「幼稚園のあとに習い事まで行ったら、4歳には疲れすぎる?」
「年中で週2回の習い事は多い?」
習い事を始めるとき、内容や月謝と一緒に気になるのが「幼稚園のあとでも無理なく続けられるか」ではないでしょうか。
わが家では4歳のころ、週2回、幼稚園の保育後にそのまま園内で行われる習い事に参加していました。
別の教室へ移動するわけではなく、お迎え時間が後ろにずれるだけ。
それでも習い事の日は、帰宅後に少しぼーっとしたり、普段ならするワーク・工作・おままごとをせず、テレビを見ながらゆっくり過ごしたり、いつもより早く眠そうにしたりすることがありました。
POINT
4歳の習い事は「週○回なら大丈夫」と回数だけで決めるより、習い事の日とない日の様子を比べながら考えるのがよさそうです。わが家では、帰宅後の遊び方や眠くなる時間も一つの目安にしていました。
この記事では、幼稚園後の習い事でわが家が感じた疲れ方、年中で無理なく続けるために見ていたポイント、疲れた様子と「行きたくない」が重なったときの考え方をまとめます。
4歳の習い事は幼稚園後だと疲れることがある
4歳でも、幼稚園後に習い事を楽しめる子はもちろんいます。
一方で、園で過ごしたあとにさらに活動時間が続けば、疲れた様子が見えることもあります。
特に大切なのは、「4歳だから○時間まで」「週2回なら大丈夫」と一律に考えないことだと思っています。
文部科学省の「幼稚園教育要領解説」でも、幼稚園の教育時間終了後に行う活動について、幼児の心身の負担に配慮すること、一人ひとりの生活リズムや生活の仕方が異なることを踏まえ、無理なく過ごせるよう工夫することが大切だとされています。
つまり、回数だけではなく、その子が1日の中でどう過ごしているかを見ることが大切です。
わが家は週2回、保育後そのまま園内の習い事へ
わが家の場合、4歳のころの習い事は週2回。
どちらも幼稚園の保育後、そのまま園内で参加できるものでした。
- 幼稚園が終わったあと、そのまま習い事へ
- 別の教室まで車や電車で移動する必要なし
- 親はいつもより遅い時間に迎えに行く
送迎だけを考えると、かなり負担の少ない形だったと思います。
それでも、帰宅後の様子を見ると「今日は少し疲れているかな」と感じる日がありました。
実体験
園外の習い事へ移動していたわけではないので、移動疲れとは考えにくい状況でした。それでも、幼稚園で過ごす時間そのものが長くなるためか、習い事の日は帰宅後の活動量が少なくなることがありました。
この経験から、「園内の習い事なら疲れない」とは限らないと感じています。
反対に、移動がないぶん親の送迎負担が少なく、夕食やお風呂が大幅に遅れることもありませんでした。
園内でできる習い事には、こうしたメリットもあります。
わが家で見えた「少し疲れているかも」の4つの変化
わが家の場合、習い事の日に「疲れているのかな」と感じたのは、激しくぐずったり生活リズムが大きく崩れたりしたからではありません。
もっと小さな、普段との違いでした。

1.少しぼーっとしている
帰宅してから、普段よりぼんやりしているように見えることがありました。
不機嫌というより、「今日はもうゆっくりしたいのかな」という感じです。
2.普段ならする遊びをしない
わが家の娘は、普段なら帰宅後にも、ワーク・工作・おままごとなどをすることがあります。
でも習い事の日は、そうした遊びをせずに過ごすことがありました。
わが家ではこの「普段ならすることを今日はしない」という変化も見ていました。
3.テレビを見ながらゆっくり過ごす
習い事の日は、自分で何か遊びを始めるより、テレビを見ながらのんびりすることもありました。
ここで「テレビを見る=疲れている」と判断しているわけではありません。
普段はほかの遊びもする娘が、習い事の日にはテレビを見るくらいで過ごすことがあったため、わが家では「今日は活動量を落としたい日なのかな」と見ていました。
4.いつもより早めに眠くなる
もう一つ分かりやすかったのが、早めに眠そうにすることです。
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、米国睡眠医学会による年齢別の睡眠時間の目安として、3〜5歳は1日10〜13時間が紹介されています。
必要な睡眠には個人差がありますが、習い事のために就寝を遅らせるのではなく、眠そうならいつもの生活リズムを優先したいと考えていました。
MEMO
ここで挙げた4つは、医学的な「疲労サイン」のチェックリストではなく、わが家で実際に見られた変化です。子どもによって疲れの表れ方は違うため、「普段のわが子と比べてどうか」を見る一例として紹介しています。
夕食や就寝が遅れなくても疲れていることはある
幼稚園後の習い事というと、
- 夕食が遅くなる
- お風呂が遅くなる
- 寝る時間が遅くなる
といった生活リズムへの影響を心配する方も多いと思います。
でも、わが家では習い事の日も、夕食・お風呂・就寝が大きく後ろ倒しになることはありませんでした。
それでも、帰宅後はぼーっとしたり、普段する遊びをしなかったり、早く眠くなったりすることがありました。
そのため、生活スケジュールが崩れていないから、まったく疲れていないとは限らないと感じています。
時間だけではなく、表情や遊び方、眠りにつくまでの様子まで見てみると、子どもの負担に気付きやすくなるかもしれません。
4歳で習い事が週2回だと多い?
わが家は週2回でしたが、だからといって「4歳なら週2回が多い」「週1回なら大丈夫」とは言えません。
同じ週2回でも、
- 習い事の内容
- 1回の時間
- 園からの移動時間
- 園での活動量
- 子どもの体力
- 本人が楽しみにしているか
- ほかの曜日の予定
などで負担は変わります。
文部科学省の幼稚園教育要領解説も、教育時間後の活動について一律の回数ではなく、幼児一人ひとりの生活リズムや心身の状態に配慮する考え方を示しています。
わが家でも、週2回という数字だけではなく、「この週の娘はどうだった?」を見ながら考えていました。
習い事を何個までにするか迷っている方はこちらも参考にしてください。
4歳の習い事はいくつまで?2つ・3つは多い?年中の無理のない考え方
習い事がない日を意識して残していました
わが家では週2回習い事があった一方で、習い事がない日も意識して残していました。
何も予定がない日は、
- おままごと
- ぬりえ・お絵描き
- 折り紙
- 工作
- パズル・ブロック
- 家庭学習
など、その日の気分で過ごします。
文部科学省の「幼児期運動指針」でも、幼児期は大人が一方的に運動をさせるのではなく、子ども自身の興味や関心に基づいた遊びを中心に、多様な動きを経験することが大切とされています。
習い事でしかできない経験もありますが、予定のない時間にも幼児期ならではの意味があります。
実体験
わが家では「空いている曜日にも何か入れよう」とはせず、何もない日を残していました。4歳後半の今も、新しい習い事を増やすより、家庭学習と自由遊びの時間を取ることを優先しています。
4歳で習い事をしていないことが気になる場合は、こちらの記事でもわが家の考え方をまとめています。
体操は「疲れている」だけでなく、本人も行きたがらなくなった
わが家で特に迷ったのが体操教室です。
体操の日は少し疲れた様子もありましたが、それだけで退会を決めたわけではありません。
娘自身が、だんだん「行きたくない」という様子を見せるようになっていました。
私自身はできれば続けてほしい気持ちもあったため、すぐにはやめず、
- 本人に理由を聞く
- 教室での様子を見る
- 先生にも様子を聞く
- 行く前と終わったあとの様子を見る
などをしながら考えました。
そのうえで、最終的には退会しています。
POINT
「疲れているように見える」だけで、すぐやめる必要はないと思っています。一方で、疲れた様子に加えて本人の強い拒否が続いているなら、今の習い方が合っているか見直す材料になります。
「行きたくない」と言われたときに、わが家がどう判断したかはこちらで詳しくまとめています。
4歳が習い事を嫌がる・行きたくないときは?やめる?続ける?わが家の見極め方
幼稚園後の習い事を無理なく続けるために見たい5つ
実際に週2回の習い事を経験して、わが家なら次の5つを見ます。
1.習い事がない日を残す
予定のない日は、子ども自身がその日にやりたい遊びを選べます。
わが家では、週のすべてを予定で埋めないようにしていました。
2.帰宅後に予定を詰め込まない
習い事の日に帰宅してぼーっとしているなら、さらにワークや練習を追加する必要はない、とわが家では考えていました。
テレビを見てゆっくりしたい日なら、それもその日の過ごし方です。
3.「普段との違い」を見る
疲れ方は子どもによって違います。
そのため、「4歳の疲れサインはこれ」と当てはめるより、
- 普段より遊ばない
- いつもより眠そう
- 機嫌が違う
- 翌朝まで影響している
など、いつものわが子との違いを見るほうが分かりやすいと思います。
4.行く前だけでなく、終わったあとも見る
「行きたくない」と言っていても、行けば楽しめる日もあります。
反対に、教室では頑張っているけれど、帰宅後にかなり消耗していることもあるかもしれません。
わが家では、行く前だけで判断せず、レッスン中・終了後・帰宅後まで合わせて見ていました。
5.本人の「行きたい・行きたくない」も聞く
4歳では、その日の気分で「行きたくない」と言うこともあります。
だから一度の言葉だけで決める必要はないと思います。
ただ、強く嫌がる状態が続いているなら、「疲れているだけかな」で済ませず、理由を聞いたり先生に様子を確認したりしていました。
こんなときは習い事を一度見直してもいい
わが家なら、次のような変化が重なってきたら、一度スケジュールや習い事そのものを見直します。
- 疲れた様子が毎回のように続く
- 普段の遊びや生活への影響が大きくなってきた
- 睡眠時間を削らないと予定が回らない
- 翌朝まで疲れが残っているように見える
- 本人が繰り返し強く行きたがらない
- 習い事がない日がほとんどない
「全部当てはまったらやめる」というチェックリストではありません。
休んでみる、回数を減らす、曜日を変える、別の習い事を検討する、いったんやめる。
選択肢はいくつもあります。
また、習い事をやめたからといって、すぐ別の習い事を入れる必要もありません。
4歳・年中で選択肢になりやすい習い事を改めて比較したい場合はこちらへ。
4歳の幼稚園後の習い事についてよくある質問
4歳で幼稚園後の習い事が週2回だと多いですか?
週2回という回数だけでは、多い・少ないとは決められません。
わが家も週2回でしたが、園内でそのまま参加できたため移動負担は少ない一方、帰宅後には疲れた様子が見える日もありました。
習い事の内容や時間、本人の体力、ほかの曜日の予定まで含めて考えるのがよさそうです。
園内の習い事でも疲れますか?
わが家では疲れた様子が見られました。
別の教室への移動はありませんでしたが、幼稚園で過ごす時間が長くなり、帰宅後は普段より活動量が下がることがありました。
ただし、これはわが家の例です。子どもによって違うため、普段の様子と比べて判断するのがよいと思います。
帰宅後にテレビしか見ないのは疲れているから?
テレビを見ることだけで「疲れている」とは判断できません。
わが家では、普段ならワーク・工作・おままごとなどもする娘が、習い事の日にはテレビを見てゆっくり過ごすことがあったため、ほかの様子と合わせて「今日は疲れているのかな」と考えていました。
習い事の日に早く眠くなるのは問題ですか?
活動量が多い日に普段より早く眠そうになることだけで、問題とは判断できません。
むしろ、わが家では眠そうなら就寝を遅らせず休ませるようにしていました。
厚生労働省の睡眠ガイドでは、3〜5歳の睡眠時間について1日10〜13時間という国際的な目安が紹介されています。必要な睡眠時間には個人差もあるため、日中の様子と合わせて考えます。
行く前は嫌がるのに、行けば楽しんでいます。続けていい?
「行く前だけ嫌がる」のか、「始まってからもつらそう」なのかでは状況が違います。
わが家でも、行く前には嫌がっていたのに行けば楽しめたことがありました。
行く前・レッスン中・終わったあと・帰宅後をまとめて見て判断するようにしていました。
4歳が習い事を嫌がる・行きたくないときは?やめる?続ける?わが家の見極め方
4歳は習い事がない日も作ったほうがいい?
すべての家庭で必ず「週○日は空けるべき」という基準はありません。
わが家では、自由遊びや家庭学習、その日の気分でゆっくり過ごせるよう、習い事のない日を意識して残していました。
まとめ|4歳の幼稚園後の習い事は「回数」より帰宅後まで見て考える
わが家では4歳のころ、週2回、幼稚園の保育後に園内でそのまま習い事へ参加していました。
移動がないため送迎負担は少なく、夕食・お風呂・就寝が大幅に遅れることもありませんでした。
それでも、
- 少しぼーっとする
- 普段するワークや工作、おままごとをしない
- テレビを見ながらゆっくり過ごす
- いつもより早めに眠くなる
といった変化が見られることがありました。
だから、4歳の習い事は「週1回なら大丈夫」「週2回は多い」と数字だけで考えるより、いつものわが子と比べてどうかを見るほうが分かりやすいと思っています。
習い事のない日には自由に遊ぶ。
疲れている日は予定を詰め込まない。
行きたくない状態が続くなら、本人の気持ちも聞く。
習い事そのものを増やすことより、園生活・習い事・家庭で過ごす時間を合わせて、今の子どもに無理がないかを見ながら調整していきたいと思っています。
参考文献・参考情報
- 文部科学省「幼稚園教育要領解説」
- 文部科学省「幼児期運動指針」
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」