「1歳なのに型はめができない」「穴に入れようとせず、パーツを持ったり投げたりするだけだけど大丈夫?」と気になることがありますよね。
わが家では、生後10か月ごろから型はめのおもちゃに触れていました。
とはいえ、最初から形を見て正しい穴に入れていたわけではありません。はじめはパーツを持ったり、投げたりすることが中心でした。
大人がお手本を見せながら一緒に遊んでいるうちに、はっきりした時期は覚えていませんが、1歳半になる前ごろには自分で型を合わせて入れられるように。最初は丸、その次に四角が入り、三角や星形はまだ難しそうでした。
POINT
型はめは「できる・できない」の二択ではなく、パーツを持つ、入れようとする、簡単な形を入れる、向きを合わせるなど、遊び方が少しずつ変わっていきます。
この記事では、1歳で型はめができないときの考え方や、いつごろからできるようになるのか、できないときの遊び方を、わが家の実体験と公的資料をもとにまとめます。
1歳で型はめができないのは大丈夫?
1歳になったからといって、すぐに形を見分けて正しい穴へ入れられるとは限りません。
型はめで遊ぶには、パーツを手で持つだけでなく、穴を見る、形を見比べる、向きを合わせる、手を動かして入れる、といった複数の動きが必要になります。
そのため、最初は「型はめ本来の遊び方」をしていなくても不思議ではありません。
最初は持つ・投げるだけだったわが家
わが家の場合
型はめのおもちゃを出し始めたのは、生後10か月ごろだったと思います。
最初はパーツを手に持ったり、投げたりすることが中心。穴の形を見ながら正しい場所へ入れるような遊び方は、まだしていませんでした。
当時は「できないけど大丈夫かな」と特に強く気にすることもなく、本人なりの遊び方をそのまま見ていました。
型はめはいつからできる?「○歳ならできる」とは決められない
「型はめは何歳からできる?」と検索すると、具体的な月齢が気になるところです。
ただし、今回確認した最新のこども家庭庁の乳幼児健康診査資料では、「1歳○か月で型はめができること」を単独の判定基準にはしていません。
1歳6か月児の手指の発達については、おもちゃや道具を用途に合わせて操作できるか、指の使い方や両手の協調、手と目の協調などを確認するとされています。
また、診察の場ですべての行動を確認できるとは限らないため、普段どのように遊んでいるかを保護者への問診で確認することも示されています。
MEMO
「1歳半までに型はめができなければいけない」という一律の基準ではありません。できる形や遊び方、興味の向き方にも個人差があります。
わが家は10か月から遊び、1歳半前に型を合わせられるように
わが家の変化を振り返ると、型はめを出した直後から急にできるようになったわけではありませんでした。
- 10か月ごろ:パーツを持つ・投げる
- その後:大人が型にはめるところを見せる
- 1歳半前ごろ:自分で形を合わせて入れる
- 最初は丸、その次に四角
- 三角や星形は最初は難しかった
正確に何歳何か月でできたかまでは覚えていませんが、1歳半より前には「型を合わせて入れる」という遊び方になっていました。
特別な練習をしたわけではなく、親が目の前でお手本を見せる程度です。
そのころは型はめだけに取り組んでいたわけではなく、積み木やピタゴラス、アンパンマンのよくばりボックスなど、いろいろな知育玩具で遊んでいました。

丸はできるのに三角・星ができないのはなぜ?
わが家では、最初に入れられたのが丸で、その次が四角でした。
一方、三角や星形は最初は苦戦していました。
丸は向きを合わせる必要が少ない
丸は、パーツと穴の位置が合えば、回転させても形が変わりません。
そのため、型を合わせ始めたばかりの時期には取り組みやすい形のひとつです。
三角や星は「向き」を合わせる必要がある
三角や星形は、同じ形の穴を見つけても、角の位置まで合わせないとうまく入りません。
「丸はできるのに、三角ができない」という場合でも、単純に型はめそのものができないとは限りません。
実際に見ていて感じたこと
わが家でも、丸が入るようになったあと、四角、三角・星形と少しずつ難しそうになっていました。「型はめができるようになった日」が1日だけあるのではなく、形によって段階的にできるようになった印象です。

1歳で型はめができないときに試したい5つの遊び方
型はめがまだ難しそうなときは、「できるまで繰り返させる」より、少し遊びやすくしてみる方法があります。
1.大人がお手本を見せる
わが家でしていたのは、まず大人が目の前で型にはめて見せることです。
言葉だけで「ここだよ」と教えるより、実際にパーツを持って穴へ入れるところを見せていました。
2.最初は丸など入りやすい形から
複雑な形が難しそうなら、まずは丸など向きを細かく合わせなくても入りやすい形から遊んでみる方法もあります。
わが家も丸からできるようになりました。
3.パーツをたくさん出しすぎない
型がたくさんあるおもちゃなら、最初からすべてを使わなくてもOK。
選ぶものが少ないほうが、パーツと穴を見比べやすくなることがあります。
4.難しいときは向きを少し合わせて渡す
穴は合っているのに向きだけが違う場合は、大人が少し向きを整えてから渡してみるのもひとつです。
全部入れてあげるのではなく、「あと少し」のところから本人に動かしてもらうと遊びやすくなります。
5.やりたがらなければ別の遊びへ
型はめに興味を示さない日は、無理に続けなくても大丈夫。
わが家では、積み木やピタゴラスなど、そのとき本人が遊びたがるものでも遊んでいました。
POINT
型はめを「できるようにする練習」にするより、親子で遊ぶ選択肢のひとつとして取り入れるほうが続けやすいと感じました。
型はめをやらない・興味がないときは?
「できない」だけでなく、「そもそも型はめで遊ばない」ということもあります。
まだ遊び方がわからない
パーツを持つことはできても、「同じ形の穴へ入れるおもちゃ」と理解していない段階かもしれません。
そんなときは、大人がお手本を見せるだけでも十分です。
今は別の遊びのほうが好き
1歳ごろは興味の移り変わりもあります。
型はめより積み木が好き、ボタンを押す遊びが好き、磁石のおもちゃが好きなど、興味が違うこともあります。
しばらくしまっておき、少し経ってからまた出してみるのもいいでしょう。
今使っている型はめが難しい
形の種類が多い、穴が見つけにくい、向きを細かく合わせる必要があるなど、今の段階には少し難しい可能性もあります。
型の種類を減らしたり、簡単な形だけで遊んだりすると、取り組み方が変わることもあります。
型はめと積み木、どちらが先にできる?
型はめと積み木はどちらも手を使う遊びですが、必要な動きは少し違います。
- 積み木:位置を合わせて、上へ重ねる
- 型はめ:形と穴を見比べ、必要に応じて向きを変えて入れる
そのため、「積み木が先」「型はめが先」と一律に考える必要はありません。
わが家では積み木も1歳ごろから遊んでいました。最初は握る・投げる・崩すことが多く、1歳1か月ごろに1個の上へもう1個を置き、1歳3か月ごろには2〜3個積めるようになっています。
積み木について「まだ積めないけど大丈夫?」と気になる場合は、1歳で積み木を積めないときの目安と1歳半健診についてまとめた記事も参考にしてみてください。
1歳向けの型はめを選ぶときのポイント
これから型はめを用意するなら、商品数を増やすより、今の子どもが扱いやすいものかを見て選びたいところです。
形の種類が多すぎない
初めてなら、たくさんの複雑な形があるものより、丸や四角などわかりやすい形から遊べるもののほうが取り組みやすいでしょう。
パーツを持ちやすい
1歳ごろは、型にはめる以前に、パーツそのものを持って遊ぶこともあります。
子どもの手で扱いやすいサイズか、対象年齢に合っているかを確認しましょう。
対象年齢や注意事項を確認する
型はめ玩具は商品によってパーツの大きさや対象年齢が異なります。
購入時には、メーカーが示している対象年齢や使用上の注意を確認してください。
1歳半で型はめができないと発達が遅い?
1歳半が近づくと、「まだ型はめができない=発達が遅いのでは」と心配になることもあると思います。
ただし、今回確認した最新の乳幼児健康診査の身体診察マニュアルには、「型はめができない」ことだけを判定する基準は記載されていません。
1歳6か月児健診では、歩行や言葉、コミュニケーション、手指の使い方、日常の遊びや生活行動など、さまざまな面から子どもの発達を確認します。
手指の巧緻運動では、おもちゃや道具を用途に合わせて操作することや、積み木を積む動作などから、指の使い方・両手の協調・手と目の協調などを見ます。
注意
型はめひとつだけで発達全体を自己判断する必要はありません。一方、型はめ以外にも言葉や歩行、人とのやりとり、遊び方などで気になることがある場合や、保護者自身が心配している場合は、1歳半健診や自治体の相談窓口、小児科などで相談してください。
1歳の型はめについてよくある質問
型はめは何歳からできますか?
「○歳○か月なら必ずできる」という一律の基準はありません。
わが家では10か月ごろから触り始め、最初はパーツを持ったり投げたりし、1歳半前ごろには形を合わせて入れられるようになっていました。
1歳半で型はめができなくても大丈夫?
最新の乳幼児健診資料では、型はめができること自体を1歳半健診の単独の判定基準にはしていません。
普段のおもちゃの扱い方や、ほかの発達の様子も含めて見ていきます。心配なことがあれば、1歳半健診で普段の様子を伝えて相談しましょう。
丸しか入れられなくても大丈夫?
丸と三角・星形では、必要な向きの調整が違います。
わが家も最初は丸、その次に四角で、三角や星は難しそうでした。すべての形が同時にできるようになるとは限りません。
型はめに興味を示さないときは?
無理に遊ばせず、積み木やほかの知育玩具など、今興味を示している遊びを楽しんでもいいでしょう。
少し期間を空けてから型はめを出すと、以前とは違う遊び方をすることもあります。
型はめは練習させたほうがいい?
わが家では特別な練習はしていませんでした。
大人がお手本を見せながら一緒に遊び、難しそうなら別の遊びに移るくらいでした。「できるまでやらせる」より、遊びの中で触れる機会を作るくらいでもよいと思います。
まとめ|1歳の型はめは「全部できるか」より遊び方の変化を見てみよう
わが家では、生後10か月ごろから型はめのおもちゃで遊び始めました。
- 最初はパーツを持つ・投げるだけだった
- 親がお手本を見せて一緒に遊んだ
- 1歳半前ごろには型を合わせて入れられるようになった
- 最初は丸、その次に四角ができた
- 三角・星形は最初は難しかった
- 型はめだけを練習せず、積み木やピタゴラスなどでも遊んでいた
「1歳なのに型はめができない」と感じても、パーツを持つ、穴に近づける、入れようとする、簡単な形だけ入るなど、その途中にもいろいろな変化があります。
型はめだけにこだわらず、そのとき本人が楽しんでいる遊びも一緒に見ていくと、少しずつ変わっていく様子に気づきやすくなります。
参考文献・参考資料
- こども家庭庁「こども家庭科学研究成果(マニュアル等)」
- こども家庭庁掲載「改訂2版 乳幼児健康診査 身体診察マニュアル」
- こども家庭庁「乳幼児健診に関する取組み」
※本記事は筆者自身の育児経験と公的資料をもとに作成しています。子どもの発達には個人差があります。発達について心配なことがある場合は、乳幼児健診や自治体の相談窓口、医療機関などへご相談ください。