由は、行く前は嫌がっていても、実際に参加すると楽しそうなことが何度もあったからです。
ただし、反対に「行けば楽しいのだから絶対に続ける」とも考えませんでした。
同じ「行きたくない」でも、
- その日だけ行きたくない
- 家を出るのが面倒
- 疲れている
- 習い事の内容そのものが嫌
- 先生や教室が合わない
- 何度も強く嫌がっている
では、状況がかなり違います。
教育評論家の親野智可等さんも、子どもが習い事をやめたいと言う理由はさまざまで、まずは理由を丁寧に探ることが大切だとしています。
NHKエデュケーショナル「すくコム」でも、習い事そのものが面白くない、人間関係がうまくいかないなど理由はさまざまで、まず「やめたい理由」を見極めることが紹介されています。
MEMO
4歳では、「なんとなく嫌」「今日は行きたくない」と感じていても、その理由をうまく説明できないことがあります。わが家でも、言葉だけでなく習い事の前後の様子まで見るようにしました。
4歳が「行く前だけ」習い事を嫌がることもあった
わが家では、これがかなりありました。
家では「行きたくない」「今日はやりたくない」と言っていたのに、教室に着いて参加してみると楽しそう。
終わったあとは普通に機嫌がよく、本人も楽しめているように見えることがありました。
そのため、わが家では「行く前に嫌がったか」だけで、その習い事が合っていないとは判断しませんでした。
行く前は嫌がるけれど、行けば楽しい場合
この場合は、もう少し様子を見ることもありました。
特に、
- 教室では楽しそうに参加している
- 終わったあとに嫌だったとは言わない
- 先生から見ても楽しめている
- 嫌がるのが毎回ではない
という状態なら、「その習い事自体が嫌」とは限らないと考えました。
わが家の場合は、そんな日は「今日は行くだけ行ってみよう」と教室まで行ってみることもありました。
「行けば楽しい」だけでは続けない場合もあった
ただ、ここは迷ったところです。
行けば楽しめる日があるとしても、毎回家を出るまで強く嫌がったり、本人にとって負担が大きそうだったりするなら、それだけで「続けたほうがいい」とは考えませんでした。
習い事の時間だけではなく、その日を迎えるまでの気持ちや、家庭全体への負担まで含めて見るようにしました。
4歳が習い事を嫌がったとき、わが家がした5つのこと
わが家では、習い事を嫌がったときに毎回同じ対応をしたわけではありません。
娘の様子に合わせて、主に次の5つを試しました。
1.どうして行きたくないのか理由を聞く
まずは「どうして行きたくないの?」と理由を聞きました。
とはいえ、4歳なので毎回きれいに理由を説明できるわけではありません。
「疲れた」「今日は嫌」「○○が嫌だった」など、少しだけ話してくれることもあれば、はっきりしないこともありました。
そのため、答えを無理に引き出すというより、まず本人の気持ちを聞くようにしていました。
2.疲れていそうな日は休ませる
幼稚園やその日の予定で疲れているようなら、休ませることもありました。
一度休んだからといって、「もう続けられない」とは考えませんでした。
原因が一時的な疲れなら、また次回は普通に行けることもあります。
3.「行くだけ行ってみる」こともあった
娘の場合、行ってしまえば楽しめることがよくありました。
そのため、嫌がり方がそれほど強くない日は「とりあえず行ってみよう」と教室まで行くこともありました。
ただし、これは毎回無理に連れて行くという意味ではありません。
嫌がり方が強いときは、無理に同じ対応を続けないようにしました。
4.先生に教室での様子を聞く
家で「行きたくない」と言っていても、親には教室の中での様子までは分かりません。
そこで、先生にも様子を聞くようにしました。
教室では楽しそうなのか、困っている様子があるのか、参加できているのか。
親から見た様子だけでなく、先生から見た姿も判断材料にしました。
5.すぐ決めずに、しばらく様子を見る
一度「行きたくない」と言っただけで退会を決めるのではなく、しばらく様子を見ることもありました。
その間に確認したのは、次のようなことです。
- 嫌がる頻度が増えていないか
- 嫌がり方が以前より強くなっていないか
- 教室に入ったあとは楽しめているか
- 終わったあとも「嫌だった」と言うか
- 先生から見た様子はどうか
- 習い事によって家庭の予定が苦しくなっていないか
「嫌がったかどうか」だけでなく、こうした変化をまとめて見ると、少し判断しやすくなりました。

続ける?休む?やめる?わが家が見極めたポイント
一番悩むのは、結局「続けたほうがいいのか、やめたほうがいいのか」だと思います。
わが家では明確な回数や期間を決めていたわけではありませんが、次のように考えました。
もう少し様子を見てもよさそうだと感じたとき
- 嫌がるのがたまにだけ
- 行けば楽しんでいる
- 本人が習い事そのものを嫌いではなさそう
- 先生から見ても問題なく参加している
- その日の疲れや気分の影響が大きそう
こういう場合は、すぐにやめずに様子を見ることが多かったです。
休ませてもいいと感じたとき
- その日にかなり疲れている
- 体調がいまひとつ
- 予定が続いていて余裕がない
- 一度休めば気持ちが切り替わりそう
習い事を「続けるか、やめるか」の二択にせず、まず休むことも選択肢にしました。
やめることを考えたとき
- 何度も強く嫌がる
- しばらく様子を見ても変わらない
- 本人のやる気が明らかに下がっている
- 教室に行くこと自体が大きな負担になっている
- 家庭全体の生活とのバランスが取りにくい
わが家では、このあたりが重なってきたときに「やめる」という選択を現実的に考えました。
POINT
「○回嫌がったら退会」のような基準ではなく、嫌がる頻度・強さ・教室での様子・生活全体への負担を合わせて考えました。
体操教室は続けてほしかったけれど、退会しました
3つの習い事の中で、特に嫌がり方が強かったのが体操教室でした。
親としては、できれば続けてほしいと思っていました。
体を動かす経験にもなるし、「もう少し続ければ慣れてくるかもしれない」という気持ちもあったからです。
そのため、すぐにやめるのではなく、本人に理由を聞いたり、先生に様子を確認したりしながらしばらく見ていました。
それでも嫌がり方が強かったため、最終的にはやめることにしました。
実体験
体操は、私としては続けてほしい気持ちが強かった習い事です。でも、実際に通うのは娘。「親が続けてほしいから」という理由だけで続けるのは違うと思い、様子を見たうえで退会しました。
「続けてほしかった」という親の気持ちがあったからこそ、やめる判断は簡単ではありませんでした。
でも、習い事を続けることそのものを目的にするより、今の娘に合っているかを優先することにしました。
学研プレイルームは、やる気の低下と家庭学習の見直しで退会
学研プレイルームでも、「行きたくない」と言うことはありました。
ただ、体操とは少し状況が違います。
学研では本人のやる気が以前より下がってきていました。
さらに、ちょうどわが家でも「習い事と家庭学習をどうするか」を見直したいと考えていた時期でした。
家庭では、七田式プリント、トドさんすう、トド英語、市販ワークなどにも取り組んでいます。
そこで、学研を続けることだけにこだわらず、家庭で取り組む時間や自由に遊ぶ時間まで含めて考え、退会することにしました。
4歳後半の今は、新しい習い事を増やすよりも、家庭学習と自由遊びを優先しています。
4歳の家庭学習教材おすすめ8選|年中向け通信教育・タブレット・アプリを教材編集者が比較
「やめたらやめグセがつく?」は気にしすぎなくていいと考えました
習い事をやめるときに気になるのが、「嫌ならやめる」を経験すると、何でもすぐやめるようになるのではないか、ということです。
わが家でも、そこは少し考えました。
ただ、教育評論家の親野智可等さんは、合わない習い事をやめることによって「やめグセ」がつくという考えに否定的で、まずその習い事が本人に合っているかを見ることを重視しています。
もちろん、わが家でも「嫌と言ったらその場ですぐ退会」にしたわけではありません。
理由を聞く、休む、行ってみる、先生に相談する、しばらく様子を見る。
それでも「今はやめたほうがいい」と感じたものはやめました。
そのため、わが家では「続けた=成功、やめた=失敗」とは考えないようにしています。
今の習い事が合わなかったとしても、「もう習い事はしない」と決める必要はありません。本人が別のことに興味を持ったら、改めて選び直すのも一つです。
4歳・年中で選択肢になりやすい習い事と、わが家が実際に経験して感じた選び方はこちらでまとめています。
4歳の習い事を無理やり連れて行ってもいい?
これは、「行く前だけ嫌がる」タイプだと特に迷うところです。
わが家では、嫌がっていても毎回強制的に連れて行く、という対応にはしませんでした。
一方で、「今日はなんとなく行きたくない」という程度で、行けばいつも楽しめている場合には、とりあえず教室まで行ってみることはありました。
大切にしたのは、同じ「行きたくない」でも、その日の状態と嫌がり方を毎回見ることです。
強く拒否する状態が何度も続くのに、「行けば楽しいはず」と押し切るのではなく、いったん理由や環境を見直したほうがいいと感じています。
習い事をやめても、すぐ別の習い事を始めなくていい
「体操をやめたなら、代わりにスイミングを始めたほうがいい?」
「学習系をやめたなら、別の教室へ行ったほうがいい?」
と考えることもあると思います。
わが家でもスイミングを検討したことがありますが、今は新しい習い事を急いで増やしていません。
4歳後半の現在は、家庭学習に加えて、
- おままごと
- ぬりえ・お絵描き
- 折り紙
- 工作
- パズル
- ブロック
など、家で自由に遊ぶ時間も大切にしています。
習い事をやめて空いた時間を、すぐ別の予定で埋める必要はないと考えています。
「4歳なのに習い事をしていない時間があって大丈夫?」と気になる方はこちらも参考にしてください。
習い事が多すぎて疲れていないかも確認したい
習い事そのものが嫌なのではなく、予定が多くて疲れていることもあります。
4歳になると、「運動も」「英語も」「音楽も」といろいろ経験させたくなりますが、習い事が増えれば自由に過ごせる日は少なくなります。
わが家では、何個習っているかだけではなく、幼稚園・家庭学習・遊び・休む時間まで含めて考えるようにしました。
4歳で習い事を2つ・3つする場合の考え方はこちらで詳しくまとめています。
4歳の習い事はいくつまで?2つ・3つは多い?年中の無理のない考え方
4歳が習い事を嫌がるときのよくある質問
行く前だけ嫌がるけれど、行けば楽しいなら続ける?
わが家では、行けば楽しめていて、嫌がるのが毎回ではない場合は、すぐ退会せず様子を見ることもありました。
ただし、行くまでの拒否が強い状態が何度も続く場合は、「行けば楽しい」だけで判断せず、本人の負担も見るようにしました。
毎回「行きたくない」と言うならやめるべき?
回数だけで決めなくてもよいと思います。
何が嫌なのか、教室ではどうなのか、終わったあとはどうか、嫌がり方が強くなっていないかを見てから判断すると考えやすくなります。
習い事を嫌がるときは休ませてもいい?
わが家では、疲れている日などは休ませることもありました。
「続けるか、やめるか」だけではなく、一度休んで様子を見るのも一つの選択肢です。
4歳の子に「なぜ行きたくない?」と聞いても理由が分からないときは?
わが家でも、はっきりした理由が分からないことはありました。
そんなときは、何度も問い詰めるのではなく、教室での様子を先生に聞いたり、習い事の前後の様子をしばらく見たりしました。
「やめたい」と言ったら一度は続けさせたほうがいい?
わが家では、一度「やめたい」と言っただけで即退会にはしませんでした。
ただし、「何があっても一定期間続ける」とも決めていません。
本人の様子や理由を確認しながら、続ける・休む・やめるを考えました。
習い事をやめたあと、何もしなくても大丈夫?
わが家では、やめた分だけすぐ別の習い事を入れることはしていません。
家庭学習をしたり、好きな遊びをしたり、ゆっくり過ごしたりする時間も大切にしています。
習い事をしていないこと自体が気になる場合は、「4歳で習い事してないのは遅い?」の記事も参考にしてください。
まとめ|4歳の「行きたくない」は前後の様子まで見て考える
わが家では、ヤマハ音楽教室・学研プレイルーム・体操教室のすべてで、娘が「行きたくない」「やりたくない」と言ったことがあります。
行く前は嫌がっていても、行ってみると楽しいことも何度もありました。
だから、わが家では「行きたくない」と言った1回だけで判断せず、
- まず理由を聞く
- 疲れていれば休ませる
- 行けそうなら教室まで行ってみる
- 先生に様子を聞く
- 嫌がる頻度や強さをしばらく見る
という流れで考えました。
それでも嫌がり方が強かった体操教室は退会。
学研プレイルームも、本人のやる気が下がってきたことと、家庭学習や自由遊びを含めた生活全体を見直したタイミングでやめました。
「続けること」そのものをゴールにせず、今の子どもに合っているかを見る。
4歳の娘が複数の習い事を嫌がる姿を見てきて、わが家ではそれをいちばん大切にしています。
参考文献・参考情報
- ベネッセ教育情報「親野先生に聞いた!子どもが習い事をやめたいと言ったときどうする?判断のポイント」(2021年11月11日)
- NHKエデュケーショナル「すくコム|習いごとを『やめたい』と言うときはどのように対応すればいい?」
- All About「子どもの習い事は無理にでも続けさせるべき? 見極め方とは」(2023年8月24日)