「昼寝から起きた瞬間、ママがいないと大泣きする」
「そばにいれば泣かないのに、少し離れているだけで泣いてしまう」
「昼寝が長すぎる?生活リズムを変えたほうがいい?」
1歳・2歳ごろの寝起きの泣き方に、戸惑うことがありますよね。
結論からいうと、1歳・2歳の寝起き泣きには、眠気や体の不快感に加えて、目覚めたときに親が見えない不安が関係することがあります。
まず体調や周囲の環境を確認し、普段と変わった様子がなければ、抱っこや声かけで安心できるように関わりながら、落ち着くのを待ってみましょう。
寝起きに泣くという理由だけで、昼寝を短くする必要があるとは限りません。
先に結論
寝起きに泣くときは、まず「体調」「起きたときの状況」「睡眠全体」を確認します。
ママやパパがいないときだけ泣く場合は、安心できる人の姿が見えないことへの不安が関係している可能性もあります。泣くことだけを理由に昼寝を減らすのではなく、その子の様子に合わせて対応しましょう。
わが家の娘も、1歳前半から2歳前くらいまで、昼寝から起きたときに私がそばにいないと大泣きする時期がありました。
朝は一緒に起きることが多かったのであまり問題にならなかったのですが、昼寝中に私が家事などで離れ、目を覚ましたときに姿が見えないと大泣き。
私がそばにいれば泣かないので、「やっぱり起きる前に戻ったほうがいい?」「昼寝や生活リズムに問題がある?」とよく悩んでいました。
この記事では、1歳・2歳の子が寝起きに泣く理由、わが家で実際に試した対応、昼寝や生活リズムの考え方、いつまで続くのかをまとめます。

1歳・2歳が寝起きに泣くのは珍しいこと?
1歳・2歳ごろは、睡眠だけでなく心の発達も大きく変わっていく時期です。
米国小児科学会(AAP)の保護者向け情報では、乳幼児期の分離不安によって、夜間に目を覚まして親を求めて泣いたり、特定の親を強く求めたりすることがあると説明されています。
これは主に夜間についての説明ですが、分離不安そのものは日中にもみられるため、昼寝後に親の姿が見えないときにも不安が関係している可能性があります。
ただし、寝起きに泣く理由は分離不安だけではありません。泣くタイミングや周囲の状況を分けて考えることが大切です。
昼寝から起きたときに泣く
昼寝から起きた直後は、まだ眠気が残っていたり、途中で目を覚ましたりして不機嫌になることがあります。
さらに、眠る前にはいたママやパパが起きたときに見当たらず、不安になることも考えられます。
わが家の場合は、まさにこのパターンでした。
朝起きたときに泣く
朝の寝起きに泣く場合も、まだ眠い、空腹、喉が渇いた、暑い・寒いなど、さまざまな理由が考えられます。
一方、わが家では朝は私と一緒に起きることが多く、昼寝後ほど泣くことはありませんでした。
ママがいないときだけ泣く
そばにいれば泣かないのに、目覚めたときにママがいないと泣く。
この場合は、単純な寝起きの不機嫌だけでなく、親と離れたことへの不安が関係している可能性があります。
わが家の場合
娘は1歳前半から2歳前くらいまで、昼寝後に私がいないと大泣きすることが多くありました。反対に、起きたときに私が隣にいれば、ほとんど泣きませんでした。
「寝起きが悪い」というより、「起きたときにママがいない」ことの影響が大きかったのかな、と今振り返ると思います。
1歳・2歳が寝起きに泣く5つの理由
寝起きに泣く理由はひとつとは限りません。考えられる主な理由を5つに分けて紹介します。
1.まだ眠くて完全に目が覚めていない
大人でも、目が覚めた直後はぼんやりしたり、「もう少し寝たい」と感じたりしますよね。
小さな子どもは、その不快感を言葉でうまく伝えられません。
そのため、眠気や寝起きの不快感を「泣く」という形で表している場合があります。
2.昼寝の途中で目が覚めた
物音や室温などがきっかけで、まだ眠りたかったタイミングに目を覚ますこともあります。
「昼寝から起きた=十分眠った」とは限らないので、起きた直後の眠そうな様子も見てみましょう。
3.暑い・寒い・喉が渇いたなどの不快感
寝室の温度や明るさ、汗をかいている、喉が渇いているなど、身体的な不快感で泣いている可能性もあります。
いつもと違う泣き方をしているときは、体調を含めて様子を確認してください。
4.起きたときにママやパパがいなくて不安になった
1歳前後は、親と離れると強く不安を感じる「分離不安」がみられることがあります。
AAPでは、分離不安の時期に子どもが夜中に目を覚まして親を求めて泣いたり、どちらか一方の親を強く求めたりすることがあるとしています。
昼寝後に親の姿が見えなくて泣く場合にも、同じような不安が関係している可能性があります。ただし、昼寝後の泣きを分離不安だけで説明できるわけではありません。
5.寝起きの切り替えに時間がかかる
寝起きの様子には個人差があります。
目を覚ましてすぐ遊び始める子もいれば、しばらく抱っこされながらゆっくり目を覚ましたい子もいます。
毎回すぐに機嫌を直そうとするより、「少し時間が必要なのかもしれない」と考えると、親側も対応を選びやすくなります。

起きたときにママがいないと泣くのはなぜ?
「パパがいないときは大丈夫なのに、ママがいないと大泣きする」
そんな様子を見ると、少し心配になるかもしれません。
1〜2歳ごろは分離不安がみられる時期と重なるため、特定の親を強く求めることがあります。
AAPも、分離不安の時期には子どもが親のどちらか一方を強く求めることがあると説明しています。
「ママじゃなきゃダメ=パパとの関係が悪い」「自立できていない」と考える必要はありません。
パパではダメだった?
わが家では、パパが対応しても大丈夫なことはありました。ただ、基本的にはママを求めることが多く、「ママじゃないと泣き止まない」という日もありました。
それでも特別な訓練などをしたわけではなく、成長とともにいつの間にか寝起きの大泣きは減っていきました。
寝起きに大泣きしたとき、わが家で効果を感じた対応
では、実際に寝起きで大泣きしたときはどうすればいいのでしょうか。
わが家ではいろいろ試しましたが、結局いちばんよかったのはとてもシンプルでした。
抱っこして、落ち着くまで待つ。
すぐに泣き止ませようとするよりも、まず安心できるように関わることが、わが家には合っていました。
まずは抱っこして安心できるようにする
起きてすぐ大泣きしているときに、無理に何かをさせようとはしませんでした。
「ママいるよ」などと声をかけながら抱っこして、本人が落ち着いてくるのを待ちます。
すぐ泣き止む日もあれば、抱っこしてもしばらく泣き続ける日もありました。
それでも、泣いている最中に次々と別の方法を試すより、落ち着くまで待つほうがわが家には合っていました。
テレビや好きなおもちゃでは泣き止まなかった
「好きなものを見せれば気分が変わるかも」と思い、テレビやお気に入りのおもちゃで気をそらそうとしたこともあります。
ところが、わが家ではほとんど効果がありませんでした。
今振り返ると、遊びたくて泣いていたのではなく、まず安心したかったのだと思います。
わが家で感じたこと
おもちゃや動画で気をそらす方法が合う子もいると思います。大切なのは「この方法なら必ず泣き止む」と決めることではなく、子どもが何を求めているのか様子を見ることです。
1歳・2歳の寝起き泣きで試したい5つの対応
1.まず安全と体調を確認する
いつもの寝起き泣きだと思っても、まずは子どもの様子を確認します。
- 熱っぽくないか
- 汗をたくさんかいていないか
- 寒そうではないか
- どこか痛そうではないか
- いつもと違う泣き方ではないか
普段と明らかに違う場合は、単なる寝起きのぐずりと決めつけないことも大切です。
2.抱っこや声かけで安心させる
ママやパパを探して泣いているようなら、抱っこしたり、「ここにいるよ」と声をかけたりしてみましょう。
すぐに泣き止まなくても、わが家では落ち着くまでしばらく抱っこすることがありました。
3.すぐに機嫌を直そうとしすぎない
大泣きされると、親としては「なんとか泣き止ませなきゃ」と焦ります。
でも、寝起きの状態から完全に目が覚めるまで、少し時間が必要な子もいます。
安全を確認したうえで、抱っこしながらゆっくり待つという方法も選択肢のひとつです。
4.起きたあとの流れをある程度決める
起きたあとに毎回まったく同じことをする必要はありませんが、ある程度流れが決まっていると親も対応しやすくなります。
たとえば、次のような流れです。
- 起きたら抱っこする
- カーテンを開ける
- 水分をとる
- 少し落ち着いてから遊ぶ
この程度で十分です。子どもの様子に合わせて、できることを取り入れてみましょう。
5.「ママは戻ってくる」と少しずつ経験していく
AAPでは、短時間別の部屋へ行く場合なども、何も言わずに消えるのではなく「すぐ戻るよ」と伝える方法を紹介しています。
まだ言葉をすべて理解できない年齢でも、「ちょっと行ってくるね」「戻ってきたよ」と繰り返すことはできます。
ただし、「ひとりで起きても泣かないように訓練しなければ」と無理をする必要はありません。
昼寝が長すぎる?生活リズムを変えたほうがいい?
私が当時とても悩んだのが、これでした。
娘は少し夜型になっていた時期があり、「昼寝が長すぎるから寝起きに機嫌が悪いのかな?」「夜型になっているなら、昼寝を短くしたほうがいい?」と考えていました。
ただ、寝起きに泣くことだけを理由に、昼寝を短くする必要があるとは限りません。
1〜2歳の睡眠は「1日全体」で考える
American Academy of Sleep Medicine(AASM)では、1〜2歳の子どもの睡眠時間の目安を、昼寝を含めて1日11〜14時間としています。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」こども版でも、1〜2歳児の睡眠時間の目安として、この11〜14時間が紹介されています。
ただし、睡眠には個人差があり、この数字だけで昼寝を短くするべきかは決められません。
「1歳なら昼寝は必ず○時間」「2歳なら○時に起こす」と時間だけで判断するより、次のような点を見てみましょう。
- 夜は無理なく眠れているか
- 朝は起きられているか
- 日中に強い眠気がないか
- 昼寝が遅い時間までずれ込んでいないか
- 1日を通して元気に過ごせているか
昼寝だけでなく、生活全体を見て考えると整理しやすくなります。
昼寝だけでなく、起床・食事・外遊び・就寝まで含めて1日の流れを見直したい場合は、わが家の2歳ごろの実際の過ごし方をまとめた2歳児の自宅保育・1日のスケジュールも参考にしてください。

わが家も生活リズムで悩みました
当時は少し夜型になっていたこともあり、「昼寝が長いのかな」「生活リズムを変えたほうがいいかな」とかなり悩みました。
ただ、娘の場合は私が隣にいれば昼寝後も泣かなかったため、寝起き泣きそのものは昼寝時間だけの問題ではなかったのだと思います。
寝起き泣き対策で無理にしなくてよかったこと
毎回、起きる前にママが隣へ戻る
「起きたときに私がいれば泣かない」とわかると、昼寝から起きそうな時間になるたびに隣へ戻りたくなります。
もちろん、できる日はそれでもいいと思います。
でも、毎回「泣かせないために絶対戻らなきゃ」と考えてしまうと、親の負担も大きくなります。
家事をしていて間に合わず、起きて泣いてしまったら、そのとき抱っこして安心させる。
わが家はそんな対応で過ごしていました。
無理におもちゃやテレビで泣き止ませる
わが家では、好きなおもちゃやテレビはほぼ効きませんでした。
本人が求めているのが「遊び」ではなく「安心」なら、別のものに注意を向けても泣き止まないことがあります。
何かで気をそらすことにこだわらず、ただ抱っこして待つ日があってもよいと思います。
寝起き泣きだけを理由に昼寝を極端に減らす
「昼寝後に泣く=昼寝が長すぎる」とは限りません。
夜の寝つきや起床時間などに問題がある場合は生活リズム全体を見直す余地がありますが、寝起きに泣くという一点だけで睡眠を削るのは避けたいところです。
いつまで続く?わが家は2歳前ごろから自然に減った
「これ、いつまで続くんだろう?」
大泣きされるたびに、私もそう思っていました。
わが家の場合は1歳前半から続いていましたが、2歳前ごろには、気づけば寝起きの大泣きが減っていました。
特別な練習をしたわけでも、ある日突然生活を大きく変えたわけでもありません。
本当に、「そういえば最近泣かなくなったな」という感じでした。
AAPでは、分離不安は子どもの情緒発達の中でみられる段階のひとつとされ、多くの場合は2歳ごろまでに和らいでいくと説明されています。ただし、続く期間や強さには個人差があります。
もちろん、すべての子が同じ時期に落ち着くわけではありません。
「○歳までに泣かなくならなければおかしい」と考えず、気になることがあれば相談しながら、その子の様子を見ていきましょう。
こんなときは寝起き以外の原因も確認しよう
寝起きに泣くこと自体は珍しいことではありませんが、すべてを「寝起きだから」「ママがいないから」で片づけないことも大切です。
次のような場合は、寝起き以外の原因も考えましょう。
- 普段と明らかに違う激しい泣き方をする
- 痛そうな様子がある
- 発熱など体調不良がある
- 夜も何度も目を覚まし、家族の睡眠に大きく影響している
- 睡眠について気になる状態が長く続いている
睡眠や体調について心配なことがある場合は、自己判断だけで済ませず、小児科などに相談してください。
注意・補足|いつもと様子が違うとき
呼吸が苦しそう、反応が悪い、ぐったりしているなど、普段の寝起き泣きとは異なる様子がある場合は、体調面を優先し、速やかに医療機関へ相談・受診してください。
寝起きに泣くという情報だけで、病気や発達の状態を判断することはできません。
親として感じたこと
毎回寝起きに泣かれると、「私の対応が悪いのかな」と考えてしまうこともあります。
でも、泣くことを完全になくすのが目標ではありません。安全を確認し、必要なときに安心できるよう関わりながら、成長を待つという選択肢もあると思います。
まとめ|1歳・2歳の寝起き泣きは「安心+睡眠全体」で考えよう
1歳・2歳の子が昼寝や朝の寝起きに泣く理由は、ひとつではありません。
- まだ眠い、途中で目を覚ました
- 暑さ・寒さなどの不快感がある
- ママやパパがいなくて不安になった
- 寝起きの切り替えに時間がかかる
わが家の娘は1歳前半から2歳前まで、昼寝から起きたときに私がいないと大泣きすることが多くありました。
テレビも好きなおもちゃもほとんど効果がなく、結局いちばん合っていたのは、抱っこして落ち着くまで待つことでした。
当時は昼寝が長いのか、少し夜型になっている生活リズムを直すべきなのかと悩みましたが、寝起きに泣くことと睡眠リズムの問題は分けて考えたほうがよかったと思います。
「また泣いた」と焦るより、まずは体調を確認して、安心できるように対応する。
そのうえで夜の寝つきや起床時間なども気になるなら、昼寝だけでなく1日全体の睡眠を見直してみてください。
わが家のように、成長とともにいつの間にか落ち着いていくこともあります。
参考文献・公的情報
- 厚生労働省「睡眠対策/健康づくりのための睡眠ガイド2023」
- American Academy of Pediatrics / HealthyChildren.org「Separation Anxiety & Sleeping Trouble in Young Children」
- American Academy of Pediatrics / HealthyChildren.org「How to Ease Your Child’s Separation Anxiety」
- American Academy of Sleep Medicine「Child Sleep Duration Health Advisory」
※睡眠時間は目安であり、寝起き泣きの原因を個別に診断するものではありません。子どもの体調や睡眠に心配がある場合は、小児科などに相談してください。